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レコードプレーヤーQL-7の小改造

昨年ヤフオクで落札したレコードプレーヤーQL-7は相変わらず快調に動作しています。家に来てからもう1年を過ぎたところで、ちょっとした改造をしてみました。

裏返すとこんな具合になっています。筐体は厚手の板を組み合わせた単純なもので裏板もありません。強度的にどうなのというのはありますが、この手のプレーヤーにありがちな薄手の裏板で共振しやすいものよりは、ない方が音質的に良いと思います。

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トーンアームの下にはシールドケースがあり、そこから直接アームコードが出ています。インシュレーターは金属ダイキャスト・ハウジング。その中身はコイルバネとゴムカップの組み合わせで、このゴムカップが経年劣化で(筐体を横にする時にインシュレーターを極度に曲げてしまったりすることで)切れてしまいます。今回筐体を立てたり横にしたり裏返したりの最中にやってしまいました。切れ具合の差こそあれ全滅とあいなりました(涙)。

トーンアーム部のシールドケースはアームのアースとモーターのアースが共締めされています。

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プレーヤーのアームコードは普通アース線付なのに、このプレーヤーはアース線がありません。なので、モーターのアースの先に単独のアース線が繋がっていて、それをアース線として(フォノイコライザー)アンプに繋ぎます。シールドケースを外すとこんな具合になっています。

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アームから出る細い線とアームコードは縦ラグを介して接続するという手作り感です。今回の小改造はこのアームコードを交換します。アームから出る細い線が老眼の私には識別しづらくて難儀しました。

せっかくばらすので、アームを外してバランスウエイトの垂れ下がりも修正しましょう。アームベースはアルミダイキャストのしっかりしたものです。外からは見えないようにちょっと肉厚をケチっていますが良しとしておきましょう。

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バランスウエイトの垂れ下がりを修正しようと、ウエイトの軸を外したまでは良いのですが、ネットで修正方法を指南していたものとは違って、垂れ下がりの原因となる軸に挿し込まれているいるゴムが外せないのでした。

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これではゴムの位置を上下入れ替えて垂れ下がりを修正できません。しょうがないのでなにもせず元に戻しました。このアームはアームベースに固定する部分がプラスチックモールドです。こういう部分にプラスチックを使うことを嫌う人には、安物アームと写るかもしれません。強度的には劣るのでしょうけれど、金属でガッチリ固めてないところが、かえって元気で素直な音に繋がっているのではないかと思っています。

もうお分かりでしょうけれど、単体売りしていたトーンアームUA-5045とは別物です。やはりここはレコードプレーヤー搭載品として、コストを抑えるようになっているのはやむを得ないところです。性能的にはそれほど劣っていないと推測します。

アームを取り付けてアームコードの交換です。アームコードには秋葉原で売っていたアース線付きのOFC導体RCAコードを使います。私は10年位前にもQL-7を一時所有したことがあります。その時もアームコードを交換したのですが、実はその時半分に切った残りをとってあったので、今回それを使います。アームから出る細い線を縦ラグに絡めるのに難儀しました。

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交換するアームコードのアース線もここで接続しました。半田の見た目は悪いのですがきちんとくっついています。シールドケースを元に戻して作業完了。

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アームコードのプラグはプラスチックモールド。OFCとは言っても高純度の物ではなく普通の物です。

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このプレーヤーにはこのくらいの仕様のものが適していると思います。これでも必要十分な良い音です。こういうところにバランスを欠いた高級品を使うのは愚の骨頂。

ということでセッティングして試聴。インシュレーターのゴムは一部分が切れていますが、まあ何とかこのまま使用可能。ハムノイズが増えたのでチェックすると、モーターのアースが繋がっているとダメらしく、トーンアームのシールドケースに共締めした部分も外して、完全に繋がないようにしました。

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カートリッジはDL-103R、ヘッドシェルをデノン定番PCL-3からオルトフォンのガッチリしたLH2000に交換してあります。これだとこのアームでバランスが取れるギリギリの重量。アームコードをOFCにしたことにより、高音がきれいにしっかり出る感じになりました。高級品ではないけれど、これはこれでレコードの良さを引き出せていると思います。

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