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CA-800Ⅱのメンテナンス その1

ヤフオクで落札したYAMAHAのCA-800Ⅱを少しメンテナンスしました。このアンプは木製ケースなのでシールドが効きません。なので、内部のフレームにシールド構造を備えています。

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中央右側の鉄板に覆われた部分にフォノイコライザー基板があります。下はプリアンプ部でここも鉄板で囲んでいます。つまり小信号を扱う部分は鉄板で囲んでシールドしているのです。パワーアンプ部は左右に分けて実装してあります。ここはシールドなし。電源トランスは1個でそれなりに大きいもの。コンデンサは10000μFが2本。特別強力な電源部というわけではありません。

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下からみるとがっちりしたフレームであることがわかります。へこんだ部分にあるのが定電圧電源/スピーカー保護回路基板。このアンプはA級増幅とB級増幅が切り替えられます。その切替スイッチにはマイクロスイッチを使用。トランスの真下には木製ケースと固定するネジが切られています。つまり木製ケースとの固定は4隅のネジとトランス下のネジの計5個で行います。

これはとりあえずパワーアンプ部と定電圧電源/スピーカー保護回路部のみをメンテすることにして、先日上京の際に秋葉原で部品を揃えました。ところが今回は交換部品をリストアップする際にいくつかミスがあり、バイポーラ電解コンデンサが必要なところに普通の電解コンデンサを入手してしまったり、電解コンデンサの耐圧が低いものを入手してしまったりという具合。しょうがないので通販で部品を再購入するはめに。トホホ。

まずは定電圧電源/スピーカー保護回路基板のメンテナンスをしました。電解コンデンサの被覆が縮んでいたのはこの部分の放熱性の悪さのためでしょう。バイポーラ以外は105℃仕様のものに交換。リレーはDC12V/2C接点です。ここは基板実装スペースの高さ制限があるため、リレーソケットとソケット用パワーリレーは実装できません。基板実装タイプの新品リレーが入手できたのでラッキーでした。この基板の全半田付けもやりなおしました。ヒューズ抵抗は5個あります。これが切れると入手がやっかい。

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続いていつものとおりスピーカー端子をバナナプラグ対応のものに交換。これは端子間がかなり狭いでので、スピーカーケーブル接続でショートしないように注意が必要です。アルミ板を切って黒色塗装して使用しています。近くの電源トランスとのクリアランスはぎりぎりセーフでした。

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スピーカー端子は@150円の安いもの。これで十分です。RCAジャックは磨きましたがサビが浮いたりして表面はデコボコ。ここは深追いしませんでした。一応接触不良なくつなぐことができています。今回のメンテナンスはこれだけ。

パワーアンプ部のアイドリング電流と出力オフセット電圧を再調整しました。ネット上を探すとCA-800とCA-1000Ⅱのサービスマニュアル(英語版)があるので、それを参考にして調整しています。残念ながらCA-800Ⅱのものはありません。パワーアンプ部の回路や部品配列はCA-1000Ⅱと同じですが、電源電圧やトランジスタの定格などは低くなっています。

B級増幅のアイドリング電流は安定していますが、A級増幅では右チャンネルのアイドリング電流が若干不安定です。ここはA級増幅を使用しない方が安全でしょう。B級増幅でも特に音質に不満はありませんし、夏は発熱が多いA級増幅にする気にはなりませんからそれで良いです。

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で、ラックに乗せて聴いてみました。いつものようにパワーアンプとして使用しています。ここまでJA-S75、KA-7300D、AU-607と聴いてきましたが、このCA-800Ⅱが一番私好みの音で鳴ります。充実した中音を中心に適度に伸びたはっきりした高音としっかりした低音で、帯域バランスがとても良いです。一言で言うと濃い音。クォードのスピーカーに合っているとも言えます。

そういえば昔使っていたA-950の音もかなり気に入っていたし、10年くらい前にはヤフオクでA-950を再度入手して音の良さを確認。A-750も同じくヤフオクで入手して音は気に入りました。B-4もヤフオクで入手後メンテして、不定期のノイズが発生するまで使っていました。C-2aもサブ機として昨年まで使っていました。YAMAHAアンプの音は私と相性が良いのかも?

デザイン優先で落札したのに、パワーアンプ部の音が気に入ったので手元に残しておきたいアンプになりました。特に問題はないのでこのまま当分使用して、パワーアンプ基板のメンテナンスはいずれまたということにします。

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