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ジャズ喫茶「A&F」の遺産

だいぶ前にもこのネタについて書いたのですがもう一度書きます。タイトルはちょっと大袈裟かも(笑)。吉祥寺にあったジャズ喫茶の名店「A&F」が閉店した時、お店のCDが吉祥寺ディスクユニオンで一挙に販売された時がありました。その時に買ったCDが「A&F」の遺産というわけ。

P139 ロバート・スチュワート『ザ・フォース』(1996年rec. Quest Records)です。メンバーは、ロバート・スチュワート(ts,fl,syn)、エド・ケリー(p)、レジナルド・ヴィール(b)、ジェフ・”テイン”・ワッツ(ds)です。基本的にはワン・ホーン・カルテット。時々シンセのストリングス・オーケストラやエフェクト音が加わってサウンドに彩を添えています。

スチュワートは癖がある独特の節回し。サブ・トーンも”ズズズッ”って感じ。スピリチュアルなサウンドに乗せて、演歌のコブシを効かせるようにテナーを朗々とコテコテに吹いていきます。買った直後に聴いた時はこの癖が何か耳にこびり付いてしまい、何度も聴く気が起きなくなりました。とはいえ、「A&F」の遺産という意味で貴重なので売らずに手元に置いておきました。

久しぶりに聴いたのですが、結構このコテコテ・サウンドが良い(笑)! バラードにおけるサブ・トーン”ズズズッ”も悪くありません。男の色気溢れるテナー。最近はこの人の名を聴きませんが、どうしているのでしょうか? ワッツのダイナミックなドラミング、ヴィールの”ゴリンゴリン”ベース、2人に比べるとちょっと大人し目のケリーのピアノ、なかなか気持ち良いです。

さて、「A&F」の遺産の貴重なポイントを披露します。それは裏ジャケットにあります。

P140

曲名の頭のいくつかにマジックで印が付けてあります。多分これはお店でかける曲なのだろうと思います。CD全部を垂れ流すわけにはいかないので、LPレコードで言えば片面に相当するくらいの時間分、このCDからピックアップしてお客さんに聴かせてあげようというわけ。A&Fのマスター大西さん、結構マメな人なのだろうと思います。こういうマメな人って女性にはもてるはず(笑)。

ケースやライナーがタバコのヤニで黄色っぽくなっていたりするのもジャズ喫茶のCDらしいところ。タバコを吸わない私は、ケースをプラスチック・クリーナーと無水エタノールでクリーニングしたのは言うまでもありません。ただし印が消えないようにしました。

今、A&Fの遺産は4枚持っています。実は1枚だけ売ってしまいました。なのでセールの時には5枚買ったのです。もっとたくさん買っておけば良かったかも?

アルバム名:『the force』
メンバー:
Robert Steweart(ts, fl, syn)
Ed Kelly(p)
Reginald Veal(b)
Jeff "Tain" Watts(ds)

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