JA-S75メンテナンス 補足
夜中に気になる暗騒音。その原因は少し出ているハムノイズではありませんでした。電源トランスの唸りだったのです。そういえば、直熱真空管アンプのハムノイズは結構出ていたりしたのですが、その時はあまり気にならなかったのでした。どうして今回気になるのか不思議ではあったのです。
今回の電源トランスの唸り、たとえ低いレベルでもアンプ筐体やラックまでもが振動の影響を受けて発音体になってしまうから気になるのでしょうね。ネットで調べると商用電源(AC100V)の波形の非対称性に起因するようです。でも今までこのような唸りを発するものはなかったので、やはりトランスの経年劣化(絶縁劣化)によるところが大なのかも? 今までトランスの唸りが気になったのは唯一アンプジラだけです。あれも古いアンプでした。
AC100Vがトランスに入る前にダイオードによる対策も可能なようです。でもそこまでやるのは面倒。とりあえず前に自作して解体したアンプのゴム脚がとってあったので、このゴム脚に交換してお茶を濁すことにしました。元々付いている脚はプラスチックのチープなものなので、ゴム脚に変えたところで特に問題はないでしょう。ゴム脚に変えたらどうにか許せる範囲に治まる感じです。
ハムノイズに話を戻すと、試聴にはほぼ支障ありませんが右チャンネルに多く出ているのはちょっと気になります。何らかの部品劣化によるものなのでしょうね。整流用ダイオードの劣化なのか、トランジスタそのものの劣化なのか、それともフィルムコンデンサの劣化なのか、悩ましいところです。トランジスタそのものを交換するとなるとやっかいです。当面放っておくことにします。
さて、話はちょっと変わりまして、自作したヘッドホンアンプはエージングが進んで益々快調です。特に気にせず音楽に安心して浸れるのは嬉しい限りです。
ヘッドホンアンプは今こんな具合に置かれています。プリアンプ系をこの場所に集合させました。左下のプリアンプ、左上のフォノイコライザーアンプ、右下のヘッドホンアンプ、全てぺるけさんの設計によるアンプになってしまいました。ちなみに右上はFRのMCトランスでもちろん既成品。アンプの下に敷いてあるのはデュポン・コーリアンのボード。私は長岡(鉄男)教徒なので、鉛インゴットがアンプやCDプレーヤーの上に乗っかってます(笑)。
オーディオネタばかりですいません。m(_ _)m
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