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ルドレシュ・マハンサッパの新譜

フォローしているアルト・サックス奏者の新譜を紹介します。

P178ルドレシュ・マハンサッパ『Gamak』(2012年rec. ACT)です。メンバーは、ルドレシュ・マハンサッパ(as)、デヴィッド・フュージンスキー(el-g)、フランソワ・ムタン(b)、ダン・ワイス(ds)です。マハンサッパはインド系アメリカ人。現代先端ニューヨークのインド系一派として活躍しています。アクト・レーベルに移籍してから2作目のリーダー・アルバム。前作からは約1年半ぶりくらい。

今回は変態ギタリストのフュージンスキーとやってます。この人は上原ひろみのソニックブルームに参加していたので日本でも人気がありますよね。フレットレス・ギターを使って変態的なグニョグニョ・メロディーを弾くのが面白い人。今回は、マハンサッパのインド系メロディーに見事に絡み付き、アルト・サックスとギターがグニョグニョ・グニュグニュとメロディーをねじ込んできます。

ベースは自分のバンドのムタン・リユニオン・カルテットでのコンテンポラリー・バップから、マンハッタン・ジャズ・クインテットのオーソドックスな演奏までこなすフランソワ・ムタン。フランス人ですが、現代は主にニューヨークで活動。私はこの人の男気溢れるゴリゴリなベースが好きです。マハンサッパの『APEX』で以前共演しています。

ドラムのダン・ワイスは複雑な変拍子を難なくこなす現代派ドラマー。マハンサッパのこれまでのアルバムに参加していたデミオン・リードの手数が多いパワフル過ぎるドラミングと比べるとちょっぴりパワー・ダウンしているかもしれません。でも整理されたリズムはこのバンドのサウンドには適しているように思います。

冒頭から変拍子とインド系メロディーが炸裂します。ジャズというよりはロック・スピリットを感じるパワフル演奏。あっけらかんとやってます。こういうのは細かいことを考えずサウンドを浴びるのが良いと思います。ただ全体を通すといまいち一本調子なんですよね。スロー・ナンバーや短い曲を混ぜたりして緩急はあるものの、もう一工夫ほしい気がします。全曲マハンサッパが作曲。

期待して聴いたのですがこのメンバーならではの想定範囲内。マハンサッパとフュージンスキーは調和し過ぎな感じかも? 私としては想定外の化学変化がほしかったです。まあこういうのは好きですけどね。

アルバム名:『Gamak』
メンバー:
Rudresh Mahanthappa(as)
David Fuczynski(el-g)
Francois Moutin(b)
Dan Weiss(ds)

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コメント

1月末に届いたアルバムをやっと聴くことができました。彼のリーダー作は初体験で、デヴィッド・フュージンスキー買いをしましたが、個人的にはこのアルバム、けっこうハマりました。2人の相性はいいし、ドラム、ベースも強力です。割と強いと思いましたけど、さらにもう少しインド色が強くなると、なんて想像もしてしまいました。

TBさせていただきます。

投稿: 910 | 2013年3月16日 (土) 11時56分

910さん

こんばんは。

>彼のリーダー作は初体験で、

マハンサッパはなかなか良いです。私は一押し。

>デヴィッド・フュージンスキー買いをしましたが、

そちらの筋で買う人の方が多いかもしれません。

>2人の相性はいいし、ドラム、ベースも強力です。

私もそう思います。

>割と強いと思いましたけど、さらにもう少しインド色が強くなると、なんて想像もしてしまいました。

インド色があまり強くなるとやっぱり拒否反応は起きますよね。
異色なテイストくらいの範囲に収まってほしいとは思います。

>TBさせていただきます。

TBありがとうございます。

投稿: いっき | 2013年3月16日 (土) 18時52分

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