こんなの買いました。
先日上京した際に、吉祥寺のディスクユニオンで見つけたレコードを紹介します。久しぶりに吉祥寺のユニオンへ行ったら店内の陳列棚の配置がかなり前の状態に戻っていました。ただしCDやレコードの並んでいる順序は変わっていました。
レッド・ロドニーの『ファイアリー』(1957年rec. signal/キング)です。メンバーは、レッド・ロドニー(tp)、アイラ・サリバン(ts,tp)、トミー・フラナガン(p)、オスカー・ペティフォード(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)、エルビン・ジョーンズです。極オーソドックスなハード・バップ。なんでこのレコードを買ったかというと、後藤雅洋さん著「一生モノのジャズ名盤500」に掲載されていたから。
「一生モノのジャズ名盤500」の紹介文を引用させていただきます。
かなり通好みの「幻の名盤」だが、難解だったり地味すぎたりというわけではなく、ふつうにいい演奏だと誰でもわかるだろう。チャーリー・パーカーのサイドマンを務めた輝かしい経歴を持つ白人トランペッター、レッド・ロドニーの代表作に挙げて間違いのない作品である。ごくオーソドックスのスタイルながら、素直な感情表現が好感を呼ぶ。
毎度のことながら明快な紹介文です。文章のまんまの内容。こういうアルバムを知っているのがジャズ喫茶のマスター。
日本盤のLPで¥900でした。たすきには「LP絶対支持の愛すべきジャズ・ファンに贈る 最後のジャズLP part3 オリジナル盤(時代の音)の忠実な再現(キング技術陣によるスペシャルカッティング) 完全限定盤 この時代のジャズが持っていた熱気は、黒人だけのものではありません。チャーリー・パーカーが惚れ込んだ白人バップ・トランペッター、レッド・ロドニーが残した渾身の名アルバムです。」とあります。
厚みがありながら柔らかい良い音です。こういう音はやっぱりレコードにしか出せません。この時代のジャズはやっぱり良いですよね。色々なジャズを聴きますが、こういうのを聴くと、「やっぱりジャズはこれなんだよね。」と思ってしまうのがジャズファンってやつではないでしょうか。
私が好きなドラマー、2人のジョーンズがいます。A面がフィリー・ジョーでB面がエルビン。う~ん、贅沢な。心地良いスイングを聴かせるフラナガンのピアノ、図太いペティフォードのウォーキングベース、いいですな~。その上でロドニーとサリバンが腰の据わった吹奏を聴かせます。名盤ですよね。確かに。
「一生モノのジャズ名盤500」の第1章「これがジャズだ!」の中の1枚!
アルバム名:『FIERY』
メンバー:
Red Rodney(tp)
Ira Sullivan(ts, tp)
Tommy Flanagan(p)
Oscar Pettiford(b)
Philly Joe Jones(ds)
Elvin Jones(ds)
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