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この本はなかなか面白かった。

最近はヒップホップのアルバムを紹介していないのですが、相変わらずたまにはヒップホップを聴いていて、手元に紹介していないアルバムが5枚あります。まあ、気が向いたらまた紹介しようと思います。

今日はヒップホップに関連する本の話です。私は最近メチャクチャ遅読なので、これなんかは電車で移動中とかに読み進める程度で、結局読み終えるまでに半年くらいかかってしまいました(笑)。

P160

「ヒップホップはアメリカを変えたか?」、なかなか面白い本でした。

アメリカ社会におけるヒップホップの意義、ヒップホップを取り巻く音楽業界との係り、ヒップホップと政治の係りなど、ヒップホップとは一体どういうものなのかを知るのにはとても良い本です。私は基本的に音(楽)に興味があるのですが、この本にあるようなアメリカ社会におけるヒップホップの全体像を知っておくのも悪くないと思いました。

ヒップホップが「ビルボード」のヒットチャートを占める巨大音楽ビジネスになるために、「サウンドスキャン」という統計システムが大きな役割を担った話、白人ラッパーのエミネムの成功話、カリフォルニア州の刑務所コンビナートの存在、ヒップホップ世代の政界進出など、私が知らなかったアメリカのここ30年くらいの姿が見えてきて面白かったです。

アメリカのヒップホップ世代/カルチャーが日本のアニメ/オタク世代/カルチャーに被って見えるのは気のせいか? アメリカ社会の問題は日本社会の問題と共通する部分が多々あり、色々考えさせられます。

ヒップホップ好きは必読の本だと思います。

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