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JR・モンテローズが素敵です。

CD、レコード棚から1枚紹介。

P127フレディ・デロンド『スポンテニアス・エフォート スペシャル・ゲスト・JR・モンテローズ』(1989年rec. Igloo Productions)です。メンバーは、ミシェル・ハー(p)、フィリップ・カテイリーン(g)、JR・モンテローズ(ts)、ヤン・デ・ハース(ds)、フレディ・デロンド(b)です。これはもうモンテローズがいるということで買った1枚。

イグルー・レーベルは現代ベルギーのジャズ・マン/ウーマンを紹介する良質レーベル。いずれもピアニストですが、ナタリー・ロリエ、エリック・レニーニ、イワン・ポダート、ミシェル・ハーなどがここからアルバムを出しています。私はナタリー・ロリエが特にお気に入り。そういえばロリエの最新作をまだ買っていなかったような気が・・・。

さてこのアルバム、リーダーでベーシストのフレディ・デロンドは全く知らなかったのですが、好きなモンテローズに惹かれて買いました。ピアノはハーで、ギターのカテリーンがいるのもポイント高いです。ドラマーのハースはヴィブラフォンも上手で、ヴァイブのアルバムも出しています。私はDEWERFレーベルの『ドゥーイング・マイ・シング』を持っています。

やっぱりモンテローズが良いですね。切迫感のある吹奏がこの人の魅力です。最高峰は『ザ・メッセージ』の1曲目《ストレート・アヘッド》だと思いますが、ここでもその流れを汲んだ吹奏が聴けます。スタッカートでちょっぴりたどたどしく不器用に熱く語りかけてくれます。そこに漂う哀愁が魅力の一つなんですよね。

ハーのピアノはどちらかと言えば硬質でカッチリ美的なプレーを聴かせています。カテリーンは一部の曲に参加してしっかりしつつも哀愁漂うギター。ドラマーのハースはフレキシブルなドラミングで緩急自在にビートを刻んでいます。そしてリーダーのデロンドは欧州ベーシストらしいくテクニックは文句なく、ソロにバッキングに音楽性溢れるプレーを見せてくれます。

モンテローズの曲が4曲、デロンドの曲が2曲、デロンド/ハーの共作が1曲、スタンダード2曲《ファッツ・ニュー》《オール・ザ・シングス・ユー・アー》、《アランフェス協奏曲》の全10曲。ベタなスタンダード2曲でのモンテローズがいいですよ~。特に後者はカテリーンとモンテローズの掛け合いが素敵です。

ラスト《アランフェス協奏曲》は冒頭のモンテローズのカデンツァからもう切々と熱く語りかけてきます。途中からはテンポアップしてスピリチュアルに朗々と、でラストはまたカデンツァ。胸に迫るののを感じます。スタンダードだけでなくもちろんモンテローズのオリジナル曲も良いのであります。

90年代前夜、アメリカのジャズに引けを取るところなどない欧州ジャズの良心的ハードバップが聴けるアルバムです。

アルバム名『Spontaneous Effort』
メンバー:
Michel Herr(p)
Philip Catherine(g)
JR.Monterose(ts)
Jan De Hass(ds)
Freddie Deronde(b)

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