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2012年12月

今年もありがとうございました。

拙ブログをお読みになって下さった皆様。

どうもありがとうございました。

今年もとうとう最終日。

年々1年が過ぎるのが速く感じる今日この頃です。

来年も新譜をマイペースで聴いていきたいと思います。

新譜を聴かないと今ジャズと共に生きている気がしませんから。

音楽を生み出している人達を応援していきたいです。

微力であることは重々承知のうえ。

自己満足であろうとも、やっちゃうもんね(笑)。

単純に音楽を聴くことが楽しいから続けてます。

ブログも書くのが面白いから続けてます。

オーディオの方も懲りずに何か進展させてゆくでしょう。

来年もよろしくお願い致します。

良いお年を!

Photo

<追加>

この歌が凄く気に入ってしまった!

前半部分はパフュームっぽいところがある。
サビの部分は原田真二?(笑)

転校生が急に注目する存在に。

ポップな曲に怖い歌詞がついてる歌があった。めちゃくちゃアバンギャルド!

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カシオペアのレコードを買ってみた。

別にジャズに固執しているわけではないので、ピュア・ジャズ・ファンからはあまり好かれないジャパニーズ・フュージョンも聴いて楽しんでます。ということで今日はカシオペア。

昔はもっぱら車のB.G.M.として重宝させていただきました。何度も書いていますがレンタルCDをカセットにダビングしていました。今もカセットは残っています。カセットは少し傷んでいることもあり、まともな音源を持っていたくて、昔のものはレコードを少しずつ揃えています。

しばらく前に、時々見ているネットレコード店舗を覗いてみたら、年末セールをやっていたので衝動的にカシオペア2枚とスクエアー3枚をまとめ買いしてしまいました。今日紹介するのはその中の1枚。

P147カシオペア『ジャイヴ・ジャイヴ』(1983年、ALFA)です。メンバーは、野呂一生(g,guitar synth,linn drum computer,per)、向谷実(key,syn,p)、桜井哲夫(el-b)、神保彰(ds,linn drum computer,per-syn)、他です。ロンドンでの公演の折にロンドンのスタジオで録音されたアルバムです。

タスキを見ると「新たなるジャズ・ファンクの雄として、ロンドン子を震撼させたカシオペアの、これはまぎれもなく世界制覇をもくろんだ衝撃のアルバム!!」なんて、大袈裟な文字が並んでいます(笑)。私が車のB.G.M.として聴いていた頃は、アルバムの背景みたいなものは全く気にしていなかったので、今初めてこのようなことが分かった次第。

カシオペアのアルバム(カセット)は何枚か持っていて、その中で好きなものと嫌いなものがあるのは当然のこと。この『ジャイブ・ジャイブ』は好きなアルバムだったのですが、その理由がタスキの宣伝文から分かりました。”ファンク”だったのです。私、ファンクが好きだというのはブログに何度も書いていますよね。結局それなのです。

過去の音を改めて聴くと自分の好みがあぶり出されるというのはもう何度も体験していて、今回もまた同じことを体験してしまいました。

さて、久しぶりにアルバムを通して聴いていてみると、”何これ、メチャクチャ格好いいじゃん。”という曲がありました。多分昔はこれがそれほど格好いいとは思っていなかったはずです。ところが今の”ジャズ耳”で聴くとこれが一番ヒップ! 《シークレット・チェイス》。

これはジャズってます。難しいリズム・フィギュアにタブラがからみ、実に2000年代的リズム。適度にアブストラクトなメロディーにオーケストレーションを被せた不穏感。アタックが強いブレイク。向谷さんのホーン系サウンドのソロがクール。野呂さんのギター・シンセもアグレッシブに飛翔してます。当時にしては時代を先取りしたサウンドだったのではないでしょうか?

カシオペアらしいのは1曲目の《スウィート・イット・アウト》。タイトなリズムが気持ちいいですね。向谷さんのピアノ・ソロが美しい。

”フュージョン耳”ならばやっぱりこっちが気持ちいいです。

こちらもカシオペア・サウンドの《リビング・オン・ア・フィーリング》。ライブ映像でどうぞ。

こうして女性コーラスが入っているのを聴くと、当時流行ったシャカタク(イギリスのフュージョン・バンド)のサウンドと被りますよね。この辺りがロンドンで録音した成果なのだろうと分かります。レコードのバージョンはもう少しテンポが遅くてファンキーな感じが増しています。エレベのチョッパーがいい感じです。今になってサウンドを分析してみると面白い。

レコードジャケットの中にはこんなオマケが!カシオペア・シール(笑)。
P148

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まあまあかな?まっいっか(笑)。

新譜紹介です。気になっているトランペッターのアルバムです。

P146ロブ・マズレク・パルサー・カルテットの『ステラ・パルセーション』(2012年rec. DELMARK RECORDES)です。メンバーは、ロブ・マズレク(cor)、アンジェリカ・サンチェス(p)、マシュー・ラックス(bass guitar)、ジョン・ヘーンドン(ds)です。シカゴ・アンダーグラウンド・デュオ/トリオなどを率いるマズレクの新生カルテット。天体にちなんだグループ名とアルバム名、曲名は太陽系の惑星+α。

この人のアルバムは数年前に『SOUND IS』が気に入ってから聴くようになりました。とは言えその後は『Boca Negra』1枚しか買っていません。最近は忘れかけていたんですが、新譜が出ていることを知り、メンバーを見たら面白そうなので買うことにしました。

そのメンバー、ベースのラックスとドラムのヘーンドンは『SOUND IS』と同じです。ヘーンドンはシカゴ音響派「トータス」のメンバーで、ラックスはシカゴ音響派周辺「アイソトープ217」の元メンバーです。ここまではシカゴ・コネクションということで特に目新しさはなし。問題は残り一人アンジェリカ・サンチェスの存在。この人はサックス奏者トニー・マラビーの奥さんで、現代先端ニューヨークな人。シカゴ派に一人殴り込みをかけたサンチェスの奮闘や如何に?

まずシカゴの人達は音をあまり整理しないというか、詰め込んでマッシブかつ混沌とした塊状態を良しとするようなところがあります。それは録音にも表れていてオーディオ的に言うとかなり解像度が悪いです。各音が混濁気味で分離していません。部屋の中にタバコの煙が立ち込め良く見えないような感じといいましょうか。これはこれで一つの個性です。

それに対して先端ニューヨークの人達はもう少し音を整理して、隙間を開けてそこに空間を感じさせる場合が多いように思いますので、シカゴとは方向性が逆なように感じます。今回は異なる個性がぶつかってどうなるかと思ったのですが、サンチェスの競演は中途半端というか、シカゴ色に化学変化を起こさせるまでには至っていないように思います。

ただしサンチェスは意外と親和性が高いというか柔軟なので、水と油という風ではありません。シカゴの人達に巻かれるようでいて自分のカラーは出し存在感は示しています。サウンドとしてはどうにかまとまっている感じ。このグループで今後活動していくのかどうかは不明ですが、もう少し演奏を重ねていけば面白い変化が生じる可能性もあるんじゃないかと思います。

マズレクのコルネットは音響的吹奏ではあるのですが、意外と幅がないというか同じようなトーンが続きます。最初は面白かったのですが、何枚か聴いてみるとだんだん刺激度が減ってくるところがあります。それだけにサンチェスが入ることに期待したわけですが、結果は上記のとおり。サンチェスは程よくアグレッシブ。私はこの人が持つ音の包容力が好きです。フリージャズもありますが難解ではありません。

さて、”ドロドロ、ズリュズリュ”のアングラな匂いは好きなので良しとしておきましょうか。それから数曲で見せるしょぼい哀愁感がB級な匂いを”プンプン”漂わせて結構癖になります(笑)。ということで、興味が湧いた方はどうぞ。

アルバム名:『Stellar Pulsations』
メンバー:
Rob Mazurek(cor)
Angelica Sanchez(p)
Matthew Lux(bass guitar)
John Herndon(ds)

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なかなか面白い趣向の新譜です。

今日の1枚はディスクユニオンJAZZ館ホームページの「NEW RELEASE」を読んで買いました。Amazonでは売っていないので先々週上京した時にディスクユニオンで購入。

P145ヤコブ・ブロ/トーマス・ナック『ブロ/ナック』(2011,2年rec. LOVELAND RECORDS)です。メンバーは、ヤコブ・ブロ(el-g,vo)、トーマス・ナック(rebuild)、ポール・ブレイ(p)、ケニー・ホイーラー(flh)、ビル・フリゼール(el-g)、トーマス・モーガン(b)、ダヴィ・ヴィレージェス(p)、オスカー・ノリエガ(cl)、ヤコブ・カルバーグ?(cello)、ジェフ・バラード(ds)他です。

ディスクユニオンや他のサイトには以下の宣伝文が書かれています。

デンマークの才人ヤコブ・ブロがデンマークのエレクトリック/音響系アーティスト、トーマス・ナック(a.k.a.Opiate)による双頭名義でのリリース。ポール・ブレイ、ケニー・ホイラー、ビル・フリゼール、ジェフ・バラードら大御所アーティストが各曲ごとに多様なフォーマットで入れ替わりに参加しております。ベースは完全にブロとナックによる音響系をベースに創り込まれていくスペーシーなサウンド・ワークを展開しております。(新譜インフォより)

これが曲者。これを読むとブロとナックによる音響系をベースにした演奏の上で、大御所アーティストが入れ替わりで演奏するかのように受け取れます。ところが違うのです。

CDは2枚あります。1枚目は「BRO/」と題されています。こちらは現代音楽的な内容。ヴィレージェスやブレイのピアノ・ソロ曲、チェロやハープ入りの小編成でホイーラーがフリューゲルホーンを吹く室内楽的な曲、ノリエガのクラリネットとハープのデュオ曲、フリゼールとブロとモーガンによるカントリー調トリオ曲などがあり、そのほとんどは短い曲です。ブロは9曲中5曲演奏。いずれもほぼ楽譜に書き込まれたものを演奏していると思われます。ブロが全曲を作曲しているのでしょうか?

そして2枚目は「/KNAK」と題されています。こちらは1枚目に録音されたトラックを素材に、打ち込みやサンプリング音を加えてナックが音響系のサウンドに再構築したものです。ヤコブ・ブロがピアノを弾いていたりします。

ということで、このアルバムはブロらによる現代音楽的な演奏と、それをナックが音響的に再構築したもののを合わせてアルバムにしているのです。新譜インフォはバイヤーがきちんとこのアルバムを聴いていないことの表れではないかと思います。情けない。販売店も新譜インフォをまんま記載するだけで売る気が乏しいと思います。これまた情けない。

上記コンセプトを伝えて初めて、「面白そうなので買って聴いてみよう。」という気になるのではないかと私は思います。最近はジャズを売る側の気概があまり感じられない場面もちらほら。で、”あまり売れない ⇒ 売る気が減る ⇒ 更に売れない ⇒ 売る気がなくなる ⇒ ほとんど売れない”の悪いスパイラルが起きかねない状況(涙)。

このアルバム、ジャズではありませんがこれがなかなか良いです。1枚目はメンバーが一流ですから演奏もしっかりしています。各トラックにはアートな空間が現出しています。私は特にポール・ブレイのピアノ・ソロが気に入りました。録音が凄く良くて目の前でブレイがピアノを弾いているように感じられ、ブレイの深みのある美世界にグイグイ引き込まれてしまいます。

余談ですが、リニューアルした私のオーディオはこのピアノの音がとても良く鳴ってくれるのでちょっと感動しました。やはりクォードのスピーカーはこういう音楽的な表現が得意なようで、このスピーカを選んだ甲斐があるってもんです。

2枚目はイマジネイティブなサウンドが物語のように展開していきます。サンプリングや打ち込みビートは洗練されていています。だからと言ってB.G.M.的かというとそうでもなく、なかなかアグレッシブなトラックもあって、芸術性と攻撃性の調和ぶりには感心させられてしまうのでした。決して頭でっかちではありません。自然志向です。こういうサウンドを作れるところがヨーロッパの音楽土壌の豊かさなのかと思ったりします。

1粒で2度美味しいこのアルバム。
「面白そうなので買って聴いてみよう。」という方は是非。

アルバム名:『BRO/KNAK』
メンバー:
Jakob Bro(el-g, vo)
Thomas Knak(rebuild)
Paul Bley(p)
Kenny Wheeler(flh)
Bill Frisell(g)
Thomas Morgan(b)
David Virelles(p)
Oscar Noriega(cl)
Jakob Kullberg(cello)
Jeff Ballard(ds)
etc.

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来年発売の気になる5枚

今年もあと1週間と少々。
来年の話はちと早いかもしれませんが、気になるアルバムが5枚発売されます。

まずは何と言ってもこれ。
クリス・ポッターの『サイレンス』
ギリシャの詩人ホメーロスが残した叙事詩『オデュッセイア』にインスパイアされて制作したという作品

続きまして、アルバム発売に合わせた来日なんでしょうね。
ウェイン・ショーターの『ウィズアウト・ア・ネット』
2011年暮れのショーター・カルテット欧州ツアーのライブを中心に収録。

お次は、私注目のサックス奏者。
ルドレシュ・マハンサッパの『Gamak』。
デヴィッド・フュージンスキー(g)、フランソワ・ムタン(b)、ダン・ワイス(ds)とのカルテットは、はてさてどんな音になっているのでしょう?
何でこんなに高いんだっけ?

まだまだいきます。
今や超売れっ子ドラマー。メセニーはじめたくさんのバンドで叩いてます。
アントニオ・サンチェスの『ニュー・ライフ』
内容は未だ不明ですが気になります。

ラスト。
この人は必ずしもフォローしてませんが今回のは良さそう。
ケンドリック・スコット・オラクルの『コンヴィクション』

このバンドでの録音ってことですよね。
テイラー・アイグスティは良いけれど、ジョン・エリスはもうひとつか?

来年も楽しいジャズライフをめざします。

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フレディ・ハバードの日本企画アルバム

たまにはこんなのも聴いてまったりします。

P144フレディ・ハバード『バラの刺青』(1983年rec. RVC/BAYSTATE)です。メンバーは、フレディ・ハバード(tp)、リッキー・フォード(ts)、ケニー・バロン(p)、セシル・マクビー(b)、ジョー・チェンバース(ds)です。当時盛んだった日本企画制作の1枚。ハバードが全編ミュートでバラードを演奏しています。いかにも日本らしい企画ではありませんか。プロデューサーはあの木全信さん(笑)! ジャケット写真はスイングジャーナル誌の表紙を飾ったハバード。

このアルバムは故油井正一さん著『ジャズ ベスト・レコード・コレクション』に記載されている1枚で、チェックしていつか買おうと思っていました。今回 「discland JARO」 の12月通販リストセールの対象品で¥500。ならばということで購入。

まずは油井さんの紹介文を以下に転載します。

一時期フュージョン作品を乱発したハバードが、久しぶりに本道に帰って作った本格作。全編スタンダード・ナンバーをミュートで演奏し、あらためて実力をファンに知らしめた。これも日本RVCの企画制作。陰影に富んだ表現は、さすがこの道一筋の年輪を感じさせる。

さすがはフュージョン嫌いの油井さん、”フュージョン作品を乱発”とバッサリ斬ってます(笑)。”本道に帰って”と書かれているとおり、当時は”メイン・ストリーム回帰”という文字がスイングジャーナル誌の紙面を賑わせていました。ジャズマンがフュージョンに見切りをつけた頃なのです。

かなり軟弱企画(笑)。タスキには”リラクシング・フレディ!”と書かれていて正にそういう内容です。これ、数年前の私ならディスクユニオンの買取り行きだったかも? その頃は現代先端ニューヨークとかやっきになっていましたからね。それがどうでしょう。今回聴いたらやけに心地良いではないですか。

新しいことをやったり、気合が入った演奏はもちろんいいのですが、自分のジャズを肩肘張らずに表現しているものにもまた良さがあるのです。最近そういう心境になった自分を大人だな~と悦に入ってます(笑)。油井さんが書いているとおりこの道一筋らしく、なかなか味がある表現をしていますよ。

《星に願いを》から始まるなんてベタにもほどがあります(笑)。むやみに主張しないケニー・バロンのピアノはそつなく心地よく。リッキー・フォード(曲によって抜ける)はスインギーかつジェントルにテナーを吹いてハバードに寄り添っています。腰の据わったマクビーのベースに程よく爆ぜるチェンバースのドラムがスインギー。

発見!《バラの刺青》のバロンのソロを聴いていて気付いたんですが、この曲はスティングの《フラジャイル》にニュアンスが似てますね。バロンのアルバム『ザ・モーメント』に入っている《フラジャイル》(寺島靖国さんのオーディオチェックに一時期よく使われた)と聴き比べてみて下さい。

録音はルディ・ヴァン・ゲルダー。当時日本制作盤を結構録音していました。当時のレコードをいくつか持っていますが、抜けが悪いこもった音になってしまいがちで、私はこの頃のヴァン・ゲルダー録音が嫌いです。このアルバムはそれほど気にならないレベル。

寒い日に部屋を暖かくして、ミルクティーでもすすりながら聴いたら最高のイラクゼーション効果。極楽極楽!

アルバム名:『The Rose TATTOO』
メンバー:
Freddie Hubbard(tp)
Ricky Ford(ts)
Kenny Barron(p)
Cecil McBee(b)
Joe Chambers(ds)

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レズ・アバシの新作ギター・トリオが良い!

ジャズ喫茶「いーぐる」の「2012年ベスト盤大会」で私がかけたのはヴィジェイ・アイヤ。その一派であるギタリストのレズ・アバシが新譜を出しましたので紹介します。

P143レズ・アバシ・トリオ『コンティニュアス・ビート』(2012年rec. enja)です。メンバーは、レズ・アバシ(g)、ジョン・エイベア(b)、武石聡(ds)です。エンヤ・レーベルに移籍して2枚目のアルバム。アバシはパキスタン出身ということで、アイヤやサックスのルドレシュ・マハンサッパなどとインド系の一派ということになります。しかしエンヤへ移籍してからは、インド色は薄くなってより一般受けする感じになったところに私は好感を持っています。

今回もその流れで正統派現代ギター・トリオです。アバシのギターはカート・ローゼンウィンケルをよりダークにしたような感じ? でもジョン・スコフィールドのようなブルージーさやビル・フリゼールのような浮遊感もあったりと、今時の人らしく現代ギター系譜の色々な要素を含んでいます。バカテクで速弾きするというよりは独特なフレーズをじっくり聴かせるタイプ。職人系のギタリストだろうと思います。

今回のアルバムには9曲収録。ただし冒頭はもろインドなギター多重録音の2分半程の《イントロダクション》で、ラストはなぜかアメリカ国歌なので、実質7曲ということになります。7曲中4曲が自作曲で、残り半分の3曲がゲリー・ピーコック、キース・ジャレット、セロニアス・モンクの曲です。ピーコックにキースにモンク、かなり渋い選曲ですよね。

ピーコックの《メジャー・メジャー》は軽やかな良い曲なので、何となくメセニーのトリオを想起させます。これが単に軽やかではなくなかなか濃厚。ベース・ソロが図太く響きます。

キースの《ザ・キュア》は元々オリエンタルなメロディーだからでしょうか?アバシのメロディーセンスにマッチしています。”エンヤートット”なリズム&ベースの繰り返しリフの上で、アバシのギターが良い味出してます。なんとなく演歌を感じます(笑)。ドラム・ソロは”ドタバタバシャン”と元気に。この曲/演奏が気に入ってます。

モンクの《オフ・マイナー》はテーマを素直に弾かずフリー演奏。3人のインプロビゼーションは腰が据わっていて力強く絡んでます。

アバシのオリジナル曲は変拍子を交え、アブストラクトになり過ぎないメロディアスさが独特の味わい。ギターをしっかり聴かせてくれます。全曲においてベースはゴリゴリと図太く鳴り、ドラムはパーカッション的でいながら腰の据わったグルーヴを生み出しています。3人で決してドシャメシャにやるわけではないのに、ガッツ溢れる演奏になっているところが気持ち良いです。

ちょっと地味な感じですが、これは骨太のギター・トリオです。
なかなか手応えがあります。推薦!

アバシ、ヴィジェイ・アイヤ、ルドレシュ・マハンサッパと、この一派の活動から目が離せません。来年にはマハンサッパの新譜『Gamak』が出ます。これがデヴィッド・フュージンスキー(g)、フランソワ・ムタン(b)、ダン・ワイス(ds)とのカルテット。この顔合わせって異色ですよね。要注目!

アルバム名:『CONTINUOUS BEAT』
メンバー:
Rez Abbasi(g)
John Hebert(b)
Satoshi Takeishi(ds)

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東京ザビヌルバッハの新譜

今日はブログの5周年記念日です!
よくもまあ5年間もブログを書き続けられたものです。
私にこんな持続力があるとは知りませんでした。
大体私は理科系であり、文章を書くことが得意ではないなのです。
この日になると毎度同じことを書いています(笑)。
いよいよ6年目に突入、後は成るように成れってことで適当に持続します。
よろしくお願い申し上げます。

今日はジャズ喫茶「いーぐる」の「2012年ベスト盤大会」で村井康司さんがかけた新譜を紹介します。

P142東京ザビヌルバッハ『アフロディータ』(2012年rec. Airplane Label)です。メンバーは、坪口昌恭(fender rhodes,syn,sampler,effect,per,violinbass,scratch,"M"on Macintosh)です。これまでは菊地成孔さんとの共演でしたが、今回は坪口さんだけが全てをやっています。自動演奏ソフト”M”でリズムとサウンドエフェクトの一部を鳴らした上で、坪口さんがエレピやシンセを弾いています。

”M”は乱数でリズムパターンなどをランダムに自動生成するとのことですが、村井さんによると今回はそのランダム度をあまり強くしていないとのこと。どうりでリズムは安定して鳴っているわけです。”M”はあくまで伴奏で主役は坪口さんのエレピとシンセ。これがクールでかなり格好良く気持ち良いです。ラストの《8:30》以外は坪口さんが作曲。編曲はもちろん全て坪口さんがやっています。

今回聴いて思ったのはエレピにおけるハービー・ハンコックからの影響。村井さんにお聞きしたところ坪口さんはかなりハービーが好きなのだそうです。ヘッド・ハンターズの頃のハービーお得意フレージングが時折聴こえてきて、私は妙に懐かしかったりします。今回は”東京ハンコックバッハ”と言ったほうが良いかも(笑)。《8:30》だけはもちろん間違いなく”ザビヌルバッハ”。

私はこのユニットの『a8v』(前作?)だけ持っています。サウンドは結構異なるように感じます。やっぱり菊地さんがいる/いないの差ということなんでしょうかね。『a8v』は日本テクノ色濃厚であり、アバンギャルドな要素とサックスが私にはジャズとして強く感じられました。それに対して今作はハービー~ヘッド・ハンターズの影とラップなどヒップホップ要素が入った感じからブラック・ミュージック色濃厚であり、洗練された感じはフュージョンなのでした。日本テクノ/ジャズ vs ブラック・ミュージック/フュージョンの違いというのが面白いです。

ブラック・ミュージック/フュージョンという意味では、やっぱり今時の風潮なのかもしれませんね。ニコラス・ペイトンの『ビッチェズ』にかなり似たテイストも曲もあります。それからどうでも良いことですが、《パステル・ヨーグルト》のテーマ部はマイルスの《フレディ・フリーローダー》に似てますよね?私は気になってしかたがないのです。《8:30》のみが『a8v』と同様のテイストで、ボコーダーの感じはハービーでもザビヌルでもなくY.M.O.(笑)。

『a8v』についてもう少し、ザビヌル独特の郷愁が加味されていました。テクノの未来感とザビヌル・メロディーが持つ郷愁のマッチングって私は好きです。昔々NHKでやっていた少年ドラマシリーズのタイムトラベラー、夕ばえ作戦、赤外音楽などに描かれた近未来と切なさの感じです。私と同世代の人にしか分からないでしょうけど(笑)。それに対して今回のアルバムは都会の寂しさみたいなものがあるかも? 個人的な好みで言えば『a8v』の方が面白いと思います。

最近聴いたフライング・ロータスの『COSMOGRAMMA』との比較も面白いです。同じような打込み/サンプリング系編集&生演奏音楽なのですが、フライング・ロータスはアニメチックで幼稚な感じ(あざとい音楽)なのに対し、東京ザビヌルバッハは芸術的で大人賢い感じ(洗練された音楽)なのでした。

ライナーノーツは菊地さんと村井さんが書いています。菊地さんの文章は相変わらず変ですが(笑)、いまいち面白くないのはどういうわけ? 村井さんはさすがの視点で、なるほど確かにそういう風に聴こえるのでした。

このアルバム、私には妙に耳馴染みが良く、刺激よりは心地良さで聴いてます。

アルバム名:『AFRODITA』
メンバー:
坪口昌恭(fender rhodes, syn, sampler, effect, per, violinbass, scrach, M)

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今年はクリポタ観られて幸せでした。

今日は適当に更新。

YouTubeの動画にこんなのがありました。
クリス・ポッター・アンダーグラウンド。

この動画のような感じのステージで、
クリポタのマイクの下、ほんの少し斜め辺りの正にかぶりつき。
そこでクリポタのサックスを浴びてきてしまったのですよ。
幸せや~っ!
渋格好いい演奏ですな~っ。

来年はメセニー&クリポタにウェイン・ショーターが来日。
やっぱ両方観ておくべきですよね。

大事なことを書き忘れてました!
来年、クリポタの新譜が出ます。
何とECMレーベルからでるんですよね。
他人名義のアルバムに参加したことはあるけれど、
今回は自分のリーダーアルバムですからね。

「ギリシャの詩人ホメーロスが残した叙事詩『オデュッセイア』に
インスパイアされて制作したという作品」なんだとか。
《Nausikaa》という曲が気になってます。
ホメーロスとナウシカの関係や如何に??

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ジャズ喫茶「いーぐる」の「2012年ベスト盤大会」へ行ってきました。

昨日は ジャズ喫茶「いーぐる」「2012年ベスト盤大会&大忘年会」へ行ってきました。今年は「いーぐる」の連続講演にあまり行けなかったのですがお誘いをいいただいたので喜んで参加させていただきました。

甲府を出発する時は天気予報に反してお日様が顔を覗かせていたのに、新宿に着くと結構雨が降っていて傘を買う羽目になってしまったのは誤算。電車が少々遅れていたりと出だしからちょっぴりつまづき加減。せっかく上京するのだからということでいらないレコード20枚とCD14枚をディスクユニオンの買取りに出しました。最近は買取り価格がかんばしくないので期待はしていなかったのに今回は納得の範囲。これは良い誤算。誤算もあれば良い誤算もあるのが人生。

買い取りの査定が済むまで中古CDとレコードをチェック。中古CDは全体的に値下がり傾向。ここでもデフレの影響が。ピアノ・トリオというだけで高値というのも収まり、今が適正価格だろうと思います。最近私は特に買いたくなるものがないんですよね(涙)。中古レコードは色んなセールの箱がいたる所に積みあがっている状態でした。「discland JARO」の通販で既に10枚買ってしまった私は適当に数棚/箱をチェックしたのみ。探しているものは見当たりませんでした。結局買ったのは、Amazonで売っていないヤコブ・ブロの新譜『BRO/KNAK』のみ。

P141_2さて今日のメインイベントということで「いーぐる」へ突入(笑)。連続講演の講演者、com-postメンバーの皆さんはほとんどお集まりでした。後藤さんと皆さんに軽く挨拶して着席。ホットな空気感が漂っていて良い感じです。ジャズ評論家の瀬川昌久先生もいらっしゃっていました。

いよいよ開始。例年だと後藤さんが最初にかけるのですが今年は違いました。後ほど回ってきたベスト盤を記入するリストにも後藤さんがかけるベスト盤が記入されておらず、参加者(私など)が被りを気にせずにかけられるようにご配慮いただいのだろうと思います(最初にかけなかったのは全然違う理由でした。私が深読みし過ぎ)。

他のメンバーはそれぞれ明確なテリトリーがありそれをわきまえての選曲なのでほぼ被りません。その被らなさが「ベスト盤大会」の面白いところで、”今年のジャズ・シーンが見えてくる”ということにつながります。

それではかかったものの中から気になったものや私のブログでUPしてあるものをいくつかピックアップします。今回全くメモをとっておらず、あくまで記憶によるのもなので誤解があるかもしれません。ご容赦願います。

最初はジャズ評論家の杉田さん、かけたのは狭間美帆の話題の新譜。やっぱりこれは買って聴いておくべきか。

次にかけた瀬川先生の《おとこっておとこって》(グループ名失念)は最高でした。軽妙なスイング感の女性コーラスで歌詞が秀逸。 「フランス語のメニューは読めても 私の心のオーダーは読めない」「素敵なキスのタイミング また見逃してる」 などの歌詞に妙に納得する私なのでした(笑)。

瀬川先生が寺島さんの「PCMジャズ喫茶」へゲスト出演した時のレポートを書いていますので、お読みいただければ幸いです。
瀬川昌久さんもお元気ですね~。(その1)
瀬川昌久さんもお元気ですね~。(その2)

以下順番はだいたいこんな感じ?

ラテンにお詳しい伊藤さんがかけたアヴィシャイ・コーエンの新譜は以下。
ストレート・アヘッドなトランペット・トリオ。

com-postメンバー須藤さんがかけたギレルモ・クラインの新譜は以下。
なかなか渋いです。

com-postメンバー原田さんがかけた激渋サックス奏者のサイドでギターを弾く若かりし頃のジェームス・ブラッド・ウルマーはやっぱりウルマーだった。

com-post編集長村井さんがかけた東京ザビヌルバッハの新譜は後日ブログで紹介文をアップする予定。
アップしました⇒東京ザビヌルバッハの新譜

com-postメンバー林さんがかけたのは今年もやっぱりローランド・カーク。この過剰さがジャズなのですよね。

com-post裏方メンバー田中さんがかけた先月来日したばかりのラリー・グラハムの新譜はファンキーノリノリ。

先日クリード・テイラーについて講演をされた山中さんがかけた今年CD化された『フランク・フルトのフィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーン』は、やっぱりジャズってスゲーってことで。1970年録音なんですよね。今はこれほどの演奏がどれだけあるのか(涙)。

com-postメンバー柳樂さんがかけたグレゴリー・ポーターは渋いボーカル。ショーターの《ブラック・ナイル》は好きな曲。内容については com-post の「新譜レビュー」を参照願います。

com-postメンバー八田さんがかけたJ.D.アレンは気合が入ったサックス・トリオ。新譜にあまり良いものがないというのが八田さんのお悩み。なのであまり新譜は買わないとか。

後藤さんがかけたキース・ジャレットの未発表ライブ『スリーパー』は以下。
キースの昔のライブ盤

オーラス登場のcom-postメンバー益子さんは「いーぐる」でしゃべるのがかなり久々とのこと。かけたのはコリン・ステットソンの編集なしのライブ独奏。複数サックス&足リズム?音響系というか何というか、いかにも益子さんらしい。

ここから漏れてしまった皆様、本当にごめんなさい。m(_ _)m
かかった曲のリストは、後日 ジャズ喫茶「いーぐる」「blog」 にアップされるはずですので参照願います。

さて、私はというと。後藤さんからジャズ・ファン代表ということでご紹介いただき。代表なんて恐れ多いとは思いますが、平然とベスト盤をかけさせていただきました(笑)。

かけたのはヴィジェイ・アイヤの『アッチェレランド』から《ヒューマン・ネイチャー》。自宅のスピーカーを小型化したせいもあり、「いーぐる」のオーディオで大音量/多低音で聴く迫力に圧倒されてしまいました。
やっぱり今注目すべきはこの人
紹介だけしたのが大谷能生さんの『ジャズ・アブストラクションズ』。これは中山康樹さんが昨年講演した「ジャズ・ヒップホップ学習会」への、ジャズ側からの最良の回答のひとつだと思います。
これはジャズです。

まあこんな感じで多種多彩。かかった曲と皆さんの解説は、年末恒例「今年1年の出来事を振り返る」といった具合の内容になっているのでした。毎年行われているこの企画、非常に貴重なものだと思います。

その後は「大忘年会」へ。ビール缶やワイングラスを傾けお寿司と鍋などをつつきながら楽しい会話が弾みました。私はここで皆さんから色々な情報を教えていただく貴重な時間を得ました。毎年酔った勢いで暴言放言の類をしてしまうお調子者の私。何卒お許しを。

とても楽しいイベントをどうもありがとうございました。皆さんに感謝!

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70年代バップもなかなかよろしい。

今日は ジャズ喫茶「いーぐる」「2012年ベスト盤大会&大忘年会」へ行きます。
ベスト盤をかけさせていただきますが、なんとなく後藤さんと被りそうな予感(笑)。
なので、他の誰とも被らないだろうと思われる奇抜な1枚も持参します。
さてさて、どうなりますことやら。

それから明日は夜に中央線の線路切換工事があるため早めに帰ります。
西国分寺から武蔵野線で府中本町、府中本町から南武線で立川へ出るのと、
新宿から京王線で分倍河原、分倍河原から南武線で立川へ出るのと、
どちらが速いのかな~。立川から最終の特急で帰宅予定。めんどくさっ!

今日も 「discland JARO」 で買った1枚を紹介。

P140エリック・クロス『エッセンス』(1973年rec. MUSE)です。メンバーは、エリック・クロス(as,ts)、マーヴィン・”ハンニバル”・ピーターソン(tp)、ミッキー・タッカー(p,el-p)、バスター・ウィリアムス(b)、ロン・クラシンキ(ds)、ソニー・モーガン(per)です。時々この頃の黒いジャズが聴きたくなります。

エリック・クロスは白人ですけれど、周りを固めているのが黒人ですし、この頃のジャズってやっぱり黒いのです。私としてはマーヴィン・ピーターソンの熱いトランペットが聴きたかったというのもあります。この人が入っていると温度が数℃アップしますからね(笑)。

期待通りの黒くて熱いジャズをやってました。エレピを弾いている曲もありますが、基本的にはストレートなバップです。特別新しいことをやっているわけではないけれど、70年代の匂いを感じさせるまっとうなジャズです。こういうジャズがたくさんあるのがこのミューズ・レーベル。

そういえば「discland JARO」の9月通販リストの中に、後藤雅洋さん著「ジャズ・レーベル完全入門」のミューズ・レーベルのところにあるアール&カール・グラバス(ザ・ヴィジターズ)『リバース』があり、こんなの買う人はいないだろうと思い、3ヵ月経った今月在庫確認をして買おうと思ったらありませんでした。いや~っ、こんなマニアックなレコードを買う人がいるんですね。ゲットできなかったことが悔しいです。

「ジャズ・レーベル完全入門」のミューズ・レーベルのところにあるウディ・ショウ『イン・ザ・ビギニング』も探していますが未だ見たことがありません。明日上京してディスクユニオンでこいつ(レコード)が見つかるなんて偶然が起こらないかな~。

レコードって何とも言えない味わいがあってやめられません。

アルバム名:『ESSENCE』
メンバー:
Eric Kloss(as, ts)
Marvin "Hannibal" Peterson(tp)
Mickey Tucker(p, el-p)
Buster Williams(b)
Ron Krasinki(ds)
Sonny Morgan(misc., per)

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オリジナル盤を入手してしまいました。

渋谷の老舗レコード店 「discland JARO」 から12月の通販リストが届きました。今回もオリジナル盤を1枚購入。コツコツ集めてそろそろ20年弱。そのほとんどがオリジナル盤の中ではお手頃価格なものですが100枚くらいはあるはずです。私にとってのオリジナル盤蒐集というのはジャズの趣味ではなくオーディオの趣味。だからと言ってオリジナル盤なら演奏はなんでも良いというのではなく、基本的には演奏が気に入っているものを買うようにしています。その他にも探していた安いレコード(パーカーの『フィエスタ』など)を何枚か買いました。

P139今回買ったのはキャノンボール・アダレイ『サムシン’・エルス』(1958年rec. BLUENOTE)です。メンバーは、キャノンボール・アダレイ(as)、マイルス・デイヴィス(tp)、ハンク・ジョーンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(ds)です。モノラル、NYCラベル、溝なし、RVG刻印、チョボマークなし、盤質N-。何度目かの再プレスものなので4桁で買えました。

ブルーノートのオリジナル盤は第1回目のプレスとなる完全オリジナルから始まり、何度かプレスを重ねられる度に仕様(レコード形状、ラベルの印刷内容、RVGマークの形状など)が変わり、売り手やマニアはそれを鋭く分析して価値を決めています。今回私が買ったのはオリジナル盤としてはピン/キリのキリの方ですが、音はまだまだ当時の匂いを色濃く残していると思います。

このアルバムは私が一番最初に買ったブルーノートのアルバムだったと思います。おもいっきりベタな選択ですよね(笑)。日本のブルーノートの販売がキングから東芝EMIに移った当時に買いました。内容は今更説明不要。名盤中の名盤です。キャノンボール名義のアルバムながら、その実ほとんどマイルスのアルバムと言われています。

A面1曲目の《枯葉》、”卵の殻の上を(割らないように慎重に)歩くようだ”と言われるマイルスのミュート・プレーが冴えます。誰が聴いてもそのクールなカッコ良さは分かるでしょう。対比をなすキャノンボールの熱いアルトだって悪くないです。ただ熱いだけではなくクールな目線を感じます。これこそがマイルス効果。曲構成としては少々ベタな演出だったりするわけですが、それを臭く感じさせないのがマイルスたるところでしょう。

私は続く《ラブ・フォー・セール》が好きです。ゴージャスなピアノ独奏から入ったと思ったら、ラテン調のドラムが突然あらわれ、小気味良いリズムのテーマへと続く展開は面白い演出で、よく考えられていると思います。ブレイキーお得意のラテン調リズムの上で展開するキャノンボールのソロは爽快。続くマイルスのミュート・ソロは小粋で短めに。ハンクの趣味の良いピアノがまとめて再びテーマへ。この曲は小粋な感じが肝。

B面は《サムシン’・エルス》から。オープン・トランペットとアルト・サックスとの掛け合いでテーマを奏でるミディアム・テンポのブルージーなバップ。サム・ジョーンズのウォーキング・ベースがたまらなくジャズ。A面の凝った演出とは打って変わって、B面は比較的シンプルに各人のソロによりスポットを当てる作りがブルーノートのアルバム作りの上手さだと思います。

《ワン・フォー・ダディ・オー》はラテン調ビートのミディアム・テンポのブルース。キャノンボールのアルト・ソロは、ルー・ドナルドソンの『ブルース・ウォーク』と同じで黒くてファンキーな味わい。マイルスは単に黒いのではないクールな面持ちも。ファンキー・ジャズですな~。ラスト《ダンシング・イン・ザ・ダーク》はマイルス抜き。キャノンボールの鳴きのアルトがたっぷり味わえるスロー・バラード。く~っ、堪らん。

久しぶりにゆっくり聴いたけれどやっぱり良く出来たアルバムです。
オリジナル盤で聴くとこれがまた何とも言えない良さ。m(_ _)m

「discland JARO」 にはいつもお世話になってます。ホームページの「JAROLIST」から入るとネット通販の要領が書いてありますので興味がある方は一度覗いてみてね。「SPECIAL」がお買い得になってます。

アルバム名:『SOMESIN' ELSE』
メンバー:
Cannonball Adderley(as)
Miles Davis(tp)
Hank Jones(p)
Sam Jones(b)
Art Blakey(ds)

明後日12/15(土)は、ジャズ喫茶「いーぐる」「ベスト盤大会&大忘年会」
私も行きます!ベスト盤もかけさせていただく予定。
今年はまだ2回しか「いーぐる」に行っていないのに図々しいですよね(汗)。
久しぶりに皆さんとお話が出来るのが楽しみです。

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ストレートに自分のジャズを表現

まず最初に告知。

ブログの左にあるアイコンを変更しました。なぜかと言うと、以前使っていた甲府駅前の信玄公像の写真と同じようなアングルの写真を、ツイッター上でアイコンにしている人がいたからです。紛らわしいんですよね。その人の偏った政治的発言が不快で、一緒にしてほしくなかったのでツイッターのアイコンをさっさと変更。連動してブログのアイコンも変えました。今度のは”アッパレ猫”(笑)。

今日は新譜紹介です。ウェブマガジン com-post のクロスレビューの更新とかぶったみたい。意図的ではなく単に偶然の一致です。ちなみに私はまだクロスレビューを読んでいません。どのように評価されているんでしょうね。

P138カート・ローゼンウィンケル『スター・オブ・ジュピター』(2012年rec. SONG X JAZZ)です。メンバーは、カート・ローゼンウィンケル(g,voice)、アーロン・パークス(p,rhodes,org,wurlitzer,tack piano)、エリック・レヴィス(b)、ジャスティン・フォークナー(ds)です。2枚組アルバム。私はカートの新譜はフォローすることにしているので今回も即決。ピアノがお気に入りのパークスってものあります。

特別新しいアプローチをしているわけではありません。これまで確立してきた自分のジャズをストレートに衒いなく演奏しています。この人は現代ジャズギターのアイコンの一つですよね。オルケストラ・デ・ジャズ・デ・マトシニョス(OJM)をバックにギターを気持ちよさそうに弾いていた前作『アワ・シークレット・ワールド』。今回も編成は異なるもののピアノ/エレピ・トリオをバックに気持ちよさそうにギターを伸び伸びと弾いています。

今回はギターの他にボイスという記載がありますが、それはギターを弾きながら鼻歌を歌っている曲が多数あるからと思われます。聴き方によってはキース・ジャレットの唸り声と同種のものとも受け取れます(笑)。まっ、キースのような不快なものではありませんので、それだけカートが気持ち良くギターを弾いているということの証しとして了解してあげましょう。

1枚目の冒頭《ガマ・バンド》はいきなり5拍子ですが、アルバム全体は変拍子でゴリゴリやるのではなく、8ビートあり、6/8拍子あり、4ビートあり、ワルツありで比較的オーソドックスなビートで演奏しています。4ビートの曲が多めです。全曲カートが作曲し、その浮遊感と哀愁を含む美メロはカート節といえるもの。アップテンポで快調にドライブする曲もあれば、バラードでしっとり聴かせる曲もあります。好きなんですよね、私、カート節が。

パークスは曲によってピアノとエレピを適宜弾き分け、エレピもローズとウ-リッツァというニュアンスが異なるエレピを弾き分ける拘りぶり。今カートの曲に一番合うピアニストってパークスなんだろうと思います。現代的な浮遊感とクールな肌触りのメロディーを陰影感を持たせて弾くところは、カートの美的センスと同じですからね。今パークスは来日中ですよね。ライブを観られる人が羨ましい。

特別難しいリズム・アプローチをしていない今回、ベースのレヴィスとドラムのフォークナーは各曲に合ったリズムを適切に提供し、快適で安定したグルーヴを生み出しつつ、盛り上げるべき時はきちんと盛り上げています。特に取り上げるようなトピックスはないですけれど、かと言って特に不満を感じる部分もないわけですから、総じて良い演奏をしていると思います。グループとしてのまとまりも良好。

CD2枚、全12曲の中で私が一番好きな曲/演奏は、オーラスのアルバム・タイトル曲《スター・オブ・ジュピター》です。この前へ前へと進んでいくような、列車がだだっ広い草原の中を疾走していくようなドライブ感とスピード感が大好きです。カートのギター・ソロ、パークスのエレピ・ソロ、どちらも格好良過ぎ!

難解なものは皆無。カートのギターに気持ちよく浸れるアルバムです。

以前はヴァーヴからアルバムを出していたのに、今は何でメジャー・レーベルからアルバムを出せないんでしょうね?本人が拒否しているのでしょうか?ノンサッチかテラークあたりか、いっそのことECMかenjaと契約できないのかと思ってしまいます。

アルバム名:『STAR OF JUPITER』
メンバー:
Kurt Rosenwinkel(g, voice)
Aaron Parks(p, rhodes, org, wurlitzer, tact piano)
Eric Revis(b)
Justin Faulkner(ds)

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「だいだらぼっち」のライブを観てきました。

一昨日は甲府「桜座」で「だいだらぼっち」のライブを観てきました。

P135だいだらぼっち」はボーカルの酒井俊さん、アルトサックスの林栄一さん、ピアノの田中信正さんの3人からなるユニットです。酒井さんのライブはこれまで2度観て気に入っていました。今回は私が好きなサックス奏者の林さんと一緒に来るということなので楽しみにしていました。田中さんは今回初めて聴きました。

この日は銀座通りが久しぶりに賑やかで、露店がたくさん出てあちこちから美味しい匂いが立ち昇っていました。ワイン祭りだとか。街が賑わっているのを見ると何だか嬉しくなりますよね。でもめちゃくちゃ寒かったのでお客さんの出足には影響したことでしょう。

酒井さんのライブを初めて観たのはピアノのスガダイローさんとのデュオでした。私はスガさん目当てだったのですが、酒井さんの何ともファンキーな立ち振る舞いが妙に印象に残って気に入ってしまったのです。2度目はギターの今堀恒雄さんとのデュオ。酒井さんは何も変わらないのですが、ギターとやるとピアノの時とはまた違った雰囲気が醸し出されていました。

そして今回が3回目。3回目にしてやっと酒井さんの音楽が把握できた感じです。一番の魅力はその人柄。飾らず自然体でちょっとお茶目で癒し効果があります。喋り方や仕草はとてもチャーミング。そんな人柄がまんま歌になっているのですから魅力的なのです。結構濃いめのテイストでメッセージ性の強い歌を歌ったりするにもかかわらず、これが何とも柔らかく優しくて、聴き終わった後は得も言われぬ温かさに包み込まれます。

ご自分の曲の他に林さんや田中さんの曲に歌詞をつけて歌います。この詩が日常をさりげなくユーモアを交えて描写していて、聴いていると自然と顔がほころんできてしまうようなもの。酒井さんの人柄そのままですよね。なんとも言えない素朴な味わいが心地良いです。

今回ミュージカルで歌われる歌を歌う前に、場面の説明などをしたのを聞いていて分かったことがあります。酒井さんの歌い方はこの歌だけではなく他の歌もミュージカルなのです。お客さんに語りかけ場面が見えてくるような雰囲気で歌いかけてくれます。だからいわゆるジャズ・ボーカルとは異なります。他の誰でも似ていない酒井俊ワールドです。

ジャズのスタンダードの他に、エルビスやボブ・ディランやエルトン・ジョンなどの曲も歌いますが、情感溢れる歌い方でやっぱりベースはミュージカルのように感じます。曲によって色々なシーンに出会えます。

今回初めて聴いた田中さんはこのユニットのベース(基盤)を作っていました。アドリブとかではなく酒井さんが自由に歌えるように曲を構築していきます。力強く骨太で頼もしいピアノを弾いていました。

林さんのアルトサックスはとにかく音が最高。ホッコリ温かく抜けが良い音。この音を聴いているだけで幸せな気分になります。そこに時々フリーにまで突入する熱さが加わって聴く人の心を揺さぶります。このユニットではちょっと控えめのサポートに徹し、やるときにはやるいい仕事っぷりでした。3人の連携はとても良かったです。

1stセット、冒頭《エドガーの日常》からもう上記の酒井俊ワールドに引き込まれてしまいました。エルトン・ジョンの《ソーリー・シームス・トゥ・ビー・ザ・ハーデスト・ワールド》も情感が溢れてました。そして1stラストが林さんの《ナーダム》。この曲が好きなんですよ、私。これに酒井さんが歌詞をつけ、歌詞のとおりお祭りムードがあって楽しくてしょうがありませんでした。この曲を聴いていると体からパワーが湧き上がってきますよね。その上林さんのアルトが歌い踊るわけですからこれはもう文句なく最高でしょ!ピアノとのデュオも1曲ありました。

2ndセット、林さんとのデュオでスタンダード・メドレーから。こういうジャズもいいんですよ。聴かせます。2曲目《寿限無》。ダイローさんのバージョンの間に”外郎売り”の口上が入ります。ここではフリージャズも交え、ダイローさんとのデュオではぎこちなかった部分が見られたのが熟成され完成の域になっていました。なるほど、こういう形で自分のものにしていくんですね~。酒井さんの《花身》はメッセージ性が強く、曲調から井上陽水の《あこがれ》を思い出してしまいました。林さんの曲に酒井さんが歌詞を付けた《回想》も素敵でした。

アンコール、「林さんがチンドン屋をやりたいからこれ。」と酒井さんが言ってから始まったのが《喜びも悲しみも幾歳月》(笑)。なるほど、林さんの演歌アルトがいいんですよ。酒井さんの歌も勇ましかったです。面白いMCの後にもう1曲。《真夜中のギター》で静かにエンディング。最後まで酒井俊ワールドでした。

とても寒い夜だったのですが、心が温まる雰囲気に包まれた楽しいライブでした。
林さんいじりと自虐ネタの酒井さんのMCも楽しかったです。

P136ライブがとても良かったので、「だいだらぼっち」のCD『螺旋階段な日常』を買いました。聴いてみたら、ライブでやった曲がほとんどでした。なるほど今回のライブはレコ発ライブでもあるのかと納得。ライブのような迫力はありませんがCDにはこのユニットの音楽がまんまパッキングされています。これでいつでも酒井俊ワールドが聴けるようになりました(笑)。

P137_2CDには3人のサインをしていただきました。ラッキー!

なかなかメジャーで話題にならないのですが、良い音楽というのは色んなところに存在しています。そういうものにできるだけ多く触れていけたら良いなあと思っています。そして拙いながらボチボチ紹介していければ良いなあと思っています。

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日本の恋と、ユーミンと。

昨日は甲府「桜座」で”だいだらぼっち”のライブを観てきたんですが、ライブレポートは次回にします。昨日は東京で上原ひろみのライブもあったようで、ツイッターのタイムラインに素晴らしいの声が多数ありました。さすがはひろみちゃん!

さて、今日の本題。

P132「松任谷由美40周年記念ベストアルバム」を買ってしまいました。最近は特にユーミンというわけではなかったのですが、NHKの「SONGS」を見たりして気になっていたところにこのアルバムがリリースされ、つい買ってしまったというわけ。

私にとってのユーミンは3期に分かれています。

第1期は私が小学5、6年の時、まだ荒井由美だった頃の出会いです。友達のお姉さんが荒井由美の『コバルト・アワー』を持っていて、当時憧れのステレオでそれを聴いたのが始まりだったと思います。私は井上陽水に嵌っていたので、荒井由美とはほどほどの付き合い(笑)。それより当時流行た私の好きな「ばんばん」の《いちご白書をもう一度》が荒井由美の作詞/作曲だという事を最近知って、やっぱりユーミンサウンドが好きだったのかと再認識しました。

で、今回のベストアルバムを聴いてもう一つ思い出しました。私、《あの日に帰りたい》が大好きだったのです。なんでこのことを忘れていたのか不思議です。このアルバムを聴いて急に記憶が蘇りました。ということでYouTubeから貼ります。

これはもう私の”せつね~”好きの典型ですね。”ピロピロピロ~ン”なエレピが最高でしょ(笑)。私、最近思うのですが、自分が好きなものってず~っと昔から一緒なのです。で、中学生になると洋楽へ。荒井由美なんて眼中にありませんでした。最初はABBA、当時大ヒットしましたからね。

そして第2期へ。私が大学生の時ですね。作詞/作曲家、呉田軽穂としてのユーミンです。松田聖子に提供した曲が好きでした。たくさんありますが《瞳はダイアモンド》《蒼いフォトグラフ》《『Rock'n Rouge》《時間の国のアリス》などが特に好きです。前2曲は私が初めて買ったアイドルのLP『カナリー』に入っていました。後2曲は最近買ったマスター・サウンド・シリーズのLP『ティンカーベル』に入っています。この2曲目当てで買ったLPです。

ラストの第3期はスキーのB.G.M.としてのユーミン。就職して「ウインタースポーツと言えばやっぱスキーでしょ。」ということでスキーを始めたのが1986年。翌年にあの映画が、そうです「私をスキーに連れてって」が爆発的にヒット!この映画の主題歌がユーミンでした。製作したホイチョイプロはここから一時代を築いたのです。寮の部屋で友達と酒を飲みながら鑑賞会したな~。バブルでした。スキー場は大混雑、リフト待ち30分くらい当たり前という時代だったのです。夜な夜な自動車やバスでスキー場へ、朝一リフトが動き出したらひたすらスキー。若かったのでパワーがありました。その時スキー場のB.G.M.としてユーミンサウンドが大ブレイクしたのです。

私も車を持つようになり、女の子を乗せたりする時(あまりなかったが、涙)のB.G.M.がJAZZじゃ引くでしょ。JAZZなんて誰も聴かないんですから。というわけでユーミンなどJ-POPなわけですよ。良く考えたら不純な動機でJ-POPを聴き始めたのでした。というわけで、CDをレンタルしてはカセットへダビング。

P133
今残っているカセットは9本。『コバルト・アワー』と『14番目の月』は、《コバルト・アワー》と《中央フリーウェイ》が聴きたくて後にダビングしたものです。リアルタイムでは『アラム・ア・ラ・モード』から『カトマンドゥ』まで、CDは『ドーン・パープル』1枚だけ持っています。そのカセットは処分しちゃいました。小学生の時はユーミンの歌い方はあまり好きではありませんでしたが、B.G.M.の頃にはもうとにかくたくさん聴いたのですっかり慣れてしまいました。

当時友達の一人が《海を見ていた午後》の中に歌われている山手(横浜)の「ドルフィン」へ行こうと言い出し、男ばかり4人でレストラン「ドルフィン」へ行きました。横浜SOGOがオープンして間もなかったので、SOGOへ行って話題になっていた大きな仕掛け時計を見て、ドルフィンへ行って、夜は中華街という流れ。ドルフィンのお土産に買ったマグカップの青色は今も愛用中。こいつです。

P134
青色のほうは印刷が薄くなってツヤがなくなってますよね。愛用中の証拠です。

とこんな具合でユーミンは私の色々な思い出とリンクしています。でも不思議と思い出のメロディーだけではないんですよね。そして特に曲やアレンジがめちゃくちゃ好きというわけでもないのですが、妙に耳に馴染んでいるのが私にとってのユーミン・サウンドなのです。

今回ベストアルバムを聴いて、曲より歌詞に惹かれるものがありました。歳をとったせいかもしれません。斬新な歌詞もありますが、基本的には微妙な恋心を描いていますよね。強く主張するのではなく、現実を受け止めて包んで生きていくしなやかで力強い女性を感じました。一言で言うなら”大和撫子(やまとなでしこ)”そのものだと思いました。ユーミンに学ぶ大和撫子学(笑)。なのでアルバム名が『日本の恋と、ユーミンと。』という大胆さですが、私は非常に上手く内容を表していると思いました。

3枚の中では2枚目が気に入っています。大好きな《あの日に帰りたい》が入っていますからね。気に入っている曲が多いのです。《青春のリグレット》は転調とかサビの感じとかかなり好きです。3枚目のラストにはユーミンが大きく影響されたというプロコル・ハルムと共演した《青い影》が入っています。その前の曲《ひこうき雲》はかなり影響下にあったということで並べて収録してあるんでしょうね。

DVDはユーミンの凄いライブパフォーマンスからピックアップした12曲65分。バブルの頃のものもあり、お金をかけたその壮大なステージはアメリカのショービジネスと何ら変わらないことが分かります。こういうのを見ると洋楽離れの理由の一端とも受け取れます。

パッケージとジャケットが素敵です。モノクロ写真と七色の文字がいいセンスなのです。ブックレットの歌詞の間に時々挟まっているユーミンのポートレート(ジャケットも)がこれまた凄く素敵なんです。溌剌としたその表情、これこそが今の日本に足りないものだと思います。ユーミンの歌を聴いて皆がこんな溌剌とした顔になれたら良いのにと思います。

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こんなスムースジャズも好きです。

CD、レコード棚から1枚紹介。

P131ジェイ・ベッケンスタイン『アイ・コンタクト』(2000年、Windham Hill)です。メンバーは、ジェイ・ベッケンスタイン(ss,as,ts)、チエリ・ミヌシ?(g,key,programming)、デヴィッド・チャールズ(per)、フェルナンド・サンダース(el-b)、チャック・ローブ(ac-g,el-g,electric sitar,key,org,harmonica,drum programming)、マーク・イーガン(el-b)、ブライアン・ダナー(hi-hat,cymbals)、ウィル・リー(el-b)、ジェイソン・マイルス(key,programming)、ロナルド・ドレイトン(el-b),ジョン・パティトゥッチ(b)、ジェフ・ビール(orchestratison and programming)、ミノ・シネル(per)、マカス・ミラー(el-b)、オマー・ハキム(ds)、バキチ・クマロ?(chanting,el-b,backing vocals)、ジュリオ・フェルナンデス(g)、他です。曲によってメンバーが様々変わります。皆さんご存知のとおり、ベッケンスタインはスパイロジャイラの中心メンバー。珍しくグループを離れて録音したアルバム。昔々はこの人の演歌っぽい?節回しがちょっと苦手でしたが今は大丈夫。

曲毎にキーボードやプログラミングを担当しているチエリ・ミヌシ、チャック・ローブ、ジェイソン・マイルス、ジェフ・ビールとベッケンスタインが協同でプロデュースするという内容。曲はベッケンスタインのオリジナルの他に、ベッケンスタインとローブやマイルスやクマロとの共作、ミンガスの《グッドバイ・ポーク・パイ・ハット》、ザビヌルの《ブラック・マーケット》があります。

スムース・ジャズです。心地よいメロディーの上でベッケンスタインがソプラノ・サックス、アルト・サックス、テナー・サックスを軽やかに気持ち良さそうに吹いています。私的にはヒップホップ系打ち込みリズムを採用しているところがお気に入りの理由。曲によってプロデューサー・コンビが変わるわけですが、基本ベッケンスタインがやっているので全体の統一感はあります。

《グッドバイ・ポーク・パイ・ハット》は、打ち込みリズムとシンセ・オケにパティトゥッチのアコースティック・ベースが重厚に響き、ダークな感じとお洒落な感じが絶妙のミックスチュア。《ブラック・マーケット》ではマーカス・ミラーにオマー・ハキムにミノ・シネルというウェザー/マイルス・コネクションが実現。ジェイソン・マイルスがザビヌルの祝祭ムードを上手く引き出しています。

たまにはこんなフュージョンも楽しく聴きたい。結構好きなアルバム。

アルバム名:『eye contact』
メンバー:
Jay Beckenstein(ss, as, ts)
Chieli Minucci(ac-g, key, programming)
Chuck Loeb(ac-g, el-g, electric sitar, key, org, harmonica, drum programming)
Jason Miles(key, programming)
etc

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この娘がお気に入り。リターンズ!アホです。

いい歳したオジサンの私ですが、以前こんなアホなことを書きました。

この娘がお気に入り!ワッハッハッ。

もう一度貼っておきましょう。この4人がお気に入り。

P101_2
バレーの杉山選手、井上あさひアナ、中島愛、perfumeあーちゃん。
中島愛とあーちゃんが似ているというのは以前から話題になっていたとか。
やっぱりね。

さて、今回また一人この中に加えたい人がいます。

P130
杉山選手と井上あさひアナの間に入れてみました。
誰だか分かりますか?
モノ黒写真ということから、かなり昔の人だというのはわかるでしょう。

答えは? ジャズ・ピアニストのユタ・ヒップ!

いるんですね。世の中には似た感じの人が。
ネット検索していて偶然発見!
ユタ・ヒップって今までそれほど興味がなかったのですが、
急に親近感が湧いてきました。
こんなクール・ビューティーな人がバド・パウエルばりのバップ・ピアノを
弾いていたとは知りませんでした。

クールビューティーなバップ・ピアノと言えば、大西順子さん。
もう引退してしまったんですよね。もったいない。
ユタ・ヒップも演奏活動は長く続けていなかったんでしたね。

YouTubeから演奏を貼っておきます。

今宵はユタ・ヒップのレコードに針を落して過ごすといたしましょう。

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ヘッドホンで聴いて面白さが分かりました。

com-post のクロスレビューでこの人の新作が取り上げられていたので気になったのですが評判がいまいち。ではということで、やたら評判が良い前作を聴いてみました。それにしてもcom-postのクロスレビューにいちいち反応するジャズファンって私くらいでしょ(笑)。今回のアルバムを取り上げたことについては、ジャズサイドのおごりの姿勢が何となく透かして見えて私は少し不快でした。

P129フライング・ロータスCosmogramma(2010年、WARP RECORDS)です。スリーブの字が小さ過ぎる上に変な字体なので読めません。しかたなくAmazonの内容紹介を拝借。以下の青字部分。

フライング・ロータスの待望のオリジナル・アルバム『Cosmogramma』のリリースが遂に決定した! 本作には様々なアーティストが参加し、彼の注目の高さがうかがえる。中でも注目なのが必然的なコラボレーションだったと言っても過言ではないレディオヘッドのトム・ヨークだ。本作ではフライング・ロータスと共同で作曲を行い、トム自身が歌い上げた。かつてオウテカの『Confield』でそうであったように、この作品は今後のレディオヘッドのサウンドに影響を与えるのではないかと思われる程、両者の特性が惜しげもなく引き出されている!

参加ミュージシャン
トム・ヨーク(Vo:レディオヘッド)
サンダーキャット (Bass)
ローラ・ダーリントン(Vo:ロング・ロスト)
ドリアン・コンセプト (Beat Programming)
ラヴィ・コルトレーン(Sax:コルトレーンの次男)
レベッカ・ラフ(Harp:ビルド・アン・アーク等に参加)
ミゲル・アトウッド・ファーガソン (Strings:エリカ・バドゥやアウトキャスト等のアレンジ)

なるほど、全部がサンプリングや打ち込みではないようです。そうか、あのサックスがラヴィ・コルトレーンなのね。唯一ジャズを感じるサックスの曲があると思ったら、やっぱりジャズマンを使っていたという、インナー・ゾーン・オーケストラの時もそうでしたけれど、結局ジャズマンがジャズ・テイストを出しているということになるらしく、私のジャズ耳はそういう音にやたら反応してしまいます。

興味深いのは、スピーカーで普通の音量で聴いたらあんまり面白くなかったのに、ヘッドホンで聴いたら面白く聴けるということ。そういえばcom-postのクロスレビューで村井康司さんがそういうことを書かれていて、アルバムが違うとはいえ、この手の音楽の特徴なのだろうということを追体験しました。なるほどね~。脳内で音が鳴る感じが必要みたい。ヘッドホンでなければ、クラブで浴びるような音で聴いたら面白さが分かるのかもしれません。

いや~っ、オタッキーな音楽です(笑)。私にとってこれはテクノの範疇に聴こえます。コンピューター(ゲーム)ミュージックの延長という風にも聴こえます。サウンド的には色々な要素があると思いますが、音楽のコアはそういうものだろうと感じます。文化系オタク音楽。そういう意味では体育会系ヒップホップとも異質のもののように思います。よく作り込んでいるのは分かります。でもプレゼンテーションのやり方はオタク受け狙いですな。というかフライング・ロータスのオタク性がまんま音になっているのでしょう。

ではオタッキーな音楽とは何か?私には上手く説明できません。m(_ _)m 言えることといえば、これを熱く語ることは私にとってエヴァンゲリオン(アニメ)を熱く語るのと同質なもののように感じるということくらい。これも意味不明ですよね(笑)。このアルバムのAmazonカスタマーレビューを読むと、あなた方の世界観では確かにそうなんでしょうけれど、端から見るとどうも別世界。温度感に差が生じます。

こういう音楽が受けるということは、今やアメリカにもオタクがたくさんいるということなんでしょうね。日本には元々オタクがたくさんいるのでこれが受けることは十分理解できます。まっ、こんなこと言ってますが、私もエヴァンゲリオンが好きなオタクですから(笑)、これの面白さが分からないというわけではありません。だからと言って私はフライング・ロータスを賞賛して聴いていこうとも思いません。これ1枚聴けば十分かな。

そうそう、これが面白いと思ったあなた。あなたはかなりオタク気質ありですよ。com-postのフライング・ロータス新作のクロスレビューを読んで、レビューワーのオタク度を推定するのも一興(笑)。

この周辺の音楽や最近のフリージャズとオタクの濃密な関係を評論でもすれば、結構面白いんじゃないかと個人的に感じている今日この頃です。それからフリージャズはアングラ文化からオタク文化へと変わったような気がします。

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欧州ピアノ・トリオも良いではないですか。

CD、レコード棚から1枚紹介。

P128イワン・ポダート(イヴァン・パドゥア)『クレール・オプスキュール』(1997年rec. A-Records)です。メンバーは、イワン・ポダート(p)、ニック・タイス?(b)、ハンス・ファン・オースターハウト(ds)です。典型的な欧州ピアノ・トリオで、美メロと抒情性を楽しむアルバム。ビル・エバンス・トリオの流れを汲む演奏。ポダートはベルギー人のピアニストです。

これはディスクユニオンのポップを見て買ったような記憶がありますが、どうもはっきりしません。リアルタイムで買ったわけではなくて、2000年頃から嵌ったヨーロッパ・マイナー・ピアノ・トリオを聴き進めて行く中で出会った1枚。

内容は上記のとおりで、私は美メロと軽快なスイング感をB.G.M.を聴くような感じで気軽に楽しんでいます。内容はちょっと面白くて、全曲フレッド・ハーシュの曲を演奏しています。これが美しく心地良いメロディーの曲ばかりで、何も知らなければこのトリオのヨーロッパならではのオリジナル曲かと思ってしまいます。

フレッド・ハーシュって良い曲を作りますよね。この人のメロディー・センスは好きです。やたらと甘いわけではなく、ロマンティックな響きの中に凛とした佇まいがあります。ポダートはそんな曲を上手くプレゼンテーションしていますね。美しい曲を美しく演奏しているわけですが、それだけではなくじっくり味わえるものも持っています。

このアルバムの中で私が一番好きな曲は《ララバイ》。”せつねー”メロディーをアップ・テンポで前向きに演奏する感じが最高です。私のツボ(笑)。アルバム全体にほのかに漂う暗さは陰影感を深めていて良いです。そういう曲調では《エヴァネッセンス》がタイトルどおりの”はかなさ”を表現していて最高。そして美メロとワルツのコンビネーションによる”胸キュン”曲では、《アップ・オン・ザ・エアー》《レイン・ワルツ》が○。

美メロ&せつねーが好きな人にはおすすめ!

アルバム名:『CLAIR OBSCUR』
メンバー:
Ivan Paduart(p)
Nic Thys(b)
Hans Van Oosterhout(ds)

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JR・モンテローズが素敵です。

CD、レコード棚から1枚紹介。

P127フレディ・デロンド『スポンテニアス・エフォート スペシャル・ゲスト・JR・モンテローズ』(1989年rec. Igloo Productions)です。メンバーは、ミシェル・ハー(p)、フィリップ・カテイリーン(g)、JR・モンテローズ(ts)、ヤン・デ・ハース(ds)、フレディ・デロンド(b)です。これはもうモンテローズがいるということで買った1枚。

イグルー・レーベルは現代ベルギーのジャズ・マン/ウーマンを紹介する良質レーベル。いずれもピアニストですが、ナタリー・ロリエ、エリック・レニーニ、イワン・ポダート、ミシェル・ハーなどがここからアルバムを出しています。私はナタリー・ロリエが特にお気に入り。そういえばロリエの最新作をまだ買っていなかったような気が・・・。

さてこのアルバム、リーダーでベーシストのフレディ・デロンドは全く知らなかったのですが、好きなモンテローズに惹かれて買いました。ピアノはハーで、ギターのカテリーンがいるのもポイント高いです。ドラマーのハースはヴィブラフォンも上手で、ヴァイブのアルバムも出しています。私はDEWERFレーベルの『ドゥーイング・マイ・シング』を持っています。

やっぱりモンテローズが良いですね。切迫感のある吹奏がこの人の魅力です。最高峰は『ザ・メッセージ』の1曲目《ストレート・アヘッド》だと思いますが、ここでもその流れを汲んだ吹奏が聴けます。スタッカートでちょっぴりたどたどしく不器用に熱く語りかけてくれます。そこに漂う哀愁が魅力の一つなんですよね。

ハーのピアノはどちらかと言えば硬質でカッチリ美的なプレーを聴かせています。カテリーンは一部の曲に参加してしっかりしつつも哀愁漂うギター。ドラマーのハースはフレキシブルなドラミングで緩急自在にビートを刻んでいます。そしてリーダーのデロンドは欧州ベーシストらしいくテクニックは文句なく、ソロにバッキングに音楽性溢れるプレーを見せてくれます。

モンテローズの曲が4曲、デロンドの曲が2曲、デロンド/ハーの共作が1曲、スタンダード2曲《ファッツ・ニュー》《オール・ザ・シングス・ユー・アー》、《アランフェス協奏曲》の全10曲。ベタなスタンダード2曲でのモンテローズがいいですよ~。特に後者はカテリーンとモンテローズの掛け合いが素敵です。

ラスト《アランフェス協奏曲》は冒頭のモンテローズのカデンツァからもう切々と熱く語りかけてきます。途中からはテンポアップしてスピリチュアルに朗々と、でラストはまたカデンツァ。胸に迫るののを感じます。スタンダードだけでなくもちろんモンテローズのオリジナル曲も良いのであります。

90年代前夜、アメリカのジャズに引けを取るところなどない欧州ジャズの良心的ハードバップが聴けるアルバムです。

アルバム名『Spontaneous Effort』
メンバー:
Michel Herr(p)
Philip Catherine(g)
JR.Monterose(ts)
Jan De Hass(ds)
Freddie Deronde(b)

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CDプレーヤーを買い換えました。

オーディオ縮小化ということでメインスピーカーを小型のものに変え、サブシステムを無くしたのを機にサブシステム用のプリアンプ兼フォノイコライザーを無くし、フォノイコライザー専用機を自作しました。縮小化は一応ここまでで終了。で、ここまでで一連のオーディオ・リニューアルは終了と思っていたのですが、オーディオの虫がおさまらず(笑)。これも懸案だったCDプレーヤーを買い換えてしまいました。新しいCDプレーヤーはオンキョーのC-7070です。

まずなぜSACDプレーヤーにしなかったかというと、SACD(ハイブリッド)を(たぶん)5枚しか持っていないからです。千数百枚のCDのうちたった5枚!この5枚のためにSACDプレーヤーは不要です。どうもSACDとCDの共用プレーヤーは必ずしもCDをベストに鳴らすようなディスクドライブメカになっていないようなのです。だったらCD専用機のほうが良いと思いました。それから高音質はハイレゾ音源に任せれば良いと思っています。

さてCDプレーヤーですが、DAコンバータがありますからCDプレーヤーのメイン用途はCDトランスポートです。今までの経験から言うと音質を決めているのはほとんどDAコンバータであり、CDプレーヤー(トランスポート)を変えた時の変化は私にとって微々たるものでした。だとすればCDプレーヤーにやたら投資する気になりません。まっ、CD専用の高級機というのが今はほとんどないのです。ということで、中級機でディスクドライブがしっかりしているものを選ぶことにしました。

私が使っているDAコンバーターのメーカーであるオンキョーにちょうど手頃なものがありました。DAコンバーターと同じメーカー製ということでデザイン的にマッチするのも好都合。ちなみにマランツ/デノンのCD専用プレーヤーはディスクドライブが安っぽいです。SACDプレーヤーも中級機のザイロンFRPのものはいまいちな気がします。

C-7070のディスクドライブはこれです。オンキョーのカタログから。

P124

このディスクドライブはオンキョーのリファレンスHiFiシリーズのCDプレーヤーC-7000R搭載のものと同じでした。静音設計というのが良いではありませんか。ほとんどこれだけが目当てで購入を決定。

YouTubeにこんな動画がありました。

ドイツ向け宣伝ビデオのようです。今やオーディオは日本のマーケットだけでは小さいので世界的に売らないとやっていけません。このCDプレーヤーはマレーシア製。人件費がより安いところで大量生産し、世界規模で低価格大量販売する(薄利多売)というのが低/中価格帯のオーディオ機器の売り方だということが分かります。これはオンキョーに限ったことではなく、マランツやデノンでも同じなんだろうと思います。まあAV全般がそういう状況ですよね。

話が横道にそれてしまいました。C-7070の中身はスカスカですね(笑)。ディスクドライブがやたら目立ちます。まっ、値段からいったらこんなものでしょう。トランスは大きいですし、DAコンバーター部分は左右対称回路になっていて、価格なりですが振動に気を配った筐体設計になっているようで、ポイントは押さえて作られていると思います。基板が小さいのは回路の引き回しが短くなることを良しとしましょう。DAC ICはウォルフソンWM8742。

ヨーロッパ版には前面にUSB端子が付いています。日本版にはこれがありません。どうやら日本ではCDピュアオーディオ機という考え方のようで、USB端子はネットワークチューナー(なかなか興味深いコンセプトの機器)の方に付けてあります。CDピュアオーディオについてはカタログから。

P125_4
この考え方には共感できます。

我が家にやってきたCDプレーヤーをオーディオラックにセットしました。

P126_3

シンプルでそっけないツラ構えです。上に乗っているDAコンバータとのマッチングは良好。そして相変わらずTGメタルのインゴットが乗せてあります。長岡(鉄男)教の信者である私はこうしないと気が済まないのです(笑)。外観ははっきり言って価格なり。スイッチの操作感触もそこそこ。トレイの動作は前のマランツ廉価品とは差がありますね。静かでしっかりしています。よしよし。メーカーから取り寄せのネット通販品を購入したのですが、製造年は2011年。昨年10月末の発売だから、1年経ってもファーストロットを売り切っていないのかも?!

で、CDプレーヤーのアナログ出力の音はと言うと、これがかなり真面目。DAコンバーターの音も真面目だったのですが、それ以上に落ち着いた音です。低音はしっかり出て高音は静か目に鳴ります。ちょっと地味な音ですよね。これまで使っていたCD5003のアナログ出力は廉価品ならではの楽しく派手目の音作りだったのですがそれとは正反対。店頭で比較したら絶対損をする音だと思います。これがオンキョー言うところの”CDピュアオーディオ”なのでしょう。これはこれで拍手。夜ヘッドホン/ヘッドホンアンプで聴く時などに疲れなくて良いかも?まあ、私は基本的にDAコンバータを通して聴くので問題なしです。

これで一連のオーディオ・リニューアルは終了!のはず。

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