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ドナルド・フェイゲンの新譜はハイレゾ音源

ドナルド・フェイゲンの新譜『Sunken Condos』。ハイレゾ(ハイレゾリューション:高解像度)音源を買いました。私はオンキョーのDAコンバータを購入した流れで、オンキョーが運営する音楽ダウンロードサイト e-onkyo music でハイレゾ音源を購入してます。英語が苦手な私にとって国内のサイトは便利です。

今回のアルバムは前作から6年半ぶり4枚目のアルバムです。フェイゲンの前3枚『ナイトフライ』『KAMAKIRIAD』『モーフ・ザ・キャット』は全て国内盤CDを持っています。『ナイトフライ』だけは輸入盤レコードも持っています。今回はどうしようか少し悩んだのですが、前記のとおりハイレゾ音源を買いました。

音質にも拘りを持つフェイゲンですから、ここはやっぱり音質が良いハイレゾ音源を買うべきだと思っての決断。さて、音はもちろん良いのですが、誰が演奏しているとか録音日とかの資料が全くありません。ライナーノーツとは言いませんが、せめて音源データくらいはpdf資料を付けてほしいところです。

サイトの特集記事によると最終曲はカート・ローゼンウィンケルがギターを弾いているとか。なるほどカッコいいギターソロやってますね。アルバム全体は今回特に目新しいということはなく、相変わらず大人でお洒落で上質で繊細なサウンド。これで良いのです。そしてこれが好きなのです。

スムースジャズとかにあまり興味はありませんけれど、そういうジャジーな要素を生かしたフェイゲンのサウンドは好きです。こっちの方がカッコイイと思うのです。5曲目《ザ・ニュー・ブリード》に入っているアコースティック・ベースは今までのフェイゲンにはなかったサウンドで新鮮に響きますね。それから6曲目《アウト・オブ・ザ・ゲットー》の間奏に入っているミステリー・ゾーンみたいな部分が面白いですね。

プレーヤーはKORGのAudioGate です。

P78

このプレーヤーの生々しい音が好きです。ちょっと過剰と言う評判もありますが、私はこれが気に入っています。こちらも評判が高い foobar2000 の爽やかでフラットな感じも悪くはないので、気分によってはこちらも使います。

ここでちょっとハイレゾ音源のありがたみを少々。
今回の音源は24bit/88.2kHzFlacです。

Flacというのは可逆圧縮音声フォーマットです。圧縮はしますが可逆ということで伸長すれば元の状態(音)に戻ります。ということで音質劣化がないフォーマットです。ちなみにi-podなどで使うmp3というフォーマットは非可逆圧縮なので伸長した時に音は元に戻らず劣化します。簡単に説明すれば、圧縮する時に元々あった音の一部を捨ててしまうから、伸長しても元に戻らず音の一部が欠損している状態ということです。

次にハイレゾ(高解像度)の肝である量子化ビット数24bitについて説明しておきます。CDは16bitで録音されています。それに比べこの音源は24bitで録音されています。その差はたった8bit。これが実は大きいのです。CDの16bitというのは数学的には2の16乗のことで65536です。一方24bitは2の24乗のことで16777216です。

この差が何を意味しているか?もう少し分かりやすい例に置き換えてみます。デジカメです。16bitというのは約6万5千画素のカメラで撮っていると考えれば良いのです。CDの音声は6万5千画素のカメラで撮った画像をつないで動画にしているようなものです。さて、24bitはならどうでしょう。そうです。約1677万画素のカメラで撮ったようなものなのです。どうですか。圧倒的に高解像度でしょ。

画像であればそれこそ一目瞭然の違いなのですが、面白いことにこれが音声となると画像ほど差が分かりません。この辺りが視覚と聴覚の特性の差なんですよね。

もう一つの数字88.2kHzはサンプリング周波数と言いまして、1/88200に1回音をサンプリングして(動画で言えば撮影して)いるということで、これはCDのサンプリング周波数44.1kHzの2倍。難しい話を省略して結果だけ言うと、高音がCDの2倍の高い音まで録音できることになります。でもこの辺の音はもう人間が聴くことができる音よりはるかに高い音の話なので、これまた効果の程は微妙です。

色々書いてきましたが、間違いなく言えることはこれらの数値が大きくなればなるほど自然の(アナログの)音に近づくということです。まあそんなのはあくまでも予備知識でして、私達はより良くなった音、いやっ、良く鳴っている音楽を楽しめば良いのです。

そうそう、ジャケットもないのでした。ネットから落としたものを貼ります。

P79
私が好きな青色のジャケットです。海底のイラストはこのアルバムのサウンド・イメージなんでしょうかね?

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コメント

いっきさん。


ドナルド・フェイゲンの新譜『沈んだ建物(コンドミニアム)』
ハイレゾ音源購入おめでとうございます。
音源データ、ミュージシャンクレジットは下記サイトを
参照ください。


http://en.wikipedia.org/wiki/Sunken_Condos


「見開きのジャケットを開くと、そこには、海の中のコンドミニアムの一室に、まるで子宮の中の胎児のように丸まり、瞑想するように目を閉じて何かを感じとりながら浮かぶ若い女性が描かれている」


ライナーノーツは殆ど見ないのですが、このイラストは是非見たい。今回のアルバムのコンセプトのようなものがアルバムジャケットには表現されているようです。
ドナルド・フェイゲンは音質にも拘りを持つミュージシャンですが、ジャケットアートにも拘りのある人ですから、ファンは両方を押さえるべきだと思います。
ジャケットアートの基本は輸入盤・・・。まぁ、中古CDで安く出回るようになったら、是非手に入れてください(笑)。

投稿: tommy | 2012年10月22日 (月) 12時53分

tommyさん
こんばんは。


音源データ、ミュージシャンクレジットを教えていただきどうもありがとうございます。
早速コピペしました。


>今回のアルバムのコンセプトのようなものがアルバムジャケットには表現されているようです。
なるほどです。


>ジャケットアートの基本は輸入盤・・・。
ていうか。
既に貼り付けた画像がほとんどCDジャケットサイズですし、ネット検索すればもっと大きい画像はゴロゴロありますよ。
あっ、内ジャケがなかなか良くて、これを見るにはCD買わなきゃいけないのか。
まっ、イラストは私にとっての必然ではありません。

投稿: いっき | 2012年10月22日 (月) 20時40分

そうそう、中ジャケはこんな絵柄でした。


http://radiodupree.blogspot.jp/2012/09/looking-good-donald-fagens-sunken.html

投稿: tommy | 2012年10月22日 (月) 20時49分

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