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フォノイコライザー使用上の注意点

フォノイコライザー(フォノEQ)は上手く製作できたのですが、聴きこんでいくうちに低音不足が気になってきました。やっぱり少ないのです。「う~む、こんなものなのか?いやっ、こんなはずはない。」と。実は気にかかることはあったんですよね。で、ぺるけさんのサイトの

「PHONOイコライザー・アンプ <スタディー編>」

をもう一度読み返しているうちに、「やっぱりこれか。」と思い当りました。「次段の入力インピーダンス」の問題です。ここは重要です。私の使い方を下図に示します。

P63

プリアンプの入力部分の回路です。RECアウト端子にヘッドフォンアンプを接続しています。これが問題なのです。フォノEQの出力にはプリアンプのボリュームとヘッドフォンアンプの入力インピーダンスが並列に接続されることになります。これによって次段の入力インピーダンス(フォノEQの負荷)がかなり小さい値になってしまうのです。今回作ったフォノEQは出力にバッファーアンプがないのでこの小さい値の(重い)負荷を十分ドライブできなかったのです。

試しにヘッドフォンアンプを外し(コードを抜い)たら、低音は出るようになるし音が元気になるではありませんか。「そうだよな~。やっぱりこれが本来の音なんだよな~。」ということが分かりました。しょうがないのでレコードを聴くときはヘッドフォンアンプの接続コードを抜くことにします。

でもいちいちヘッドフォンアンプのコードを抜くのはめんどくさいです。何か良い方法はないものかとあれこれ悩みました。フォノEQにバッファーアンプを入れようかとも考えました。でもそれではこのフォノEQの意味/価値が失われてしまいます。で、妙案(というほどでもないか?)が浮かびました。下図のようにプリアンプを改造します。

P64

セレクタスイッチを入れてボリュームとヘッドフォンアンプを切り替えるようにします。これで並列接続はなくなります。余分な接点が1カ所増えますが、使い勝手を考えるとしょうがありません。プリアンプは元々スカスカな実装状態なので、この改造のためのスペースはあります。プリアンプにスイッチを1個追加して、内部配線を少々変えるだけですから見た目もスマートです。

こうなるとRECアウト本来の機能ではなくなってしまいますが、私の使いこなしではヘッドフォンアンプ用にこの端子を取り付けたのですからこれで良いのです。RECアウトではなくヘッドフォンアンプ・アウトということになりますね。

ということで、このフォノEQを作った方が本来の性能を発揮させるために、使いこなしの注意点ということで説明させていただきました。

ここで改めて言います。このフォノEQ、実に良い音です! 私は十分満足。

満足ついでにこんなお遊びも実行しました。真空管を松下電器の12AX7Tから、あの!テレフンケンのECC83(12AX7)に変えました。

テレフンケンのECC83と言えば、真空管オーディオが趣味の人なら誰でも知っている名球なのです。こいつは今まで使っていたラックスのCL-32のイコライザー部に入っていたものです。CL-32をオークションで落札して中身を見てビックリしました。何の説明もなかったからです。これが入っていることを言うだけでも少しは高く売れるのに。

これがテレフンケンのECC83です。リブなしプレートですね。表面のテレフンケンマークの印刷は擦れてかすかにしか残っていませんが間違いなくテレフンケンの球です。

P61

テレフンケンのECC83と言えば、これもお決まりの偽物問題があります。本物なのでしょうか? ご安心下さい。真空管の底には”ダイヤマーク”が刻印されています! 

P62

このマークがついているだけで高値取引されているのがこの真空管(笑)。っていうか、音が良い(特性も良い)と言われるから高いんですけどね。

挿した後、まずはプレートとバイアスの電圧を確認しました。プレート電圧は少し高く、バイアス電圧は少し低いです。どうやら松下の12AX7Tとは若干特性が異なっているようです。2本のバラツキは少ないです。元々ペア球だったのかもしれません。アンプに接続して残留雑音(バルブノイズ)を比較したらこちらの方が少し大き目。CL-32の方が残留雑音が大き目だったのはこいつのせいだったのかも。

問題の音なのですが、う~む、良くなったのでしょうか。あんまりよく分からないな~ぁ。最近こういう微細な違いを感じるのがめんどうなのです(笑)。まあ、気持ち良く鳴っているんですから、特にどうこう言う気はありません。名球ということで気分は良いです。「テレフンケンのダイヤマークを使ってるんだよ。」と自慢できます(笑)。

もうこうなってくるとレコードを聴くのが楽しくて仕方がない。レコードを次から次へ乗せ換えて気分は上々! ジャズの新譜CDも続々届いているのですが、今はレコード三昧なので新譜CD聴きは後回しです。

今回の一連のオーディオ縮小化。実に楽しい!

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コメント

いっきさん。


オ〜ッ!!かなりマジに追い込んでいますね。

投稿: tommy | 2012年10月11日 (木) 16時46分

tommyさん
こんばんは。
せっかく作ったんですから性能を引き出してやらないとまずいじゃないですか。
もちろんマジです。

投稿: いっき | 2012年10月11日 (木) 20時13分

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