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バラエティーに富んだアルバムです。

昨日ベニー・ウォレスのアルバムを取り上げたのはこのアルバムにウォレスが参加していたからです。

P32 矢野顕子『峠のわが家』(1986年、MIDI INC.)です。坂本龍一(key)、スティーブ・フェローン(ds)、高橋幸宏(ds)、アンソニー・ジャクソン(b)、スティーブ・ガッド(ds)、エディ・ゴメス(b)、ベニー・ウォレス(as)などが参加しています。

このレコードジャケットがなかなか凝っていて、矢野のポートレートにエンボス加工(凸)でいろいろなアイコンが刻まれています。アルバム名もエンボス加工なので読み難いです。このジャケットの制作にはジャズ友 tommyさん が係っているそうです。

これを買ったのは、《David》が入っているからです。前にこのブログで話題になり、転調が素敵なこの曲に私が一目(一聴)惚れしてしまったという経緯があります。これです。

この浮遊感溢れる優しいメロディーが好きなのです。このベスト盤は持っているのですがCDなので、レコードで聴くのもまたおつなものでしょう。

A面は《The Girl of Integrity》から始まります。この曲はJAPAN(ロックグループ)の演奏に似ています。このアルバムでキーボードを弾いている坂本龍一がJAPANのアルバムに参加したこともあるので、影響関係があるのかもしれません。これがその曲。素晴らしいアレンジですよね。坂本の技なのでしょう。井上陽水がコーラスで参加しています。

2曲目が上記《David》で、3曲目が《ちいさい秋見つけた》。詞は童謡のそれですが順番はばらばら、曲は矢野によって作り直されていて見事に矢野の世界になっています。とても面白い世界です。途中からは《サニー》に似た曲になってますね。《サニー》は好きな曲なので気に入りました。

4曲目《一分間》はバラードでガッドのドラムにゴメスのベースにベニー・ウォレスのアルトサックスという顔ぶれ。曲と詞は矢野の世界ですね。ウォレスのアルトがいい味を添えていますが、2分34秒という短さ。演奏時間の”2:34”の並びは意識して作ったものかも

5曲目《おてちょ。(Drop me a Line)》は作詞が矢野とピーター・バラカン。全編英語の歌詞です。これはまた頭と同様でJAPANの曲に似てますね。打ち込みのテクノ。

B面最初の《海と少年》はいきなりニューミュージックなのでビックリ。いい曲ですよ。かなり好きな曲です。あとで気付いたのですが大貫妙子の曲でした。私ってこういうメローでセツネー曲が好きなのでした(笑)。YouTubeには大貫のやつがありました。ねっ、いい曲でしょ。

2曲目《夏の終り》は良い歌詞だな~と思いました。恋の歌。これも矢野らしくないと思ったら小田和正の曲でした。話はちょっとそれますが、オフコースでは《Yes-No》が一番好きです。とは言ってもほとんど他の曲は聴いたことがなくて、高校生の学園祭の準備の時、誰かが持ってきたカセットでBGMとして聴いたこの曲が、やたら切なくて心に刻み込まれてしまったのです。

3曲目《そこのアイロンに告ぐ》はもろにジャズ/フュージョンです。ガッドのドラムにアンソニーのベースにウォレスのアルトサックス。矢野の歌よりウォレスのアルト・ソロの方が多いです。ガッドのサンバ・リズムに乗ってウォレスのアルトが炸裂する辺りは、チック・コリアの『フレンズ』に入っている《サンバ・ソング》を彷彿とさせます。この曲は上原ひろみとのデュオ・バージョンで知っていたのですが、元バージョンがこんなだとは知りませんでした。

4曲目《Home Sweet Home》は矢野らしい曲です。静かに始まって途中からアップテンポになるあたりは”これこれっ”という感じです。高橋のドラミングはYMOしてますね。

というわけで、良くも悪くもバラエティーに富んだアルバムです。
私にとっては気になる要素満載の素敵な1枚。

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