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ヒップホップいきま~す!

時々あらわれるヒップホップのアルバム紹介です。
高尚なものばかり聴いていると飽きてきて、ポップなものが聴きたくなります。そんな時、最近はヒップホップを聴く機会が多くなりつつあります。

P11 N.W.A.『ストレイト・アウタ・コンプトン(コンプトンの無法者たち)』です。ギャングスタ・ラップです。私、結構ギャングスタ・ラップが好きになってしまいました(笑)。ポップなサウンドが好きなんですよね。ラップの内容とかよく分からないのが幸せなのかもしれません。

今回も2冊の本から紹介文を転載します。

「文化系のためのヒップホップ入門」では

「《ストレイト・アウタ・コンプトン》、《ファック・ザ・ポリス》、《ギャングスタ・ギャングスタ》とアルバムの冒頭に並ぶ怒涛の3曲によってギャングスタ・ラップはヒップホップの地図にはっきりと刻印された。ギャングの暴力を美化するかのような過激なリリックと重くファンキーなビートは郊外の白人ティーンに熱狂的に支持され、一切のラジオプレイなしに100万枚の売り上げを達成。」

「ブラックミュージック入門」では

「ギャングスタ・ラップ勃興ののろしともなったN.W.A.のファースト。ストリート犯罪をテーマとしたラップは既に同じロサンジェルスで活動していたアイス-Tも取り上げていたテーマだった。しかし、ギャングスタ・ラップが1990年代のヒップホップを代表するほど大きなブームとなったのは、このアルバムの登場によってだった。もともとN.W.A.のギャングスタ・ラップはストリート・ギャングの生態を戯画化したパロディなのだが、ドレーの痛快なサウンドとあいまって、マジなものとして全米で衝撃をもって迎えられていった。」

あとはYouTubeから音を聴いてもらいましょう。

《ストレイト・アウタ・コンプトン》
このサウンド、結局私はドクター・ドレーの音が好きなのです。
重くファンキーなビート、いいなぁ~。
PVにもご注目。マッポがなんだやっちまえみたいな~(笑)。
風景が田舎で長閑なところはNYとイメージが異なりますよね。

《ギャングスタ・ギャングスタ》
サウンドはドレーの『ザ・クロニック』に繋がるものです。
ラップの内容はかなりお下品なようです。ビッチとファック・・・。
これ、日本語で歌われたらとても聴けないかも(笑)?

《パレントル・ディスクレーション・イズ・アドヴァイスド》
これなんかはモロにジャズ/フュージョンです。
ラストにはピアノ・ソロまで出てきます。
ハービー・ハンコック風なのか?ジョー・サンプル風なのか?

《バール》
ヘビーなビートと”ピコピコ”かわいいテクノ音のブレンドが面白い。
ビッチズ・ラバーズ・ディックだって(笑)。
女性蔑視なんですよね~。m(_ _)m

《アイ・エイント・ザ・ワン》
これはポップなので好きです。”カーン”という効果音もいい感じ。
ラップは相変わらずで、お金大好きみたい(笑)。

と、5曲も貼ってしまいました。
アルバムを通して聴くとルーズなようでいて、個々に聴けば色々あって面白いです。

社会に反抗する若者の思いがこういうヒップホップに共感したのでしょう。
80年代、日本で尾崎豊が若者に熱狂的に支持されたのと似ているのではないでしょうか?
ただしそこに描かれている心情(社会情勢)はアメリカと日本ではだいぶ異なります。

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コメント

こんばんは〜
いつも読ませていただいています(^-^)

選ばれるアルバムが ちょっとJazz上級者向きかなぁ...と なかなかコメント出来ずにいました m(_ _)m


今回はヒップホップということですが ケータイからですと 張りつけたYoutubeが見られません(T_T)

R&Bもそうですが ラップの歌詞は 凄いものがありますよね...

でもリズムが良くて ついノリノリになってしまいます(笑)歌詞に共感しているのではないのですけど。

いっきさんの場合、いいオーディオで聴かれるので なおさら 低音の響きとかリズムに 惹かれてしまうのでは(^-^)♪


投稿: Marlin | 2012年8月 6日 (月) 00時00分

Marlinさん
こんばんは。


>いつも読ませていただいています(^-^)
どうもありがとうございます。


>選ばれるアルバムが ちょっとJazz上級者向きかなぁ...と
すみません。確かに上級者向けです。
こんなのもあるのか程度に受け取っていただければ嬉しいです。


>選ばれるアルバムが ちょっとJazz上級者向きかなぁ...と
そうですよね。重ね重ねすみません。


>R&Bもそうですが ラップの歌詞は 凄いものがありますよね..
ちょtっとこれはどうなの?とは思いつつも面白く聴いています。


>でもリズムが良くて ついノリノリになってしまいます(笑)歌詞に共感しているのではないのですけど。
それでいいんじゃないでしょうか。私も同じです。


>いいオーディオで聴かれるので なおさら 低音の響きとかリズムに 惹かれてしまうのでは(^-^)♪
はい全くそのとおりです。気持ちいいです。

投稿: いっき | 2012年8月 6日 (月) 20時08分

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