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なかなか渋いです。

新譜紹介です。今回もメセニー&クリポタの『ユニティ・バンド』ではありません。日本のジャズ・ジャーナリズムではあまり取り上げないだろう1枚です。

P191 ギレルモ・クライン/ロス・グアチョス『caRREra』(2011年rec. SUNNYSIDE)です。メンバーは、リチャード・ナント(tp,per)、ベン・モンダー(g)、ミゲル・セノーン(as,fl,vo)、サンドロ・トマシ(tb)、テイラー・ハスキンス(tp)、クリス・チーク(ts,bs)、ジェフ・バラード(ds)、フェルナンド・ウェルゴ(el-b)、ギレルモ・クライン(p,rhodes,vo)、ビル・マケンリー(ts)、ディエゴ・ウルコラ(tp,tb)です。

NYダウンタウン系のサックス陣は強力。ベン・モンダーにジェフ・バラードもいます。このメンバーを見れば聴いてみたくなる方もいるのではないでしょうか。Amazonの「こんな商品も買っています」をつらつら見ていてちょっとした勘違いから買ってしまった1枚です。

「こんな商品も買っています」実は最近かなりお世話になっています。と言うのも私が買うようなCDを買っている人は、この手のものに非常に敏感で、だいたい私が好みそうなものを既に買って(予約して)いるからです。ここに目を通していればチェックすべき新譜が分かってしまいます。その中から好みのものを選んで購入すれば良いのです。少数のマニアの結果が反映されているのだろうと想像できます。

これなんか面白いですよ。ヘンリー・スレッギルのアルバムなのですが、後藤雅洋さんの本に掲載されているアルバムがずらりと、それもかなりマニアックなものが並んでいます。知っている人が見れば思わず笑ってしまうでしょう。このアルバムを買うということは後藤さんのファンなんでしょうね。
「Too Much Sugar for a Dime」
これ、今やレア盤のようになっていますが、良いアルバムなので安い中古CDを見つけて是非聴いてみてほしいです。

そして、今回紹介したアルバムの「こんな商品も買っています」リストには、私がブログで紹介したアルバムがゴロゴロ出てきます。この世界、やっぱり狭いですよね(笑)。

今日も話がそれてしまいました(笑)。このアルバムの話に戻ります。

このグループのアルバムについては以前ブログにUPしています。
どマイナーなアルバムでしょうけどいいです。

今回もほとんど同じ内容のアルバムです。アレンジ面はギル・エバンス~マリア・シュナイダー、サウンド面はキップ・ハンラハンと関連付けてイメージしてもらえれば良いのではないかと思います。全10曲中6曲をクラインが作曲、他にメンバーの曲2曲、南米の曲?1曲、ピアノソナタ1曲、という構成。各曲ではソリストが1名ずつフィーチャされていて、クラインの歌がフィーチャされる曲もあります。

このアルバムのSUNNYSIDEレーベル、ニューヨークの今を伝えるなかなか良いアルバムを出すマニアックなレーベルです。私はギレルモ・クライン、ジョエル・ハリソン、ダニー・マッキャスリン、クリス・ポッター・アンダーグラウンド、ベン・モンダー、レズ・アバシ、ディエゴ・バーバー、スティーブ・カーデナス、アダム・クルーズ、アーメン・ドネリアン、ルシアン・バン、ジョナサン・ブレイク、ハリエット・タブマン(グループ名)などのアルバムを持っています。

興味がある方は聴いてみて下さい。

アルバム名:『caRREra』
メンバー:
RICHARD NANT(tp, perc)
BEN MONDER(g)
MIGUEL ZENON(as, fl, vo)
SANDRO TOMASI(tb)
TAYLOR HASKINS(tp)
CHRIS CHEEK(ts, bs)
JEFF BALLARD(ds)
FERNANDO HUERGO(el-b)
GUILLERMO KLEIN(p, rhodes, vo)
BILL MCHENRY(ts)
DIEGO URCOLA(tp, tb)

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コメント

いっきさん、こんばんは。


「私の理想はジャズリスナーライフを楽しく見せることです。」 by いっき


ん!これはスゴクいい。こんどじっくり聞かせてください。
まぁ、そういうことしかないよね!

投稿: tommy | 2012年6月28日 (木) 03時39分

tommyさん
こんばんは。
もう長らく会ってお話していないですね。
都合が合うようであれば会いましょう。
>まぁ、そういうことしかないよね!
半分くらい悟りの境地ですかね(笑)?

投稿: いっき | 2012年6月28日 (木) 20時14分

いっきさんこんばんは。
名無し改めましてとっぽぎーです。com-postに失礼な書込みかなりしたので、コメントが不快でしたら、教えて下さい。

この人ってall musicで調べたらダウンタウンのsmalls出身でジェイソン・リンドナーの先輩格なんですね。
クレジットを見ても何となく納得です。
クリポタやジョシュアの例のサックスカルテットにも一枚噛んでるとの噂です(あくまでも噂ですが)

いっきさんの記事を読んでamazonで初リーダー作注文しました笑

投稿: とっぽぎー | 2012年6月28日 (木) 21時04分

とっぽぎーさん
こんばんは。


>名無し改めましてとっぽぎーです。
何度もコメントしていただきありがとうございます。


>com-postに失礼な書込みかなりしたので、コメントが不快でしたら、教えて下さい。
コメントが不快だなんてとんでもないです。
com-postへの書き込みは、基本的に皆さんジャズへの深い思いがあってのことと思います。
時にはそれが過剰になってしまうことは私にもありますよ。


>この人ってall musicで調べたらダウンタウンのsmalls出身でジェイソン・リンドナーの先輩格なんですね。
そうなんですか。情報ありがとうございます。


>クレジットを見ても何となく納得です。
なるほど。おっしゃることは分かります。


>クリポタやジョシュアの例のサックスカルテットにも一枚噛んでるとの噂です(あくまでも噂ですが)
それはとても興味深いです。
益々そのカルテットが聴いてみたくなりました。
そういう情報をジャーナリズムが紹介してくれればいいんですけどね・・・。
無理みたいですよね。


>いっきさんの記事を読んでamazonで初リーダー作注文しました笑
どうもありがとうございます。
そのように言っていただけると励みになります。

投稿: いっき | 2012年6月28日 (木) 23時45分

とっぽぎーさん、こんばんは。


オイラはとっぽぎーさんのコメントは好きですよ。
あれくらい厳しいコメントでいいんですよ!!(笑)。
それだけジャズが好きだということですからね。
オイラ?オイラは波風立てたいだけです。www〜

投稿: tommy | 2012年6月29日 (金) 00時53分

いっきさん今晩は。返信感謝いたします。

>それはとても興味深いです。
>益々そのカルテットが聴いてみたくなりました。

もうご視聴かもしれませんが、youtubeに6月のモスクワでのライブがいくつか転がっています。axis sax quartetで出てくると思います。変態アレンジのFourとかやってて中々興味深いですよ。
あとこれの編曲者ですが、メルドーのピアノデュオでもクレジットされていたPatric Zimmerliというひと「のみ」で確定ぽいですね。彼のサイトによりますと。失礼いたしました。

Tommyさん今晩は。

いえ、実は私後藤さんとbbsでやり取りして考え方変わりました。
私のような名無し人間が人から理解されるためには、相手との共通の土台が見つかるまで話し合わなければなあと…綺麗事ではなくて。

Tommyさんともモダンジャズ(勿論現代ジャズも)談義できたら嬉しいです。

投稿: とっぽぎー | 2012年7月 2日 (月) 23時38分

とっぽぎーさん
こんばんは。
相変わらず全然知らなかったのですが、You Tube検索かけました。
ありますね!チラッと見ましたがなかなか渋いですね~。
あとでじっくり見てみます。
こういうオールスター・テクニシャン・サックス・カルテット、最近はなかったのでこれはジャズ界の話題として面白いです。
編曲は現代クラシック/ジャズ作曲家とかいうパトリック・ジメルリですね。
それはそれでまた面白い人脈ですよね。
こういう話題から日本はどんどん置いてけぼり(涙)。

投稿: いっき | 2012年7月 3日 (火) 01時07分

とっぽぎーさん、こんばんは。


>実は私後藤さんとbbsでやり取りして考え方変わりました。


そうですか。そういう変化もいいですよね。
信頼関係が構築できそうだ!と思えるのはいいことです。


>Tommyさんともモダンジャズ(勿論現代ジャズも)談義できたら嬉しいです。


そういう機会があれば嬉しいですね。

投稿: tommyTDO | 2012年7月 4日 (水) 06時24分

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