ハーブ・アルパートがヒップホップやってました!
ジャズ友tommyさんが貴重な情報を教えて下さいました。m(_ _)m
何とハーブ・アルパートがマイルスよリ先にヒップホップをやっているというのです。
この映像を紹介してくれました。
本当だっ!これは紛れもなくヒップホップ。
ブレイクダンスしてるし。
1991年2月26日ということなので、90年に録音しているんでしょう。
マイルスよりちょっと早いじゃん。
ご丁寧にPVまで作ってます。
ハーブ・アルパートとは盲点でした。
にしても、ラッパがショボ過ぎ(笑)。
だからイージー・リスニングなんですよ。
こういうショボさって、クラブジャズ・ファンが好きなテイストかも?
さすが、メジャー(売れている)のほうがこういう動きって早いんでしょうね。
この年は、マイルスが亡くなって、Us3が結成されて、
ア・トライブ・コールド・クエストがジャズを引用した新サウンドで
ファースト・アルバムを出した年です。
90年代に入って一気にジャズ/フュージョンとヒップホップがクロスオーヴァー。
マイルスを失って、少なくともジャズ界はこの流れが迷走したと私は思います。
さてっ、
ジャズ・ヒップホップと言えば、今日面白い新譜が届きました。
大谷能生さんの『ジャズ・アブストラクションズ』。
今聴いている最中なのですが、これは文句なくジャズ!
はっきり言ってロバート・グラスパー何かよりずっと面白い。
のっぺりラップがこういうトラックに乗るなら面白いのです。
菊地成孔さんのライナーノーツが興味深い。
珍しく言っていることが分かります(笑)。
なるほどね~。
ところで”アンチ・オイデプス的”って何?
ギリシャ神話のオイディプス王的な行動のアンチという意味?
こういう言葉を持ち出すところが
菊地さんの面白くも嫌味なアンビバレンツなんでしょうね(笑)。
これっ、聴いておかないと絶対まずいでしょ!
私は激しくプッシュします。
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コメント
音楽的にはこっちかな?映像はないですけど・・・。
Herb Alpert - North On South St. (Deep Dub Version)
http://www.youtube.com/watch?v=ZQdaD2zj4RQ&feature=related
ヒップ・ホップ meets ハーブ・アルパートは1987年からのようです。
ジャネット・ジャクソンをプロデュースして大成功した
ジミー・ジャム&テリー・ルイスをプロデューサーに迎え、
ジャネット・ジャクソンをゲストに、大ヒットした「DIAMONDS」。
ん〜!やっぱり軽い〜(笑)。
投稿: tommy | 2012年5月 3日 (木) 22時41分
tommyさん
参照しているそれは誰かがリミックスしたものだと思われます。
確かにクラブ~ヒッホップになっています。
さて、
《DIAMONDS》はほうは当時の打込み~ディスコです。
これをヒップホップって言っちゃうとまずいと思います。
トラックがブレイクビーツでないというのが決定的な違いです。
この手のことならマイルスの『ツツ』とか『ユア・アンダー・アレスト』とかの中にあるトラックのほうが先ですよね。
にしてもやっぱりショボいラッパですね~(涙)。
投稿: いっき | 2012年5月 3日 (木) 23時11分
こんにちは。
前のPVつきサウンドのほうがかっこいいですね。
なんか 懐かしい〜
『フット・ル-ス』のブレイクダンスを教えるシ-ンを思い出しました。
ケビン・ベ-コンもブレイクダンスを 映画の中で踊っていたんですよね。
ジャズでも こんな風にヒップホップ風??な曲があったのですね。
ロバ-ト・グラスパ- わたしは好きですよ。
投稿: マ-リン | 2012年5月 4日 (金) 17時31分
マーリンさん
こんにちは。
>前のPVつきサウンドのほうがかっこいいですね。
そういうご意見もまたアリだと思います。
>なんか 懐かしい〜
懐かしいですよね。
>『フット・ル-ス』のブレイクダンスを教えるシ-ンを思い出しました。
これまた懐かしい。
>ケビン・ベ-コンもブレイクダンスを 映画の中で踊っていたんですよね。
ケビン・ベーコン踊ってましたね。
今どうしてるのかな~。
当時やたら流行った映画です。
>ジャズでも こんな風にヒップホップ風??な曲があったのですね。
90年以降結構あります。
>ロバ-ト・グラスパ- わたしは好きですよ。
私も好きですよ。
ジャズ度という点で面白さが負けているというだけです。
めんどくさいオヤジですみません。m(_ _)m
投稿: いっき | 2012年5月 4日 (金) 18時26分
いまさらですが・・・
「アンチ・オイディプス」は本の名前ですね
ぼくも大学時代に読みましたが、さっぱり分かりませんでした(笑)
どういう文脈で引かれていたか知りませんけど、精神分析好きの菊地さんお得意のスノビズムが発動したみたいですね
良い意味で「口から出まかせ」を喋ってるときの菊地さんの話は好きなんですが、ラカンだのドゥルーズだの言われるとちょっとなあ・・・って思ってしまいます
大谷さんの新譜、買おうかどうか迷ってましたが、欲しくなってきたので買います(笑)
大谷さん参加の近作だと、MASの「えんけい/Enkei」はけっこう愛聴しています
あれが所謂「ジャズ」かどうかは分かりませんが
投稿: many blessings | 2012年5月 5日 (土) 11時05分
many blessingsさん
こんにちは。
>「アンチ・オイディプス」は本の名前ですね
>ぼくも大学時代に読みましたが、さっぱり分かりませんでした(笑)
そうでしたか。
そっち方面にはまるっきり疎いもので知りませんでした。
>どういう文脈で引かれていたか知りませんけど、精神分析好きの菊地さんお得意のスノビズムが発動したみたいですね
ですよね。
>良い意味で「口から出まかせ」を喋ってるときの菊地さんの話は好きなんですが、ラカンだのドゥルーズだの言われるとちょっとなあ・・・って思ってしまいます
そのあたりの塩梅はなかなか難しいところなのでしょう。
まあでもそれらすべてが菊地さんと言えば言えますよね。
大谷さんのこれ是非聴いて見て下さい。
なかなか面白いです。
>大谷さん参加の近作だと、MASの「えんけい/Enkei」はけっこう愛聴しています
それ気になります。あとでチェックしておきます。
投稿: いっき | 2012年5月 5日 (土) 11時57分