今日はヒップホップ
相変わらず少しずつヒップホップを聴き進めています。ということで、今日はこれ。
ドクター・ドレーの『ザ・クロニック』(1992年、Death Row)です。1992年と言えば、マイルス・デイビスの『ドゥー・バップ』が発売された年にしてマイルスが亡くなった翌年。このアルバムがヒップホップに革命をもたらしたそうで、マイルスの死を境にこういう現象が起きてくるところが面白いです。
はっきり言ってUs3なんか足元にも及ばないカッコ良さだと私は思います。サウンドが新しいんですよね。ヒップホップって面白いです。
今回も2冊の本から紹介文を乗せます。
まずは「文化系のためのヒップホップ入門」から
NWAの音楽面の中心人物が、西海岸だけでなくヒップホップ界全体に革命をもたらした初リーダー作。スローなビート、不穏さを強調したハーモニー、単音シンセのピーヒャラ音といった特徴を持った、いわゆる”Gファンク”は、全米に無数の追従者を生み出した。ラップ面では本人以上に当時無名だったスヌープ、ダズ、クラプトら若手が活躍、彼らのブレイクのきっかけとなったアルバムでもある。
続いて「ブラック・ミュージック入門」から
ドレーのファースト・ソロでヒップホップ史上最強の名盤のひとつ。N.W.A.のセカンドで確立したファンク・サウンドを磨き上げたこのアルバムのサウンドこそ、1990年代のギャングスタ・ラップやウエスト・コースト・ヒップホップを象徴する音となった。しかし、ラップの内容はストリート犯罪やギャングを露骨に描くものから離れ、そうした犯罪がはびこる地域で育つやさぐれた心情とでたらめな青春を描いたものになって、それもまた大きな共感を呼ぶことになった。スヌープ・ドッグを発掘し、この作品でデビューさせるなど、ドレーのセンスが冴えまくる作品。
私が気に入ったのは正にこのサウンドです。”Gファンク”! ファンク好きな私のハートに”ズキュン”ときました(笑)。英語が苦手な私には、幸か不幸か敬遠されるラップの内容がよく分からないだけに、サウンドだけを楽しめてしまいます。
こういうサウンドが出てきたというだけで、もうジャズ・フュージョンよりヒップホップが優れていると言ってもいいかもしれません。この頃(20年前)出たジャズ・ヒップホップのアルバムより、ヒップホップのほうが数段カッコいいじゃん!こういうのを聴いてしまうと、ジャズ・ヒップホップなんてどうでもよくて、素直にヒップホップを聴いたらいいんじゃないかというのが私の考え。
YouTubeから数曲UPします。
このGファンク、カッコ良過ぎると思いませんか? 私は激しく好きです。
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これは文句なく面白いサウンドでしょ!
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ジャズ度でいったらこれか?アコースティック・ベースやフルートの使い方◎
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長谷川町蔵さんと大和田俊之さんがジャズ喫茶「いーぐる」でかけたのはこれ。
こういうドライブに向いた気持ち良いサウンドもあります。
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にしてもカッコいいサウンドに溢れています。
気に入ったらYouTubeにUPされている全曲を聴いてほしいのですが、それだけじゃなくて是非アルバムを買って聴いてほしいところです。
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