今日はJAY-Z。またヒップホップです。m(_ _)m
今巷で話題のロバート・グラスパー『ブラック・レディオ』。Amazonの輸入盤がまだ発売されていないので未だ手元にありません。めぼしい曲はYouTubeで聴きましたが、やっぱりアルバムを聴かないと何とも言えませんね。3月に入ってからのんびり聴いて感想を書きたいと思います。別に焦ることはないでしょう。
最近、ジャズよりヒップホップについて書きたい気分(笑)。ジャズに刺激が足りないからか?単に私のジャズ・バイオリズムが”底”なのか?よく分かりませんが、無理してジャズについて書く必要はないわけで、マイ・ブームのヒップホップでいくことにしましょう。
先月ジャズ喫茶「いーぐる」で行われた「ヒップホップ講座」に参加する前にディスクユニオンのヒップホップ店(生まれて初めて入りました)で買った1枚を紹介します。
ジェイ・ジーの『VOL.3 ライフ・アンド・タイムス・オブ・S.カーター』(1999年、ROC-A-FELLA RECORDS)です。
今回も参考書「文化系のためのヒップホップ入門」から紹介文を書きます。「アルバムの中核を占めるナンバーを、R&B系のトラックから、ティンバランドやスウィズ・ビーツによる打ち込みナンバーに変えたことで、バッドボーイ~ノートリアスBIGの影響下から脱した4作目。ジュヴィナイルやUGKをゲストに招くなど、南部勢への接近が目立つ。こうしたニューヨークに拘らない柔軟な姿勢が彼を”キング・オブ・ニューヨーク”の座にのし上げていくのだった。」
人気ラッパーのジェイZが、色々なプロデューサーが作ったトラックの上で、イカしたラップを聴かせるアルバムです。売れ線狙いのメージャーなものですが、各トラックを聴くと結構マニア受けしそうなサウンドになっていたりして、そこに私は惹かれます。ジェイZのラップも人気があるだけのことはありカッコ良いもの。ゲストとしてマライヤ・キャリーやドクター・ドレーなどもフィーチャしています。
ディスクユニオンで「文化系のためのヒップホップ入門」を片手に漁ってみつけた1枚。家のオーディオでレコードを聴きたかったのと値段¥600に釣られました。オリジナル盤とのことでした。輸入盤の常で表面にスレはあるものの、傷もなくゴミの付着も少なくて快調に聴けます。”プチパチ”覚悟で買ったので意外でした。低音が多く入っているのでトラッキング・ミスを恐れてのことなのでしょう、カッティング・レベル自体は小さいです。オーディオのボリュームをかなり上げないと音になりません。コクがありまったりいい感じで鳴っています。
ヒップホップのプロデューサーを分かりやすく説明すれば、自身も演奏する作編曲家という感じでしょうか。松田聖子に楽曲を提供する松任谷由美や細野晴臣や尾崎亜美や大瀧詠一などに相当する存在だと思います。例が古くてごめんなさい(笑)。
トラックだけでなくてラップも含めてカッコ良いグルーヴが次から次へ出てきて気分が良いです。LP2枚組で15曲収録。今回もYouTubeから何曲かピックアップします。
《ドゥー・イット・アゲイン》
とにかくラップがカッコイイです。カウントするあたりがかなりいいいですね。
PVはあちらのギャング/クラブ文化。
なかなか馴染めない世界ですが、日本のAKB48やK-POP女性アイドルグループ好きの若者などと同様で、全く分からないという訳でもありません。
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《ドープ・マン》
これはプログレ風?サウンドがカッコ良くて好きです。
パイプ・オルガンとゴングが印象的に使われています。
この危機感を煽るような演出がいいですよね。
女性のナレーションはブロンディの『オート・アメリカン』冒頭を思い出させます。
何がこれほど切迫しているんでしょうか?
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《ウォッチ・ミー》
これは怪しく危険感漂うトラックが最高。
ジェイZとドクター・ドレーのラップの掛け合いが素敵。
女性蔑視なヒップホップ。画像はご容赦。
歌詞も女を口説くものなんでしょうかね?卑猥?”俺を見ろ!”
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《ビッグ・ピンピン’》
ティンバランドの南部ビート。
祭囃子かチンドン屋の世界ですがだんだん慣れてきました(笑)。
女はべらせクルーザーで豪遊。そしてお祭り騒ぎ。
さすがは”キング・オブ・ニューヨーク”(笑)。
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他にも色々あります。どうです。かなかか楽しいでしょ。
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