サウンドトラック的アルバム。
今日も新譜紹介いってみよう!
ニルス・ペッター・モルヴェルの『バブーン・ムーン』(2011年、Thirsty Ear)です。メンバーは、ニルス・ペッター・モルヴェル(el-tp,ac-tp,voices,loops,bass synth)、スティアン・ヴェスタルフース(el-g,ac-g,baritone-g,analogue synth,hand per,etc.)、アーラン・ダーレン(ds,log ds,steel ds,metal per,omnichord,etc.)です。
今回からマシュー・シップのレーベルであるサースティ・イヤーに移籍しましたね。メンバーも一新。ギタリストのヴェスタルフースはノルウェーのジャズグループ、ジャガ・ジャジスト(Jaga Jazzist)のメンバーで、ドラマーのダーレンはノルウェーのサイコ・ブルース・バンド、マドルガーダ(Madrugada)のメンバーだそうです。
私がモルヴェルを知ったのは、ジャズ批評2003年5月号の「トランペット最前線2005」です。その記事によるとフューチャージャズという言葉を定着させた立役者の一人とうことでした。ジャズ喫茶「いーぐる」周辺でも話題の人だったので慌ててフォローしました。この人のトランペット自体は哀愁マイルス路線。『スケッチ・オブ・スペイン』で切々とトランペットを吹き鳴らすあの感じです。バックはDJやサンプリングを使ったエレクトリック仕様。
モルヴェルのアルバムは3枚持っていましたが、良くも悪くもワンパターンという感じがします。その基本は1997年にECMレーベルから出た『クメール』。バックの意匠は少しづつ変化しているんでしょうが、モルヴェルのトランペットはマイルス同様ほとんど変わらないです。変わらないのは一貫性という意味では良さでもあるとは思います。
今回の曲は全9曲、3人の合作になっています。フリー・インプロではないので素直に共作なのでしょう。3人が色々な楽器を使って作った緻密なトラックの上で、モルヴェルがひたすら切々とトランペットを吹くというもの。鋭く吹く場面もないわけではないですが、全体からすると印象が薄れがち。曲によっては続けて演奏されるものもあり、全体を通して聴くとまるで映画のサウンドトラックのような仕上がりになっています。
バックの2人がジャズというよりロックをやっているので、アルバムとしてはロック・インスト物といったほうがいいように感じました。全部で約43分半という最近にしては短い収録時間にも関わらず、重め濃いめの雰囲気が最後まで持続していくので、通して聴くと食傷気味になります。個人的な好みかもしれませんが、もう少し軽やかさも取り入れてほしかったです。それからもう少しジャズにしてほしい。というか文化系過ぎるのでもう少し体育会系要素を入れてほしい(笑)。
モルヴェル・ファンは一応聴いておいたほうが良いとは思います。
私的にはそれほど面白いとは思いませんでした。
アルバム名:『Baboon Moon』
メンバー:
NILS PETTER MOLVAER(tp etc)
STIAN WESTERHUS(g etc)
ERLAND DAHLEN(ds etc)
うっかりしていました。
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コメント
こんにちは。
新譜は なかなか聴けていませんが…
ひろみちゃん おっかけのいっきさん、
今日の PM11:00から 日テレ 「アナザ-スカイ」で 上原ひろみちゃん 出演ですよ♪
再放送はないと思うので 忘れずに…(^-^)
投稿: マ-リン | 2011年12月 2日 (金) 14時20分
マーリンさん
こんばんは。
>新譜は なかなか聴けていませんが…
いいんじゃないでしょうか。
聴ける時に聴けば良いと思います。
>ひろみちゃん おっかけのいっきさん、
はい。
>今日の PM11:00から 日テレ 「アナザ-スカイ」で 上原ひろみちゃん 出演ですよ♪
ノーチェックでした。
嬉しい情報です。
どうもありがとうございます。
>再放送はないと思うので 忘れずに…(^-^)
私の行動パターンを読まれているような(笑)。
忘れず見る予定ですが、録画予約もしました。
投稿: いっき | 2011年12月 2日 (金) 20時27分