« 今日はコルトレーンのオリジナル盤 | トップページ | 今日はグリフィンのオリジナル盤 »

今日はロリンズのオリジナル盤

さて、昨日がコルトレーンのオリジナル盤だったので、本日はロリンズのオリジナル盤を紹介します。自慢していますよね~。すみません。m(_ _)m

P82 『ソニー・ロリンスVol.2』(1957年rec. BLUE NOTE)です。メンバーは、ジェイ・ジェイ・ジョンソン(tb)、ソニー・ロリンズ(ts)、ホレス・シルバー(p)、セロニアス・モンク(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・ブレイキー(ds)です。凄いメンバーですよね。このメンバー見ただけで凄いジャズをやっていいそうなことは分かります。

モノラル、NYCラベル、溝なし、RVG刻印、チョボマークなし、ジャケットコーティングなし、盤質B+。これはディスクユニオンのお茶の水ジャズ館で買いました。セカンドプレスらしいので(このあたりの判別が私にはよく分かりません。)、ブルーノート1500番台にしてはかなり安かったのです。確かギリギリ4桁。これ、完全オリジナル盤でコンディションが良ければ5桁後半くらいです。

帰って聴いてみると盤質はかなり良いですし、音だってブルーノートらしいガッツに溢れて生々しいもの、特に不満は感じませんでした。それに演奏は最高なわけでして、かなりお得な買い物だったように思います。ロリンズのぶっといテナーが朗々と鳴っているだけで、もう何物にも代えがたい快感が湧いてきます。

バックを固めるトリオはシルバーにチェンバースにブレイキーですよ。ガッチリしたスクラムでバップを心ゆくまで奏でています。特にブレイキーの豪快なドラミングから繰り出されるビートがフロントを鼓舞する様は気持ち良いですね。A面2曲目の《ウェイル・マーチ》なんかブレイキーの独壇場です。

ロリンズの相棒を務めるジェイ・ジェイがこれまた豪快なのです。ボントロの破裂音響が心地よいことこの上なし。低音を活かした豪放2ホーンの暴れっぷりがカタルシスを生み出しています。2人の後に続くシルバーだって直球一本槍。何の迷いもなく直球をストライクゾーンのど真ん中に投げ込んでくるんです。素晴らしい。

そして、それだけにとどまらないのがこのアルバムの凄いところ。シルバーに代わって2曲でモンク様がピアノを弾いています。曲は《ミステリオーソ》と《リフレクションズ》。これらがA面ラストとB面頭に入っている配列の妙。こってりモンクを最後に聴きたければA面、こってりモンクから聴きたければB面と気分しだいで選べるではありませんか。まっ、レコードならということになりますが。

メロディーが流れた時点でもうこれはモンクの世界にドップリ。スロー・テンポでロリンズがソロをとれば、それはこってり濃厚豚骨スープの味わいです。一音弾けば世界を変えてしまうモンク様、あなたはグレイトなジャズマンです。《ミステリオーソ》のバース交換でのブレイキーのパーカッシブなドラミングが独特な世界を作りだしています。

でも私が一番凄いと感じるのは、《ミステリオーソ》のテーマの途中でロリンズが入れる馬のいななきのような飛翔トーン。このたった数音を聴くだけでジャズのアナーキー性を痛感します。こういう表現があるからジャズは面白いのです。あっ、忘れちゃいけません。1曲だけアルコ・ソロを入れることも含め、チェンバースはきっちり仕事してます。

とにかくジャズ!それだけ!結構毛だらけ猫灰だらけ!
セカンドプレスでもなんでも結構。
オリジナル盤で聴くブルーノート・ジャズの快感ここに極まれり。
私だけいい気分になってしまいゴメンサイ!

昨日の「東京JAZZ2011」の放送はとても楽しかったっです。音だけでは分からなかった部分が、やっぱり映像だと見えてきてより面白かったです。頭1時間を見忘れたんですが、その後も長時間の放送で疲れました。まっ、心地よい疲れではありました。

|
|

« 今日はコルトレーンのオリジナル盤 | トップページ | 今日はグリフィンのオリジナル盤 »

ジャズ・アルバム紹介」カテゴリの記事

コメント

いっきさん、こんばんは。

東京JAZZ2011の放送を御覧になったのですか。
僕は恥ずかしながらBSを見られる環境がないので、見ることが出来ませんでした。
自分が参加したコンサートをテレビで見るのは感慨深いものが有るのでしょうか。

僕は英のロックバンドASIAの初来日時のコンサートに足を運び、その後その時のLive映像「ASIA IN ASIA」をレイザーディスクで見ました。
ただコンサート自体が印象に残るものではなかったので、感動はしませんでした。

今年は10/20にDavid Foster&Friends、12/3に上原ひろみさんのトリオのLiveに行きます。
特に上原さんのLiveは僕の誕生日に行なわれるので楽しみです。

投稿: kimt | 2011年10月17日 (月) 23時19分

kimtさん

こんばんは。

>東京JAZZ2011の放送を御覧になったのですか。

はい、途中から見ました。

>僕は恥ずかしながらBSを見られる環境がないので、見ることが出来ませんでした。

それは残念です。

>自分が参加したコンサートをテレビで見るのは感慨深いものが有るのでしょうか。

感慨深いものはありません。
音のバランスがだいぶ良くなっているとか、細かいところが見えて良かったという感想です。

ASIA、懐かしいですね。
《ヒート・オブ・ザ・モーメント》が当時大ヒットしましたよね。
どういう文脈だったか忘れましたが注目のバンドでした。
私はその時既に、マイルスとウェザーに”ZOKKON命”でした(笑)。

>今年は10/20にDavid Foster&Friends、12/3に上原ひろみさんのトリオのLiveに行きます。

楽しんできてください。

>特に上原さんのLiveは僕の誕生日に行なわれるので楽しみです。

それはメモリアルで良いすね。

投稿: いっき | 2011年10月18日 (火) 00時26分

いっきさん、こんにちは。

「ZOKKON命」に反応します。

シブがき隊のこの曲はNight Rangerの「Don't Tell Me You Love Me」のイントロとエンディングをパクった曲としてハードロックファンに有名な曲でした。

BOSTON、ASIA、Night RANGER、TOTO僕ははこの辺のバンドが大好きで、今でもよく聴いています。
また、Night Rangerの1stは僕が初めて購入したCDでした。

JAZZに関係ない話で申し訳ありません。

投稿: kimt | 2011年10月18日 (火) 14時17分

kimtさん

こんばんは。

>「ZOKKON命」に反応します。

そこに反応ですか。想定外です(笑)。

>シブがき隊のこの曲はNight Rangerの「Don't Tell Me You Love Me」のイントロとエンディングをパクった曲としてハードロックファンに有名な曲でした。

そうなのですか。初めて知りました。面白いですね。

>BOSTON、ASIA、Night RANGER、TOTO僕ははこの辺のバンドが大好きで、今でもよく聴いています。

その中ではNight RANGER以外はアルバムを持っています。
まずボストンは10数年前に『ドント・ルック・バック』を聴いてはまりました。拙ブログにもこのアルバムのことをUPしてあります。その後ファーストも買いましたが、2枚とも愛聴盤です。トム・ショルツの伸びやかな曲が大好きです。
エイジアは数年前に懐かしくてファーストアルバムを買いました。《ヒート・オブ・ザ・モーメント》はまあ良いとして、あまりはまりませんでした。
トトはリアルタイムで買ったのはマイルス参加の『ファーレンハイト』、10年くらい後に懐かしくて『聖なる剣』の輸入盤CDを買いました。あとは『ハイドラ』は中古レコードを買いました。フュージョンを聴く私としては、ジェフ・ポーカロのドラミングが大好きです。スティーブ・ルカサーのギターも好きですけど。

>また、Night Rangerの1stは僕が初めて購入したCDでした。

そうですか。私はマイルスの『デコイ』が最初のCDだったような気がします。
Night Rangerも聴いてみたくなりました。

>JAZZに関係ない話で申し訳ありません。

全然O.K.です。音楽話は楽しいです。知っていればなおさらですね。

投稿: いっき | 2011年10月18日 (火) 20時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/511944/42525764

この記事へのトラックバック一覧です: 今日はロリンズのオリジナル盤:

« 今日はコルトレーンのオリジナル盤 | トップページ | 今日はグリフィンのオリジナル盤 »