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今日はグリフィンのオリジナル盤

昨日は暖かかったですね。お日様ポカポカ日曜日でした。
今日もいきますオリジナル盤。

P83 『ジョニー・グリフィンズ・スタジオ・ジャズ・パーティ』(1960年rec RIVERSIDE)です。メンバーは、ジョニー・グリフィン(ts)、デイヴ・バーンズ(tp)、ノーマン・シモンズ(p)、ヴィック・スプロウルズ(b)、ベン・ライリー(ds)です。モノラル、ラージ・ラベル、溝あり、盤質N-。これは渋谷のレコード屋さん 「discland JARO」 の通販で買いました。ジャケットの傷みが多めなので値段は安めでした。

このアルバムはジャズ喫茶「いーぐる」マスター後藤雅洋さん著「ジャズ・レーベル完全入門」の中で紹介されていたので買った1枚です。最初は再発のOJC盤を買ったのですが、内容が気に入っていたのでオリジナル盤に買いなおしてしまいました。

手抜きをしますのでご容赦願います。
「ジャズ・レーベル完全入門」の紹介文をそのままここに引用させていただきます。

レコーディング・スタジオに気の合った仲間を呼んで、パーティのりでアルバムを作ってしまおうというアイディアが見事に決まった傑作。ダミ声の司会者の妙にさばけたアナウンスが場を和ませ、グリフィンの持つレイジーでノンシャランな感覚(これも黒さの一つなのだ)を巧みに引き出している。『ザ・ケリー・ダンサーズ』とともに、ゴリゴリ吹きまくるだけが黒いんじゃないってことを知っていただくための格好の演奏。

ということなのです。”傑作”ですよ!買いでしょ!
後藤さんの簡潔で巧みな説明には、なるほど納得でした。

A面最初の《グッド・ベイト》は最初ゆっくりめにグリフィンが入り、徐々に盛り上がってくる様が素敵です。こういうオープンな状況ならではの寛ぎと熱さの具合が絶妙な塩梅なのです。その感じというのは、正に昨日の”お日様ポカポカ日曜日”なのでした。続く《ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー》はバーンズのトランペット・ソロから軽快に入り、それを引き継ぐピアノ・ソロを挟んで、グリフィンのそれはそれはスムーズなスピード感溢れるソロへ引き継がれます。気持ちイイ!私はこの曲が好きです。

B面最初の《トエ・タッピン》なんかは結構吹きまくっています。でも後藤さんが書かかれているようにゴリゴリ吹きまくるというのではないです。心地よいスピード感に溢れたものです。2曲目《ユーヴ・チェンジド》はスロー・テンポ。これはもうゆったり寛ぎに溢れていてのんびり温泉気分。ラストは《ロー・グレイヴィー》をミディアム・テンポでブルージーに。この曲にアルバムの良さ(黒さ)が集約されているように思います。

グリフィンは文句なく好演ですが、トランペットのバーンズものびのびと吹いていますし、バックのピアノ・トリオも快適なリズムを提供しています。3人の中ではここでしか名前を聞いたことがない、ベースのスプロウルズが私には良く聴こえます。ポール・チェンバースに負けず劣らずの心地よい推進力に溢れたベースを弾いています。途中に多々入るお客さんの掛声が寛いだ場の雰囲気を良く出しているのも聴きどころですね。

さて、リヴァーサイドの音なのですが、ブルーノートやプレスティッジのバン・ゲルダー・サウンドのような誇張はありません。私にはとても素直でクリアな録音に聴こえます。素直でクリアだからと言ってジャズの熱気を削いでいるわけではないので、ジャズ録音の良さが気軽に味わえるところが良いと思います。

世間的な知名度はちょっと落ちると思いますが内容はとても良いです。

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コメント

私は聴いていないので、今度聴いてみます。
ご紹介、ありがとうございます。

投稿: megurojazz | 2011年10月17日 (月) 08時53分

megurojazzさん

こんばんは。

>私は聴いていないので、今度聴いてみます。

是非お聴きください。

>ご紹介、ありがとうございます。

いえいえどういたしまして。

投稿: いっき | 2011年10月17日 (月) 20時31分

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