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気楽に聴きましょう。

今日もオリジナル盤紹介。とは言っても特に高いわけではなく、単にレコードを探していたら、日本盤ではなくこれが見つかったという感じです。

P84 ケニー・ドーハム・クインテット『ショウボート』(1960年rec. TIME)です。メンバーは、ケニー・ドーハム(tp)、ジミー・ヒース(ts)、ジミー・ギャリソン(b)、アート・テイラー(ds)、ケニー・ドーハム(p)です。ステレオ、溝なし、盤質は良いほうです。

これは川崎の 「中古レコード/CD TOPS」 で買いました。このお店はかなりディープです。昔ながらの街のレコード屋さんです。オリジナル盤や輸入盤がたくさんあります。CDも売っています。中古レコード屋巡りが好きな方は一度は行ってみるべき素敵なお店です。もう昭和の匂いプンプン。ワンダーランド(笑)。私がこういう昭和なお店に惹かれるのは、子供の頃によく行った近所の駄菓子やさんが好きだったからだろうと思います。

さて、このアルバムはTIME盤です。TIMEと言えば思い浮かんでくるのは『ソニー・クラーク・トリオ』と『ブッカー・リトル』だろうと思います。他に知っているアルバムってありますか?私はありません。そんな私がなぜこのアルバムを探していたかというと、はいっ、またまた登場!後藤雅洋さん著「ジャズ・レーベル完全入門」にのっていたからです。この本の最後にのっているのがこの『ショウボート』なのです。

このアルバムはタイトルどおり、ドーハムがジェロム・カーン作曲のミュージカル『ショウボート』の曲を演奏しています。どうもTIMEはアルバム名のつけ方が手抜きですね。だってそうでしょ。『ソニー・クラーク・トリオ』『ブッカー・リトル』、まんまジャズマンの名前じゃないですか(笑)。

哀愁のトランペッター、ドーハムに助演男優賞的テナーのジミー・ヒースがフロントの2管です。なんか地味な配役かも(笑)?こんな2人がジェロム・カーンの素敵なミュージカル曲を演奏するという、派手さはないけれどしかし通好みな内容だろうと思います。こういうアルバムを紹介するあたりがジャズ喫茶オヤジ後藤さんならではなのです。

何とベースがジミー・ギャリソン!コルトレーン・カルテット前のギャリソンは堅実なベーシストを演じています。いつものように”サクサク”刻むアート・テイラーのドラム。ケニー・ドリューがピアノを小気味よく明るく弾いているあたりがアクセントになっています。ここにハンク・ジョーンズみたいな地味なピアニストを持ってくると地味になり過ぎます。ドリューの陽性で小気味よいスイングがあってこそ、音楽が活き活きしてくるのです。

肩ひじ張らずに気楽に聴けて内容も良いというアルバム。「こんなアルバムも知っていますよ。」というのも乙なものです。いかがでしょう?

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