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こういうサウンドが好きなのです。

最近時々登場するレーベル。そうですスウェーデンのモーズロビー・レーベルです。ディスクユニオンジャズ館のサイトでこのレーベルを検索すると中古CDが結構あったりして、私としては何とも悲しいのだけれど、それもまあしょうがない。実はこのアルバムはそのユニオンの中古を通販で買いました。

P96 ソニック・メカトロニック・アーケストラ『オーバーユニティ』(2005年rec. MOSEROBIE)です。メンバーは、マッティス・セデベリ(b-tb,vo,per,etc)、ヨナス・カルハマー(amplifide-ts,bass-sax,a-fl)、ペル・”テキサス”・ヨハンソン(amplifide-as,ss,fl)、アルベルト・ピントン(bs,bass-sax,b-cl,fl,etc)、ワティアスランダース(fender rhodes,melodica,live electronics)、トルビヨルン・セッテベリ(danelectro longhorn bass,gretsch electric bass)、オラ・オスゼン(congas,bongos,vib,per,etc)、アンダース・ヘルンド(ds)、ダニエル・フレドリクソン(ds)です。

4人のホーン奏者にキーボード、エレベ、ツイン・ドラムにパーカッションという構成。アーケストラというだけあってサン・ラの曲も1曲やっています。そのサン・ラの曲ではリーダーであるセデベリが歌っていて奇妙なサウンド空間を作っています。なかなかマニアックで濃い音を作り出す集団がこのソニック・メカトロニック・アーケストラです。こういうアングラ臭は好きなテイストです。

ツイン・ドラムとパーカッションが繰り出す躍動的な8ビートにのって、4人のホーン奏者が濃いアンサンブルをしつつ、ソロになれば熱く咆哮するところが聴きどころです。9人編成とは思えない厚みのあるサウンドになっています。エレピは70年代の雰囲気を醸し出し、効果音としてのエレクトロニクスは宇宙的だったり神秘的だったり、怪しさ具合はアーケストラを名乗るだけのことはあります。

モーズロビーのアルバムって現代的なんですけれど、60年代後半の熱いフリーの要素や70年代のファンク/ロック的要素を積極的に取り入れているのが面白いです。現代流レトロサウンドとでも言いましょうか?そして、サウンドには拘っていてもサウンドに走らず、個人技(ソロ)を軽視していないところが良いです。現代と過去の絶妙なフュージョンが私にはカッコ良く聴こえます。

ジャケットがいいですね。キリスト風な方は天使の輪が歯車になっていて、ハンマーで何かをぶっ壊そうとしているみたいです。私には旧態依然としたジャズ観をぶっ壊そうとしているように見えます(笑)。

アルバム名:『OVERUNITY』
メンバー:
MATTIS CEDERBERG(b-tb,vo)
JONAS KULLHAMMAR,PER RUSKTRASK,ALBERTO PINTON(sax)
MATHIAS LANDAEUS(fender rhodes)
TORBJORN ZETTERBERG(b)
OLA BOTHZEN(perc)
DANIEL FREDRIKSSON,ANDERS HEDLUND(ds)

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