モーズロビー・レーベル、いいと思うのに・・・。
さて、今日もアウトレット。ではなくて中古CD。とは言っても、時々ある未開封新品の中古。何でアウトレットではなくて中古品扱いなんでしょう?ディスクユニオンさん!
stahls blaの『schlachtplatte』(2003.4年rec. Moserobie Music Production)です。メンバーは、マティアス・ストール(vib)、ヨアキム・ミルダー(sax)、フィリップ・オウグストソン(b)、トーマス・ストローネン(ds)、スペシャル・ゲスト:ホーコン・コーンスタ(sax)です。ヴァイブラフォンのストールがリーダーのグループのようです。知名度ではECMからリーダー・アルバムを出しているドラマーのストローネンでしょう。
モーズロビー・レーベルは、ディスクユニオンが出している雑誌「JAZZ PERSPECTIVE」の創刊号でも紹介されているスウェーデンの注目レーベルです。注目されているとは言っても、あくまでディスクユニオン周辺のコアなジャズ・マニアの間でだと思いますが。レーベルの設立者はサックス奏者のヨナス・カルハマー。カルハマー自身が硬派サックス奏者です。
このレーベルからアルバムを出しているザ・コア、ザヌッシ・ファイブなどのグループ、トランペッターのマグナス・ブルー、ベーシストのトルビヨルン・セッテベリなどについては私のブログで過去に紹介しています。私的には結構好きなレーベル。4ビート・ジャズに軸足を置きながら現代らしさがあり、ちょっと地味なのですが手抜きのない真摯なアルバムの作りなど、良いレーベルだと思います。
このアルバムはモーズロビー・レーベル買い。中身の予備知識はなかったんですが、なぜか気になるので買ってしまいました。ディスクユニオンJAZZ TOKYOです。ピアノ・トリオ特集とかもやっていて結構日本盤が多く出ていたりしたのですが、あんまり触手が伸びないのです。で、フリーとか北欧レベルとかECMレーベルとかが並んでいる棚(ディスクユニオンに行ったことがある人は端の方にある棚だと分かるでしょ、笑)を物色してゲット。
このアルバムもレーベルらしいアルバムでした。例えばハイ・ファイブみたいなキャッチーなところはないので、良さを感じてもらうのはなかなか難しいのかもしれないですが、中身のレベルは高いと思います。全曲オリジナルというのもジャズ初心者にはなかなか辛いものがありますよね。中身はいいんですけどね~。
サウンド的にはヴァイブの音が決め手です。そのクールな響きはやはり60年代新主流派的と言えます。曲もアブストラクトな感じのものもあるので、分かりやすいメロディーを期待して聴くとN..G.。このレーベルの特徴でもあるのですが、サックス奏者は気合が入ったブローをしています。ゲストのコーンスタが加わると2人が左右から熱くブロー。リアル・ジャズです。
現代性がありますからテーマを合奏してアドリブを回すというのではなく、アドリブと合奏が有機的に絡み合って展開していきます。場面によっては音響的なサウンドの肌ざわりを聴かせる部分もあります。明るくはないけれど現代NYのような内省的なものはありません。クールな響きはやはり北欧の空気か?
通向けアルバム。気になったら聴いてみて下さいな。
アルバム名:『schlachtplatte』
メンバー:
Mattias Stahl(vib)
Joakim Milder(sax)
Filip Augustsson(b)
Tomas Stronen(ds)
Hakon Kornstad(sax)
ディスクユニオンJAZZ館のサイトには中古の取扱がありました。
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コメント
これ ジャケットが すごくかわいい*
中身(曲)は 初心者には難しいのでしょうか。
ディスクユニオンでないと置いてないのですね…
投稿: マ-リン | 2011年9月10日 (土) 14時44分
マーリンさん
こんにちは。
>これ ジャケットが すごくかわいい*
そうですよね。それに触れるのを忘れていました。
>中身(曲)は 初心者には難しいのでしょうか。
抽象的な曲もありますから、耳馴染みは良くないかもしれません。
サウンドのニュアンスやサックスのブローの力の入り具合とかを聴けば楽しめます。
>ディスクユニオンでないと置いてないのですね…
HMVオンラインにもありました。
値段がちょっとお高いですけど。
投稿: いっき | 2011年9月10日 (土) 17時54分