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とうとう300Bアンプを作り直してしまいました。

前から作り直したくてしょうがなかった真空管300Bアンプ。とうとう作り直してしまいました。作り直す前のやつはこいつです。

P198

一番気になっていたのは電源トランスの電流容量。定格ギリギリで使っていました。気になっていたのはそれだけではなく、内部の配線や部品配置も不満でした。このアンプはいくつかの真空管を使って、成り行きで仕様を小変更しつつ組み立ててきたからです。とても中途半端なものでした。

今回は最初から仕様と回路を決めて製作。シャーシは前に一度作った後に解体して保管していたものを使用。今回電源トランスとチョークコイルは前回と違うものを採用したため、少し穴位置を変更して開け直しました。電源トランスと抵抗の数個以外は手持ちの部品を流用。前に作ったアンプ解体後に保管していたブラックゲートのオーディオ用高級コンデンサも今回は使用しました。

こんなアンプに仕上がりました。

P59

私としてはバランスの良いカッコいいデザインになったと悦に入っています。

回路は雑誌「管球王国Vol.21」のマイ・ハンディクラフトの上杉アンプのものを流用。その上杉佳朗さんは昨年12月にお亡くなりになってしまいました。合掌。増幅部はほとんどそのままで電源回路は若干変更してあります。特に300Bのフィラメントは直流点火にして、武末流のトランジスタによるリップルフィルターを入れてあります。前段は12AU7を使っています。この真空管はストックしているものが3組あり、これまで使用するアンプがなかったのですが、今回晴れて使用することになりました。

P60

アンプの内部配線はいつものようにアース母線方式です。左側のフィラメント用リップルフィルター部以外は比較的すっきり整理されていて、メンテナンスをやりやすいようになっています。

今回はかなり容量の大きいトランスを使用しました。これによってB電源の電圧UPを狙ったのはいいのですが、今度は電解コンデンサーの電圧容量がギリギリとなってしまい、結局電源トランスのB電圧のタップをひとつ下げて(360V)使うことになりました。自己バイアス(350V、72mA)ということもあり最大出力は7W(クリッピングレベル)。まあ、これで不足というわけではないので良しとします。

B電圧とヒーター電圧は現物合わせということで、抵抗を何度が微調整しつつ仕上げました。NFBは約-8.5dBです。ノイズはかなり低く抑えることができました。直熱真空管でこのレベルに抑えられればかなり優秀です。スピーカーに耳を近づけてもほぼ無音。少々のハムノイズは気にしない方もいらっしゃるようですが、私はエンジニアとして自作とはいえ一応工業製品ですので一定の性能は持たせたいのです。

最初からなかなか良い感じで鳴ってくれています。気のせいでしょうがウエスタンエレクトリック300Bという真空管、やっぱり風格がある音を奏でているような気がします(笑)。良い具合に出来上がったので気分はスッキリ!

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