心地よいトロンボーンの調べに酔う
寺島靖国さん著「新しいJAZZを聴け!」を読んで買った1枚。
ヴィットール・サントスの『Sem Compromisso』(1996年rec. LEBRON RECORDS)です。メンバーは、ヴィットール・サントス(tb)、マルシオ・リカルド(p)、フェルナンド・クラーク(g)、リップ・lクラーク(b)、カッシオ・クナ(ds)です。ブラジルのミュージシャンによるジャズ・サンバ/ボサノバ集という感じのアルバム。
いきなりですが。この人、何となく若い頃の私に似ているような、いないような(笑)。あごはこんなに長くないですが、目鼻口の密集感がそれっぽいのです。髪の毛を真ん中分けしているのもそれっぽい。ちなみに私は今年なくなったゴルファーのセべ・バレステロスや太川陽介や何と国生さゆりに似ていると言われたことがあります。3人並べてみると共通項があるのか???話が横道にそれ過ぎですね。m(_ _)m
さて、このアルバム、何が良いかと言えば、それはもう円やかに優しくフワリと鳴るトロンボーン!聴いているうちに夢見心地になります。硬派なジャズばかり聴いていると、こんな優しい音楽を聴きたくなったりします。曲も美メロばかり、寺島さんが大好きな曲《エスターテ》がヴァージョン違いで2曲入っています。
ピアノもギターもトロンボーンを盛りたてて心地よく鳴っています。スムースで軽やかなサンバ/ボサノバのビートも聴きどころですね。とにかく心地良いという言葉しか見つかりません。難しいことは言いっこなしということでお願いします。
どんなシチュエーションが似合うかと言えば、真夏の昼下がり。まどろみながら聴くこのトロンボーンは最高なのではないかと思います。キンキンに冷えたビールがあればなお良し。それとも静かな浜辺の夕暮れ、トロピカルジュースでも飲みながら、何も考えずにトロンボーンの調べに身を委ねれば最高でしょう。
特に色々説明する必要はないと思える分りやすいアルバム。
突然ですが、
”寒っ” ”暑っ” ”すごっ” ”短っ” ”デカっ”、
私は違和感がありません。
アルバム名:『Sem Compromisso』
メンバー:
Vittor Santos(tb)
Marsio Ricardo(p)
Fernando Clark(g)
Lipe Clark(b)
Cassio Cunha(ds)
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