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「東京JAZZ2011」を観てきました。

昨日は「東京JAZZ2011」を観てきました。で、今はNHK-FNの「東京JAZZ2011」を聴きながらブログを書いています。

出かける際にとんでもない大失態をしでかすところでした。チケットを持って行くのを忘れていたのです!ドアの鍵を閉め、階段を下りて行く途中、なぜか突然そのことに気付いたのです。神様は私を見捨てませんでした(笑)。「ヒヤリハット」事例。フ~ゥ・・・

昨日はあいにくの台風上陸。おかげで中央線は行きが70分遅れで、帰りが30分遅れでした。まっ、覚悟していましたし、大きな支障にはならなかったです。秋葉原で真空管アンプのパーツをちょっと買ってから「東京JAZZ2011」の会場へ。着いたのは4時くらいだっでしょうか?雨は小降りでした。

P35_2 ネオ屋台村の「東京JAZZ CIRCUIT2011」ではマイク・ノック・トリオが演奏中。マイク・ノックもしっかり好々爺になっていました。う~む、正直に言ってしまうと冴えない演奏。観ていてちょっと辛いものを感じてしまいました。

メイン・イベントまでには少し時間があったので辺りをブラブラ。雨にも関わらずお客さんは結構いて、ネオ屋台村も賑わっていました。

P37 都会の真ん中でJAZZを楽しむ。プログラムには賛否色々なご意見があるのは知っていますが、東京らしい(日本のJAZZ需要の縮図なのではないか)と思いますし、行ってみれば分かると思いますが、なかなか良い感じのイベントですよ。

去年はジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演のあとに「JAZZ CURCUIT」だけを観たのですが、今年は上原ひろみの「ザ・トリオ・プロジェクトを観る!」と意気込んでやってきました(笑)。

P36 「東京JAZZ CIRCUIT2011」には続いてトーマス・エンコが登場。フランスのイケ面ピアニストです。ヴィジュアルはなかなか、「美男子ジャズ」ですね(笑)。プロデューサーの伊藤八十八さんの姿がありました。エンコのアルバムを自己のレーベルから出しているので、見守っていたのでしょう。現代ジャズ・ピアノ・トリオの典型的な演奏。エンコはテクニックがあるし、ピアノのキレも良く抒情性もあってイイ感じでした。メイン・イベントが迫ってきたので途中で離脱。

東京国際フォーラムのホールAへ。初めて入りました。きれいなホールですね。そういえば「東京JAZZ」は今回が10周年とのこと。10回目にして初めてここに来たというわけです。さて、私の席はどこ?どんどん上へ上らされてます。どうやら2階席のかなり後ろみたいです。「どうなっちゃうんだろう?」

P38 「あはははっ!」。この有様ですよ。2階席の最後尾の1列前の24列目!ステージが遥か彼方・・・・。演奏者は豆粒ほどにしか見えないという事実に気付きました(笑)。オペラグラスというか双眼鏡でも持ってくるべきだったか?ホールAってめちゃくちゃ広いんですね。椅子も広くて余裕があって座り心地もいいです。音響もなかなか良いです。

いよいよライブの始まりです。ライブが始まる前のイントロダクションとかカッコイイですね。さすがは「東京JAZZ」。

1組目は「quasimode」。このグループはラジオで何度か聴いた程度。話題のグループではありますが私は聴かないです。メンバー登場。MCはパーカッションの方。「今日はのっていきましょう!」みたいなMCが微妙に浮いている感じ。で、微妙にダサイ(笑)。ファンの皆様ゴメンナサイ。m(_ _)m。「ジャズだけど踊れます。皆さん試しに立ってみましょう!」みたいなことを言うんですよ。お客さんもほとんどが立ったので私も立つことに。ついでに手拍子最速ということで、結局ラストまでリズムにのって手拍子。オールスタンディングになっちゃうとはねっ。想定外(笑)。もちろん途中で座ってしまった人もチラホラいました。とても楽しかたですよ。ジャズとして聴かずフュージョンとして聴けばいいんです。ソロはもちろんあるんですがそれは盛り上げの一環。パーカッショニストがこれほど目立つグループだったとは知りませんでした。

ステージサイドのモニターにUPのカメラ映像が映し出されるので、ステージよりそっちを見る方が多いくらいかも。音響は良いのですが、やっぱり残響多めでクリアネスには欠けますね。アコースティック・ジャズをこれほどPAで増幅するとちょっと違ったものになってしまします。入れ替え時間(15分)にはホールの中を少しブラブラ。コーヒーとかビールもも売っていたけれど、私しは自販機の缶コーヒーでお安く済ませました(笑)。

2組目は「インコグニート」。アシッド・ジャズのバンドですが、私にとってはこれもフュージョン。演奏が始まるとお客さんがほとんど立ちあがっちゃったのです。では私も付き合いましょう(笑)。結局これまたオールスタンディングで観る羽目に。ノリノリのグルーヴに会場は盛り上がりました。そうなんですよ。今夜のプログラムは”グルーヴ”なのです。私の視線からは踊っている女性もチラホラ見えました。途中でギターの方のMC。「東日本大震災で冷静を保った日本人。復興へと前向きに進む日本人。そんな日本人は素晴らしい。そして私たちは音楽で生きる素晴らしさを伝えられる。」と、ついでにチャリティーCDも宣伝していました。会場は静かに聴き入り。終わると拍手喝采。単純な私は良いものを観たという気持になました。会場にいる皆さんの心が一つになった瞬間。とても楽しいステージでした。

今度の休憩はステージの入れ替え作業を見ることにしました。15分間という短い時間にとてもスムーズに入れ替えをします。これを見るだけでこのイベントの運営の良さというのを感じました。

3組目は「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス」。これですよ。これっ!これ見たさにここに来たのです。う~む、何やってるんだかさっぱり見えない。ステージが遠すぎ(涙)。モニターに映し出される映像で何とか分かるくらい。でも、今のアンソニー見たい!と思ってもカメラは映してくれず。トホホッ。今度ばかりは皆さん座って一音も聴き漏らすまいという状況に。上原ひろみトリオはそんな皆さんの要望にカッチリ応えてくれました。

こんなにスケールの大きいトリオはなかなかないでしょう。演奏の完成度もかなりの高さです。PAに関してはここまで大音量化されるとピアノのニュアンスがちょっと損なわれている気もしました。上原の何が凄いかというとその精緻なリズム感。そしてそれを生かすピアノのテクニック。非常に速く弾く時でも均等に粒立ち良く音が配列されるのは凄いと思います。それによって出るスムーズなスピード感は新幹線といった感じでしょうか?機械的と言えばそうなんでしょうけれど意外としなやかでなんですよね。そんな上原のリズムがとても気持ち良く感じられました。リズムだけでなく、スローな曲で見せる抒情性も深まっていてイイ感じでしたよ。

アンソニーが凄かったです。上原のリズム感にピタリと寄り添い演奏をグルーヴさせます。ホールのPAではもの凄い重低音が出ていて、それこそ広大な大地のように上原を支えていました。速いテンポに余裕でついて行く速弾きも見られましたし、持続音でアルコのような音を出す弾き方など、アンソニーは凄いテクニックの持ち主だということに改めて気付かされました。それにアンソニーのベースってアートなんですよね。

サイモン・フィリップスは見てのとおりの派手なドラミングなのですが、グルーヴという点では意外と堅実。そして細やかな小技も随所に入れていました。ブラシも上手いんですよ。パワーもさることながらキレもが抜群でした。上原の軽快なスピード感とフィリップスの重厚なスピード感。それをつないでまとめるアンソニー。緊張感はもちろんあるのですがやっている楽しさも感じさせる3人の演奏でした。

全演奏が終わると全員スタンディングオベ-ション。アンコールの拍手も鳴り止まず。この日ラストだったのでアンコール演奏がありました。とても良かったです。でも近くで観ないととダメですね。遠くで観るとなんか実在感が足りないんですよ。モニターを観てるとTV番組を見ているみたいだし(涙)。でも楽しめましたよ。会場の雰囲気は最後方からしっかり観させていただきました(笑)。次に観にくるなら早く予約を入れてせめてS席にします。

そういえば秋葉原駅のホームで買い物を終えた黒人ミュージシャン(多分)3人と遭遇、秋葉原から会場のある有楽町へ向かう電車に一緒に乗り合わせました。

台風なんてなんのその、楽しいイベントでした。で、今日は昼からNHK-FMで「東京JAZZ2011」三昧。こういうイベントは楽しんだもの勝ちってことで(笑)。

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コメント

はじめまして。
kimtと申します。JAZZ歴2年弱の超初心者ですが、
いっきさんのブログは昨年あたりから拝見しています。

僕も東京JAZZ2011に行って来ました。
お目当ては上原さんのトリオだったのですが、
JAZZのLIVEを観たのは初めてだったので、
戸惑いました。
正直曲の途中での拍手のタイミングさえわからなかったくらいです。
そんな僕ですが、緊張感のある良いLIVEを観たという満足感で会場を後にしました。

12月にも同じ会場で上原さんのLIVEがありますが、
そのチケットも確保したので、それまでに彼女のCDを
もっと聴きこんで今回よりも楽しめるようにしたいと思います。

今回のブログも非常に参考になりました。
ありがとうございました。

投稿: kimt | 2011年9月 5日 (月) 00時56分

東京JAZZ 楽しめてよかったですね。
わたしも きのうは少しだけラジオで 聴きました。
セルジオ・メンデスのインタビュ-だったかな。

美男子ト-マス・エンコは 金沢ジャズストにも来ますよ。
チケットとっていなくて まだ 迷っています。
やっぱり 大きいホ-ルは 席によって違いますか?
でも、たくさんの人と盛り上がれるのは気持ち良いですよね。

投稿: マ-リン | 2011年9月 5日 (月) 16時59分

kimtさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
そして拙ブログをお読みいただきありがとうございます。

>僕も東京JAZZ2011に行って来ました。

お~っ、あの空間にいらっしゃったんですね。

>お目当ては上原さんのトリオだったのですが、

これまた同じですね。

>JAZZのLIVEを観たのは初めてだったので、
>戸惑いました。

最初は誰でもそうだと思います。
私も20数年前には同じ境遇でした。

>そんな僕ですが、緊張感のある良いLIVEを観たという満足感で会場を後にしました。

良かったですよね。
CDで聴くのと遜色ない出来だったと思います。
生々しさではLIVEの方が断然良いですけどね。

>12月にも同じ会場で上原さんのLIVEがありますが、
>そのチケットも確保したので、それまでに彼女のCDを
>もっと聴きこんで今回よりも楽しめるようにしたいと思います。

その心意気がいいですねー。拍手です。
きっと次回はもっと楽しく観られると思います。
私は12月のチケットをどうしようかと迷っていたのですが、
今更買うと(あればですが)後ろの席になると思うのであきらめました。

>今回のブログも非常に参考になりました。
>ありがとうございました。

そうおっしゃっていただけるととても嬉しいです。
ありがとうございます。

投稿: いっき | 2011年9月 5日 (月) 19時41分

マーリンさん

こんばんは。

>東京JAZZ 楽しめてよかったですね。

ハイッ!よかったです。

>わたしも きのうは少しだけラジオで 聴きました。
>セルジオ・メンデスのインタビュ-だったかな。

その頃私はこのブログ記事を作成中でした。
セルジオ・メンデスを心地よいB.G.M.にしてました。

>美男子ト-マス・エンコは 金沢ジャズストにも来ますよ。
>チケットとっていなくて まだ 迷っています。

金沢にも来ますか。
トーマス・エンコの演奏は質が高かったですよ。
きちんと聴かせてくれました。

>やっぱり 大きいホ-ルは 席によって違いますか?

後ろの席になると辛いです。
どのように演奏しているのかさっぱり見えません。
ミュージシャン間のアイ・コンタクトとかリアクションが見えないとライブの魅力は半減します。

>でも、たくさんの人と盛り上がれるのは気持ち良いですよね。

それがあるからいいんです。
場の共有は大勢のほうがやっぱりいいですね。

投稿: いっき | 2011年9月 5日 (月) 19時53分

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次に観たのは、マイク・ノック・トリオでした!ノックさんは、今年71歳を 迎えるオーストラリアのジャズシーンを代表するピアニスト兼作曲家で す。ノックさんは、ニュージーランド出身で、61年からバークリー音楽大 学に学び、フュージョングループ「フォース... [続きを読む]

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