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見つけました!

前回上京した時にディスクユニオン新宿ジャズ館でゲットしました。

P84 ビリー・ヒギンズ『ワンス・モア』(1980年rec. Red Records/DIW)です。メンバーは、ビリー・ヒギンズ(ds)、シダー・ウォルトン(p)、ボブ・バーグ(ts)、トニー・デュマス(b)です。80年代の匂い漂うワン・ホーン・カルテット。

このレコードは渋谷の「JBS」や中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」で聴いて入手したくなったもの。目玉はリーダーのヒギンズではなく、ピアノのウォルトンでもなく、テナーのボブ・バーグその人なのです。

ボブ・バーグと言えば復帰後のマイルス・グループに加入して有名になった人です。サックスのビル・エバンスの後釜。そしてマイルス・バンドを自分から辞めた(たいていは親分マイルスからグビにされるのに)人として有名だったはす(笑)。このアルバムではマイルス・バンド参加前のバーグの好演が聴けます。

バーグのテナーの良さは溢れ出る”熱さ”。次から次へと熱が込み上げて白熱してしまうところです。マイケル・ブレッカー世代なのに遅咲きで、それはオーソドックスなプレー・スタイルからだろうと思われます。そのオーソドックスなスタイルでよくマイルス・バンドから声がかかったものだと思います。で、やっぱりマイルスのところではちょっぴり違和感がありました。

マイルス・バンド脱退後はマイク・スターンとの双頭バンドなどで活躍するわけですが、円熟みを増してきていた2002年に突然交通事故で亡くなってしまいました。何とも残念ですがどうしようないことです。

このアルバムは何の変哲もないオーソドックスなバップ・スタイルなので、バーグの良さが発揮されていると思います。オーソドックスとは言っても50、60年代のままではなく、80年代なりのモダンな音になっています。このくらいのモダンさがバーグに合っているのです。男気溢れるバーグが聴けますよ。

ヒギンズ&ウォルトンのコンビは、当時のスティープルチェイスやミューズに何枚も録音が残されていますよね。そこにベースのサム・ジョーンスが加わったりすると、これは”鉄板”トリオなのではないでしょうか?そしてこの組み合わせに似合うのがジャズ喫茶の空気なのです。このアルバムなんかは正にそれで、ジャズ喫茶で聴くと”ジャズってこれだよねっ。いいよねっ。”となるわけです。このレコードを買えばジャズ喫茶の空気も一緒に付いてきます(笑)。

このアルバムはCD化されていないと思います(と思ったらCD化されてました)。ディスクユニオンで見つけてラッキーでした。価格も高くはなかったです。10%OFFで買ったのでお得でした。買ってビックリしたのですが、ジャケットにはビニールが被せてあり、レコードは厚紙のホルダーに入れられていました。以前の所有者が大切にしていたことがうかがわれます。こういうレコードを譲り受けるのって嬉しいですね。

で、私はというと、ジャケットに被せてあったビニールを剥いで、レコードも普通の内袋に入れて収納しています(笑)。それで良いのです。決して粗末に扱っているわけではありませんよ。丁寧にかつ普通に扱っているだけです。

渋谷の「JBS」に最近行ってないな~。お店のマスター:俗称マルカム(tommyさん名付け親、笑)に会いたい!

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コメント

良さげなレコですね。バーグは自分のソロが少ないという理由で辞めたらしいですが、結構吹いてた印象がありますが。ただギター、キーボード2人に御大と来るとソロ少なくりますよね。ジョンスコ時代は良かったのでは?と思いますね。いっきさんは新譜は買うし想いでのレコを買うしで実に楽しそう。自分は新譜はジャズ聴きはじめは買ってましたがもう10年くらい買ってません。思えば新譜を買ってた頃の方が楽しかったかな?と思いますね。

投稿: ウッチー | 2011年5月 2日 (月) 09時35分

ウッチーさん

こんばんは。
バーグが辞めた理由は確かにソロが少なかったからだと言ってましたね。
マイルス・バンドなら少ないのも致し方ないと思います。
そうですね。
ジョンスコ時代はまだ耐えられたんでしょう。
マイルスからイジメを受けたなんて話もありますよね。
真偽のほどは分かりませんが。

楽しまないとジャズを聴き続けられませんからね。
何がしか面白いことを見つけるようにしてます。
そしてブログではその楽しさが伝われば良いというスタンスです。
なので、「実に楽しそう」と思っていただけたなら嬉しいです。
楽しさを見せないとこっちの世界へ来てくれないでしょうしね。

ジャズの新譜を10年も買っていないんですか。
何かもったいない気がします。
最近の新譜はつまらないと言うのは簡単ですが、
果たして本当につまらないのか?
私は現在なりの面白さを見つけるようにしています。
「いーぐる」の「ニューヨーク・ダウンタウンを中心とした新譜特集」に
通い詰めたのも面白さを見つけるためでした。

と、色々言ってますが、最終的には楽観主義で節操の無さが私です(笑)。

投稿: いっき | 2011年5月 2日 (月) 19時37分

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