独特の風味を放つコンテンポラリー系
今日も新譜紹介!ちょっと遅いかも?
カーミット・ドリスコルの『リヴィール』(2009,2010rec. 19/8)です。メンバーは、カーミット・ドリスコル(ac-b,el-b)、ビル・フリゼール(b)、クリス・デイヴィス(p,prepered-p)、ヴィニー:カリウタ(ds,per)です。リーダーのベーシストは多分初めて聴きました(ではなく、持っているフリゼールの『ルックアウト・フォア・ホープ』でこの人がベース弾いてました)。メンバーの組み合わせがなかなか面白いです。
衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」で聴いて気に入りました。サウンドとしてはコンテンポラリー~フリー。リズムは8ビートのロック/ファンク調が基本で、時々フリーへと移行してフリーなビートになる場面もあります。
何と言ってもフリゼールが目玉です。ここではいつものカントリー調よりはブルージーに弾いています。曲によってはジョン・スコフィールドのように聴こえてくる場面があって面白いですよ。この人ならではのコクとウマミは何物にも代えがたいものがありますね。”ギンギン”ロックしている曲もあっていいですよ。”うむっ”ラストの曲はメセニーのように聴こえるかも?(笑)
ピアノのデイヴィスは女性。トニー・マラビーなんかとやるニューヨーク・ダウンタウンの曲者の一人なのです。ただしこの人の場合は曲者といっても尖がった感じや近寄りがたい感じは少なく、ここでは優しく包み込んでくれる方向なので面白い。女性ならではのしなやかさと母性愛を感じるのです。アブストラクト/フリーに弾いても妙に染みるから困っちゃう(笑)。
ドラマーのカリウタはフランク・ザッパやスティングとやったりするロック/フュージョン方面では言わずと知れた人。「曲者メンバーのひと癖ある曲なんだけどカリウタで大丈夫かな?」と思ったのですが、いらぬ心配でした。フリーな場面に突入しても何食わぬ顔でイマジネイティヴに叩いてくれます。私、カリウタを見直したのであります。
リーダーが最後になってしまいました(笑)。2曲以外はドリスコルが作曲しています。分かりやすさと分かりにくさが程よくバランスした曲が並んでいます。一筋縄ではいかない曲ばかりなので、この手のやつが好きな人にはたまらないものがあります。肝心のベースは、意外と普通で堅実サポートタイプ。個性的なメンバーをしっかりまとめていると言えるでしょう。ファンク調の曲でエレベを弾きます。
曲者が揃って癖のある曲をやっているにもかかわらず意外と聴きやすいのが◎。この独特の風味、分かる人には分かるし、嵌まる要因なのです。メンバーにピンッと来たら買いでしょう。
《グレイト・イクスペクテイションズ》は昔よく聴いた(マジックのB.G.M.?)メロディーに似ているんだけれど思い出せないよ~(涙)。誰か教せ~て!これ、ジョー・ザビヌルの曲でした。
アルバム名:『Reveille』
メンバー:
Kermit Driscoll (ac-b,el-b)
Bill Frisell (g)
Kris Davis (p,prepared piano)
Vinnie Colaiuta (ds,per)
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コメント
ポール・モーリアですかね?
投稿: ウッチー | 2011年4月30日 (土) 15時17分
ウッチーさん
コメントありがとうございます。
残念ながらポール・モーリアではないです。
ポール・モーリア&マジックと言えば《オリーブの首飾り》ですが、もっとブルージーというかダークというか、う~ん、上手く説明できないのがもどかしいです。
投稿: いっき | 2011年4月30日 (土) 16時28分
では次のジャズヒップホップ学習会までには答えを見つけますか。いっきさんの最後の質問はいつも楽しみにしてます。
投稿: ウッチー | 2011年4月30日 (土) 17時03分
ウッチーさん
>では次のジャズヒップホップ学習会までには答えを見つけますか。
ありがとうございます。
>いっきさんの最後の質問はいつも楽しみにしてます。
稚拙な質問なのでお恥ずかしい限りです。
ということは、次回も欠席できないってことですよね。
投稿: いっき | 2011年4月30日 (土) 17時49分
おはようございます。
カーミット・ドリスコールは’80年代末から’90年代前半にかけてビル・フリゼールのバンドにいた人で、彼の作曲はフリゼールの個性に合わせて作ったんじゃないか、と思えるほどにマッチしてました。最近のフリゼールよりハードな場面もありましたし。
このメンバーでドラマーが合うのか、と心配、私もしましたが、けっこう合いますね。さすが、ヴィニー・カリウタ、と思いました。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2011年5月 1日 (日) 08時37分
910さん
こんにちは。
>カーミット・ドリスコールは’80年代末から’90年代前半にかけてビル・フリゼールのバンドにいた人で、
そうだったんですか。
私はその頃のフリゼールを聴いていなかったんですが、1枚持っているフリゼールの『ルックアウト・フォア・ホープ』のメンバーを見たらドリスコールがベースを弾いてました。
>彼の作曲はフリゼールの個性に合わせて作ったんじゃないか、と思えるほどにマッチしてました。
確かにそうですね。
フリゼールのアルバムと言ってもいいかんじでした。
>最近のフリゼールよりハードな場面もありましたし。
そこが良いと思いました。
>このメンバーでドラマーが合うのか、と心配、私もしましたが、けっこう合いますね。
いい感じで叩いていますよね。
トラバありがとうございます。
後ほど私もコメ&トラバします。
投稿: いっき | 2011年5月 1日 (日) 10時06分