« 今日はお気楽ネタです。アリス=紗良・オット | トップページ | 今日は東京スカイツリー見物! »

ニューヨーク・ダウンタウン系も相変わらず聴いてます。

しぶとくニューヨーク・ダウンタウン系を聴き続けてます(笑)。

P67 『アンデインジャード・ブラッド』(2010年rec. SKIRL RECORDS)です。メンバーは、ジム・ブラック(ds)、トレバー・ダン(b)、オスカー・ノリエガ(as,b-cl)、クリス・スピード(ts)です。SKIRL RECORDSはクリス・スピードのレーベルらしいです。ニューヨークのアンダーグラウンド系。間違っても日本盤は出ませんね。こんなのを輸入するのはディスクユニオンくらいでしょう(笑)。私はこのレーベルのCDを買うのはこれが4枚目。ケースがDVDケースと同じサイズなので収納に困ります。

全10曲、モンクの曲を除く曲はクリス・スピードが作曲。他にも別の人の曲があるのかもしれませんが、表記がないので推測です。1曲目《PLUNGE》からもうこの人達のいつもの世界。変拍子のファンク系にのって、テーマでアンサンブルを重視しつつソロもしっかりとるという展開です。ジム・ブラックのリズムが他の誰とも似ていないのですよ。もう独特のグルーヴを出しています。ソロに結構力が入っているんだけれどサウンドは緩め。何なんでしょうね。このホンワカ感。最初は何だかよく分からないんだけれど、嵌まるとここでしか得られない快感が味わえます。

その何だか分からないホンワカ感は3曲目モンクの《エピストロフィー》にピッタリなのでした。モンクの変なメロディーにこれだけ親和感も持っているというのはなかなかないんじゃないでしょうか。ここではバスクラを吹いているんだけれど、これが緩むんですよ。フロントはホンワカで馴染みやすいです。でもリズムは現代的複雑さ。これがうまい具合に噛み合っているのがこの人達の現代ジャズなのです。

5曲目《K》はほのぼの歌謡調?バラード。これを聴くと普通のジャズファンはジャズじゃないって言うでしょうね。ベースソロが最初にあり、続くテナー・ソロはアドリブはないと思います。メロディーを慈しむように、だけどどこか頼りなく淡々と吹いているのが面白いです。続く6曲目《タコス・アット・オスカーズ》がフリー系なんだから笑ってしまいます。せわしいリズムの上でサックスが咆哮しています。何でこういう2曲が共存しているのか?アハハッ、それが現代性なのです。キッパリ!

7曲目《イリス》はワークソング風。ツルハシ持って鉄道工事しながら歌っていそう(笑)。アルコ(長く持続はさせず)でベース・ラインをとるのが面白いです。で、途中からは演歌の世界にも聴こえます。これってユダヤ系メロディーなのかな~。私にはこういうのが演歌に聴こえてくるのです(笑)。これもジャズっぽくないでしょう。9曲目《VALVA》の前半は怖いフリーになるんだろうけれど、この人達がやるとユーモラス感が漂ってます。脱力感すら伴うのです(笑)。

とにかく独特なサウンドがここにあります。一筋縄ではいかないけれど、それは人を遠ざけるものではなく私には人懐っこく感じられるんですが、皆さんはどう聴こえるのかな~?

明日4/23(土)は、ジャズ喫茶「いーぐる」の
『ジャズ・ヒップホップ学習会 第3回:ビル・ラズウェルの正体を暴く』
に参加します。

|
|

« 今日はお気楽ネタです。アリス=紗良・オット | トップページ | 今日は東京スカイツリー見物! »

ジャズ・アルバム紹介」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/511944/39716561

この記事へのトラックバック一覧です: ニューヨーク・ダウンタウン系も相変わらず聴いてます。:

« 今日はお気楽ネタです。アリス=紗良・オット | トップページ | 今日は東京スカイツリー見物! »