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元気の出るドラム!

新譜も何枚かたまっているのですがちょっとゆっくり聴いている時間がありません。
ということで今日も古いアルバムを紹介。
元気が出そうなやつが良いということで、これなんかいかがでしょう?

P41 デニス・チェンバース『ゲッティング・イーブン』(1991年rec. GLASS HOUSE/PIONEER LDC)です。メンバーはデニス・チェンバース(ds)、ジム・ベアード(key)、アンソニー・ジャクソン(b)、ゲイリー・グレンジャー(b)、ジョン・スコフィールド(g)、ジミ・タンネル(g)、ボブ・バーグ(ts)、ビクター・ウィリアムス(per)です。これはパイオニアLDCから出たアルバムですね。当時はレーザー・カラオケ全盛期で、パイオニアはボロ儲けしていたはず(笑)。

皆さんご存じのとおり、デニスと言えばそのド迫力バカテク・ドラミングということになります。キレがありながらとてつもないパワーを発しているという凄さです。ジョン・スコフィールドがデニスを連れて来日した時に、日本のジャズ・フュージョン・ファンはノックアウトされたのです。ついたあだ名が”メガトン・ボム(メガトン爆弾)!”。私がデニスを初めて聴いたのは、マイク・スターンの『ジグソー』なんで、ちょっと乗り遅れてます(笑)。聴いてみてその噂どおりのドラミングに惚れました。

このアルバムはそんなデニスのファースト・リーダー・アルバムです。ドラム・ソロを聴かせるようなところはなく、あくまで楽曲の中でデニスのドラムを聴かせる構成です。音楽ディレクターがジム・ベアードで、プロデューサーは小川隆夫さん。小川さんがプロデューサーだったなんて今日気付きました(笑)。曲は全て他人の曲でアレンジはベアード。テクニカル系フュージョンですが、このメンバーですから浮ついたところはなくハイ・クオリティ。

もちろん一番の聴きどころはデニスのドラミングに尽きるのですが、私的には好きなサックス奏者ボブ・バーグの参加も聴きどころです。マイケル・ブレッカー系なんだけれども熱いブローをするところがバーグの良さですよね。この人っていつも熱いんでそれが好き(笑)。クールに吹いていてもそのうち熱さが滲み出てしまう面白さです。

盟友ジョンスコも半分の曲に参加していて、相変わらずひねくれギターをかましています。アンソニーも半分の曲に参加してセンスの良いベースを弾いていますよ。全体的にはベアードの洒落たアレンジがアルバムの色を決めていると思います。さっぱり上質系アレンジなので、コクのあるやんちゃなデニスのドラミングが際立ようになっていると感じました。

私のお気に入り曲は《ブー》。この”ブー”というのはデニスの子供のあだ名だとか。曲のイメージは香港カンフー調。カンフー調なのは映画「ミスター・ブー」にかけているのかもしれません。ちょっとおちゃめなメロディーは正に「ミスター・ブー」です。デニスがグイグイとリズムをグルーヴさせる様が気持ちいいのです。そんなリズムにのってはじけるバーグのテナーが最高!

今、大変な日本ですが、デニスのパワー・ドラミングに煽られて元気にいきたいものです。ガンバロー!

残念ながら廃盤みたいです。Amzonに中古CDがあります。

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