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『アフロ・ディズニー』を読み終えた。

菊地成孔さんと大谷能生さんの『アフロ・ディズニー』をやっと読み終えました。
いつものことですが思いっきり遅読です。
東京へ行くときに電車の中で読むというパターンで読み進めたら、
めちゃくちゃ時間がかかってしまったのです。
実は半分くらい読んだところで電車の中にこの本を置き忘れ。
しばらくそのままにして、改めて本を買いなおした経緯まであります(笑)。
途中、別な本を何冊が読み終えてます。
何が書かれていたのか今や忘れつつあります。
ほとんど1年かかって読み終えた感じです。
遅読な私でもこれは例外。
たまにはこんなこともあって良し、人生面白いということで(笑)。

私はとても面白く読みました。
突拍子もない意見が次々と開陳され、分かるような分からないような?
浮遊感が味わえます。
でも私としては基本的にうなづけるもので、
よくもまあこういう発想が出るものだと感心しきり。

本の中に出てくる子供/大人の対比は面白いですね。
私は大人なのか子供なのか?
もちろん年齢からいったら大人ですが、思考や行動はどうなのか?
どこが大人でどこが子供なのか?
考えてみると面白いです。
眉間にしわを寄せて深刻に考えるようなことではありませんよ。
適当に自分を客観視するのが面白いのです。

ちょっと私のブログに子供/大人を当てはめて考えてみましょう。

1.大人っぽい内容を大人っぽく書く : ありきたり
2.子供っぽい内容を子供っぽく書く : 開きなおり
3.大人っぽい内容を子供っぽく書く : 無理があるかな?
4.子供っぽい内容を大人っぽく書く : かっこ悪い

私は2もしくはちょっと3くらいでやっているつもりなのですが、どうなんでしょう?

子供っぽくというかちょっと敷居を下げる書き方のルーツがどこにあるのか?
ちょっと考えてみました。
私は中山康樹さん著『マイルスを聴け!』にルーツがあるように思います。
中山さんと言えば、『スイングジャーナル』の編集長まで務めたエライ方なのに、
「クッ~。たまらん。」とか「か~~~~」とかを見た時(最初版)に、
「こんなのあり?反則技じゃん!」と思ったのです。
文章にも随所にはじけた若さが出ていて「いいな~。」と思ったものです。
こういう表現ができる中山さんをカッコイイと思いましたよ。
なので、私は時々真似をさせていただいてます(笑)。

若造りなブログ、これ絶対『マイルスを聴け!』の影響があると思います。
皆さんそう思いませんか?

『マイルスを聴け!』は、ジャズ業界のお堅い雰囲気を打破した文体、
それまで評論業界でタブー視されていたエレクトリック・マイルスを絶賛、
ブート盤まで取り上げるなど、当時としては斬新なコンセプトでした。
変わった装丁も含め画期的な本だったと私は思っています。

あの頃は、寺島靖国さんの『辛口JAZZノート』
後藤雅洋さんの『ジャズ・オブ・パラダイス』など、
斬新な視点の本に出会えてとても楽しかったものです。
もう20年前の話ですね。

最近では、菊地成孔さんと大谷熊生さんの『東京大学のアルバート・アイラー』
これまでにない斬新さで面白かったくらいかな~。
その続編が『アヅロ・ディズニー』になりますね。

『アフロ・ディズニー』の話に戻りますが、
後書を読んで本の意図するところがよく分かりました。
訳が分からないまま読み進み、後書を読んで「なるほど!」と思わせるあたりに、
なかなかしたたかな戦略を感じました。

ゆっくり本を読む、これって大人?

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コメント

いっきさん、こんばんは。
オイラ、それは読んでいないなぁ〜。

今、小川さんの『ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実』と悪戦苦闘中なのよ。
乗るに乗れない尻切れトンボに困っています(笑)。
特に言いたいこともないのに本出すな!って感じ。

投稿: tommy | 2011年2月 3日 (木) 00時30分

こんばんは。

>特に言いたいこともないのに本出すな!って感じ。

また批判するんだから、もう(笑)。
いいじゃないですか?

ちなみに私は2008年9月にこの本のことをブログにUPしていますよ。
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post_ef71.html

もう2年半前のことですね。
tommyさんからのコメントもありますよ。
某ジャズ評論家への批判も(笑)。
今考えるとどうでもよいことなのにねっ。
若気の至りということで。
懐かしいな~。

投稿: いっき | 2011年2月 3日 (木) 00時45分

オイラが今読んでいるのは、続編の4000番台の方(笑)。
ゼッタイ!ボルテージが落ちていると思います。
それと1500番台に比べて、面白ねたがないのかも??

オイラ、2年前は優しいヤツですね。
今はそうは思わないよ(笑)。

投稿: tommy | 2011年2月 3日 (木) 01時15分

tommyさん

こんばんは。

>オイラが今読んでいるのは、続編の4000番台の方(笑)。

あらまっ!私の勘違いでした。

>ゼッタイ!ボルテージが落ちていると思います。

そうですか。
私はこれは読まないと思います。
1500盤台だけで十分です(笑)。

>オイラ、2年前は優しいヤツですね。
>今はそうは思わないよ(笑)。

時が経てば心境も変わりますよね。

投稿: いっき | 2011年2月 3日 (木) 20時17分

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