秋葉原と御茶ノ水でぶらり。
グラミー賞で日本人が4人受賞したんですね。おめでとうございます。特に上原ひろみ!NHKのニュースウォッチ9で上原ひろみと笑福亭鶴瓶の今日のライブ映像が流れていました。色々やってるんですね~。
先々週、ジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演の前に、秋葉原と御茶ノ水をぶらりとしてきました。御茶ノ水駅に着いたのがお昼なので、駅前でラーメンを食べ、いざ徒歩で秋葉原へ。聖橋の上から東京スカイツリーが見えました!秋葉原のビルの隙間から覗いていました。あいにくの曇り空で空は霞ぎみ。こんなところから見えるとはビックリ!
秋葉原では半田吸取線と真空管アンプのパーツを購入。以前作った(改良した)6L6GCアンプをAB級からA級にしようと思ったからです。それは見事に失敗。A級にすると電流が増加して電源トランスの許容量オーバーでした。うかつでした(笑)。
さて、久しぶりの秋葉原ということで、真空管屋さんを数件覗いてきました。10年くらい前からすると、ヴィンテージ真空管はまたちょっと値上がりしているようです。6V6GTなんてもっと安かったのに。手軽に買えなくなりました(涙)。再生産品は安いんですけどね。
秋葉原の駅ビルリニューアルが完成していました。以前の配置とはだいぶ感じが変わって落ち着いたように思います。
秋葉原から御茶ノ水は電車で、坂を登るのがめんどうなのです(笑)。たった1駅なんですけどね。御茶ノ水に来たのはディスクユニオンのJAZZ TOKYOをゆっくり見るため、前回行った時は日程が押していてゆっくりみられなかったからです。
最近ほしい中古CDとかあまりないんですよね。レコード棚を中心に物色。ここでちょっと珍しい光景に遭遇。マイルスのCD棚のところに『マイルスを聴け!』を片手に持ってCDをチェックしている方がいたのです。これから中山康樹さんの「ジャズ・ヒップホップ学習会」に参加しようという時に、こういう偶然が重なるから面白い!
結局私が買ったのは2枚の中古レコード。本田竹曠の『サラーム・サラーム』(右)とドン・フリードマンの『メント・トゥ・ビー』(左)です。
なぜ『サラーム・サラーム』を買ったかというと、ウェザー・リポートに参加したことのあるエリック・グラヴァット(ds)がいたからです。ハーフ・スピード・カッティングで高音質をうたっていたことも購入理由。1974年録音なので、グラヴァットはウェザー・リポート脱退直後なのかもしれません。ベースはジュニ・アース。初めて聴きました。
ピアノ・トリオ。時代が時代なのでしょう。とにかく黒くて熱い!タイトル曲(サブ・タイトル:平和)はB面全てで、最初はダラー・ブランドの『アフリカン・ピアノ』ばりソロから入り、トリオになってからはマッコイ・タイナーばりにガンガン弾いてスピリチュアルに迫ってきます。こう書くと何か個性がなさそうですが、それはそれとして黒くて熱ければいいんじゃないかと(笑)。グラヴァットが煽る煽る!私はかなり気に入りました。音もガッツがありなかなか良いです。
もう1枚『メント・トゥ・ビー』は後藤雅洋さん著『ジャズ・オブ・パラダイス』掲載アルバム。ず~っと探していました。これはCD化されていないはずで、レコードをやっと見つけました。『ジャズ・オブ・パラダイス』掲載のインストゥルメンタル・アルバムはあと12枚でコンプリート。60年代までのものはレコードを入手したいなんて規則を課しつつ気長に蒐集しています。
こちらはピアノ・ソロ。スタンダードなど3曲とオリジナル5曲を演奏しています。どうということのない演奏ですが、フリードマンの押しつけがましさのない素直な美意識によって統一された快演が収められています。やっぱりビル・エバンスからの影響はかなり感じます。フレージングやハーモニー感覚にです。でもエバンスほどテンションは高くないですね。その適度なテンション感が、聴く人を自然と音に惹きつけます。あの《サークル・ワルツ》も再演。優しくしっかり包み込まれて下さい。今日のような雪の降る夜にお似合いかも?
さりげないけれどしっかり聴かせる味のある演奏。いいですね~。こういうアルバムを聴くと、「ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか?」、分かる気がします(笑)。
先週はヒップホップの話題を続けましたが、私の基本はこちらであることに変わりはありません。
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