でっ、マッドリブ。
さて、今日もジャズ・ヒップホップです(笑)。
いよいよマッドリブですよ。
私の抱いているヒップホップのイメージとは異なりました。
先週の「ジャズ・ヒップホップ学習会」で中山康樹さんが言っていました。
マッドリブは自宅に4t(トン)のレコードを持っているんだそうです。
レコード&ジャケットで200gだとすると単純計算で20,000枚。
そんなオタクのマッドリブが一人スタジオで編集してトラックを作るわけです。
つまりオタッキーな音楽なのです(笑)。
基本はインストでした。
まずは「ジャズ・ヒップホップ学習会」でかけた曲。
YouTubeに動画がアップされていました。
イエスタデイズ・ニュー・クインテットというのはマッドリブのジャズ系プロジェクト名。
プロジェクトと言っても一人でやっています。
《フットプリンツ》。
続いて私が買った『マッドリブ・メディシン・ショウ#7:ハイ・ジャズ』から、
YouTubeにアップされていたものを2曲。
こんな感じの曲が次々とあらわれては消えていきます。
熱いようにも聴こえますが、かなり醒めた/冷めた目線を感じます。
う~む、私にはポスト・モダンといった感じなのです。
ヒップホップも色々なものがあるようです。
こんなカオス風なものまであります。
意外とウェザー・リポートの『ミスター・ゴーン』辺りに繋がっていたりして?
私のヒップホップ・イメージに近いのはこれかな?
アフリカをイメージしたアルバムに収録されているようです。
私にはマッドリブの音楽としか言いようがないように思えました。
私はこれはこれで面白い音楽だと思うのですが、
極普通のジャズ・ファンがここに行きつけるのかどうか?
ジャズ・ヒップホップ。
一筋縄ではいかないようです。
ヒップホップも四半世紀程の歴史があるので奥が深いのです。
何を選んで聴くのか?そこが肝心ですね。
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コメント
こんばんわ。いっきさん。
fat joeという人もなかなか良いですよ。
この人の元ネタはロニーリストンスミスとかなのでJAZZというより、ソウルやファンク寄りですね。
あと最近ではROOTSも良いですよ。
MADLIBと共通していることは妙に冷静な音楽だということです。
MADLIBはまだ熱い方だと思います。
やはり醒めた目線を感じる感覚がポストモダンな感覚なんでしょうか?
個人的にはMADLIBの「STEPPING OUT TOMMORROW」はオリジナルのDONALD BYRDより気持ちよい気がします。
怒られますかね?
投稿: 雪丸 | 2011年2月11日 (金) 00時42分
いっきさん、こんばんは。
>極普通のジャズ・ファンがここに行きつけるのかどうか?
ん〜、行かない。聴かないと思います(笑)。
基本的に向き合って聴く音楽じゃなくて、環境音楽だと思う。
また、ジャズとは違う「だるさ」を要求される音楽だ。
インド音楽〜ワールドミュージック好きは行けるかも?
投稿: tommy | 2011年2月11日 (金) 01時24分
雪丸さん
おはようございます。
雪丸さんはヒップホップにお詳しいんですね。
fat joeとROOTS、まずはYouTubeで見てみます。
今のところは様子見という感じでヒップホップをフォローしていこうと思っています。
>やはり醒めた目線を感じる感覚がポストモダンな感覚なんでしょうか?
醒めた目線≒ポストモダンとは言い切れませんが、マッドリブにはポストモダンを感じます。
>個人的にはMADLIBの「STEPPING OUT TOMMORROW」はオリジナルのDONALD BYRDより気持ちよい気がします。
>怒られますかね?
いいんじゃないでしょうか。
マッドリブの気持ち良さもあると思います。
投稿: いっき | 2011年2月11日 (金) 07時40分
tommyさん
おはようございます。
>基本的に向き合って聴く音楽じゃなくて、環境音楽だと思う。
>また、ジャズとは違う「だるさ」を要求される音楽だ。
私は言いきれませんが(笑)、おっしゃる側面はあると思います。
ダウナーな感じはしますよね。
それも良さだとは思いますが。
アップしたのはそういう感じが多いですが、もっとジャジーなものもあります。
>インド音楽〜ワールドミュージック好きは行けるかも?
確かにそんな感じはします。
投稿: いっき | 2011年2月11日 (金) 07時46分
「ヒップホップはジャズより黒い!」・・・オイラの今日の感想。
オイラ、マイルスの『Doo Bop』くらいが気持ちイイ。
投稿: tommy | 2011年2月11日 (金) 13時45分
今日は寒いですね~。
こんな寒い日は黒いヒップホップを聴いて温めたいかも?
『ドゥー・バップ』はいいですよね。
投稿: いっき | 2011年2月11日 (金) 17時35分
こんばんわ。いっきさん。
僕は全然ヒップホップに詳しくないですよ。
ただ、一時期クラブ〜ハウス〜ヒップホップミュージックを広く浅く聴いていた時期があるのです。
今はあまり熱心にチェックしていません。
なぜなら黒さだけならヒップホップも現代のJAZZとおなじで、LAST POETSやアフリカ・バンバータのような70年代までのアーティストの方が黒く感じるからです(あくまで個人的な意見)
どんなにテクノロジーが進歩して、今の方が計算された黒いノリを作り出せても、昔の方が太く黒く感じるのはどうしてでしょう?
とても不思議に感じます。
ところで明日は後藤さんの講演ですが、いっきさんは行かれますか?
投稿: 雪丸 | 2011年2月11日 (金) 20時03分
雪丸さん
こんばんは。
札幌では珍しくないでしょうけれど、こちらは年1回くらいしか雪が積もらないので大変です(笑)。
>なぜなら黒さだけならヒップホップも現代のJAZZとおなじで、LAST POETSやアフリカ・バンバータのような70年代までのアーティストの方が黒く感じるからです(あくまで個人的な意見)
なるほどヒップホップにそんな感じをお持ちですか。
なんとなく想像はできます。
黒人が白くなってしまったんでしょうね。たぶん。
>どんなにテクノロジーが進歩して、今の方が計算された黒いノリを作り出せても、昔の方が太く黒く感じるのはどうしてでしょう?
微妙なニュアンスの問題でしょう。
その時代(に生きる人)固有のものが封じ込められているんだと思います。
>ところで明日は後藤さんの講演ですが、いっきさんは行かれますか?
この天候ですし、さすがに2週連続上京する気はないです。
投稿: いっき | 2011年2月11日 (金) 22時36分