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またまたヒップホップ系ジャズ

ジャズ&ヒップホップの流れが面白くなってきました。昨日の記事にジャズ友tommyさんからコメントをいただき、それによると今月の「JaZZ JAPAN」でもこの手の記事があるというではありませんか!早速Amazonで検索してみると、確かにありました。中山康樹さんが対談記事をしっかり企画してUPしているみたいです。う~ん、さすがは中山さん!既に色々手配は済んでいたんですね。

来年、ジャズ喫茶「いーぐる」連続講演に中山康樹さんの【ジャズ・ヒップホップ学習会@いーぐる】が企画されたようです。詳細はジャズ喫茶「いーぐる」[diary]をチェックしてみて下さい。う~ん、私もすっかり中山さんに嵌められてしまったみたい(笑)。懸案だったニューヨーク・ダウンタウンのジャズが私の中で一区切りつき、次はどうしようかな~と思っていたところにこれですよ。ジャズ&ヒップホップ!面白そうなのでフォローすることにします。

中山さんの動きが色々分かる前にブログでいち早く食いついたことに自己満足(笑)。自慢ではありませんが、こういうことには鼻が効くほうだと思っています。

さて、今日も1枚紹介します。

P186 ロバート・グラスパー『ダブル・ブックド』(2009年、BLUE NOTE)です。メンバーは、ロバート・グラスパー(p,rhodes)、ビラル(vo)#11,12、モス・デフ(vo)#7、ケイシー・ベンジャミン(sax,vocoder)#7~12、ヴィセンテ・アーチャー(b)#1~6、デリック・ホッジ(el-b)、クリス・デイヴ(ds)、ヤヒ・サンダンス(turntables)#12です。

前半6曲はヴィセンテ・アーチャーと組んだピアノ・トリオ。後半6曲はデリック・ホッジのエレベ・トリオ+ボーカル&エレクトリックの”イクスペリメント”というグループでの演奏です。

これもジャズ喫茶「いーぐる」の「ニューヨークダウンタウンを中心とした2009年新譜特集」で益子博之さんが紹介していました。ディスクユニオンでもスタッフ推薦盤になっていましたね。

前半ピアノ・トリオの演奏は、昨日紹介したマーク・アイザの『オファリング』同様、ヒップホップ系ビートを取り入れたものです。このビート感、旧態依然としたピアノ・トリオというフォーマットでありながら、新鮮なサウンドを生みだすことにつながっています。メローな美曲揃いなのも聴きどころです。

前半ラスト、セロニアス・モンクの《シンク・オブ・ワン》が凄い。テーマではブギウギ・ピアノも軽く入れたりします。ヒップホップ系ビート~4ビートを行き来しつつも見事なスイング感を生みだし、心地良いメロディーでアドリブをするあたりなかなかのセンスです。モンクの曲って懐が深いので、演奏の仕方次第で凄く新鮮なナンバーへと変貌します。

後半の初めはヒップホップの短い曲です。で、続くのがヘッド・ハンタースの《バタフライ》。これがヒップホップ・ビートにのってカッコ良く演奏されています。ファンク~ヒップホップの流れ、私は大好きです。私がジャズを聴き始めてまもなく出会ったマイルスの『パンゲア』、ハービーの『マン・チャイルド』。初めてきちんとブラック・ミュージックに触れたので、私にはこの辺りのサウンドが重要な意味を持っています。

このアルバムでもリズムは人力。打ち込みを経由した人力ヒップホップ・リズムというのが現代のこの手のジャズの鍵を握っていると思います。

アコースティック&4ビートがジャズだと言っている方々は無視しましょう!
ヒップホップ系ジャズ、私は面白いと思います。

アルバム名:『DOUBLE BOOKED』
メンバー:
ROBERT GLASPER(p,el-p)
CHRIS DAVE(ds)
M2-6: VICENTE ARCHER(b)
M7-12: CASEY BENJAMIN(sax,vocoder),
DERRICK HODGE(el-b)
BILAL(vo:M11,12)
MOS DEF(vo:M7)
JAHI SUNDANCE(turntables:M12)

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