美メロなユーロジャズ
典型的なヨーロッパの美メロジャズを紹介。新譜です。
私の中には美メロジャズ耳だってあるのです(笑)。
トーレ・ヨハンセンの『I.S.』(2009年rec. INNER EAR)です。メンバーは、トーレ・ヨハンセン(tp)、スティーブ・スワロー(el-b),ラーシュ・ヤンソン(p)、アンダーシュ・シェルベリ(ds)です。ヨハンセンはノルウェーのトランペッターです。トランペットのワンホーン・カルテット。ジャケット(スリーブ)は、ノルウェー?の冬の海岸を撮った写真をスリーブ5ページ分横につないで並べた大パノラマ写真のみ。ジャケットはその写真の一部です。
音楽もこの写真に合いそうなものです。曲はヨハンセンが3曲、スワローが4曲、ヤンソンが2曲提供しています。3人それぞれ美メロ・メーカーなので、最初から最後までどこをどう切っても美メロしか出てきません。たまにはこんな甘~いアルバム聴くのもいいんじゃないでしょうか?
ヨハンセンは嫌な音は一切出さず軽やかに優しくフレーズを綴っていきます。ヤンソンもセンス良くバッキングして、いざソロとなればキースというかチックというかハービーというか、皆のいいとこどりみたいなメロディアスなフレーズを次々と繰り出し続けます。いや~凄いです。美メロの洪水状態(笑)。
で、凄いのがそれを支えるスワローのエレクトリックベース。独特のエレベの音で、ウォーキング・ベースを弾いていますが、スラスラ&プリプリと、もう次から次へと繰り出す繰り出す美メロのライン。このアルバムで一番目立っているのって、実はスワローなんです。私はスワロー目当てでこのアルバムを買ったところもあるので大満足。スティーブ・スワロー、凄いです。
ドラムのシェルベリは、ジャック・ディジョネットに似た感じのドラミングです。ヤンソンのピアノ・トリオの場面、ヤンソンのかすかな唸り声が聴こえたりすると、キースのスタンダーズ・トリオのベースがスワローだったら?みたいに聴こえます。キース&スワローのスタンダーズ・トリオ、なかなか良いですよ(笑)。
ベタな1枚。センスが良い人達なので嫌味はないです。こちらも素直な気持ちで聴けばとても心地よく聴くことができます。このアルバムを聴いて、”こんなの女子供の聴くジャズ”と思ったとしたら、あなたは心が荒みつつあるのかも(笑)?
アルバム名:『I.S.』
メンバー:
Tore Johansen (flh)
Steve Swallow (el-b)
Lars Jansson (p)
Anders Kjellberg (ds)
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コメント
今年もお世話になりました。
これは、スワローのエレベが微妙にはまっておもしろかったです。
このトランペット、、結構お気に入りです。
女、子供でええですわ。
美メロ耳もしっかりもちたいわたしです。
来年もよろしくお願いいたします。
投稿: すずっく | 2010年12月30日 (木) 08時27分
すずっくさま
こんにちは。
スワローの微妙に嵌まるエレベ。
私は大好きです。
トランペットもいいですよね。
そういえばこの人を最初に聴いたのが、ジャズ喫茶「ジニアス」でした。
その時から気になっていたんです。
女、子供、美メロ、全てO.K.です。
トラバありがとうございました。
こちらこそお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
投稿: いっき | 2010年12月30日 (木) 12時56分