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こんなムーディーなジャズも持っていました。

今日は何を書こうかな~といい加減に悩んでいました。

これでいいやっ(笑)。

P180 ティル・ブレナー『ラブ』(1998年、Motor Music/Emarcy)です。メンバーは、ティル・ブレナー(tp,flh,vo)、チャック・ローブ(g)、フランク・カステニーア(p,key)、ティム・レフェーブル(b)、ウォルフガング・ハフナー(ds)、デヴィッド・チャールズ(per)、カーメン・ケスタ(vo)です。私が持っているのは輸入盤なのですが、ジャケット違いの日本盤も出ているみたいですね。

タイトルからして分かるとおりムーディーなフュージョンです。たまにはこんなムーディーなアルバムを聴いて和むのもいいんじゃないでしょうか?ウイスキーのグラスでもを傾けながら聴けば最高。

数曲ではボーカルも披露していて、声や歌い方はTOKUに似ています。この手のムード・トランペッターって最近結構いますよね。ルーツというか元祖はチェット・ベイカー。でもチェットの場合は、若いころは妖艶さみたいなものがあったし、晩年はもう荒みきった後の凄みがあったし、音楽の質はまるで違うんですけどね。

パーカーにしてもパウエルにしてもチェットにしても、スタイルは継承できても本質は結局誰にも継承できなかったわけで、パーカー、パウエル、チェット、まあチェットの場合は天才というわけではありませんが、皆その音楽は孤高のものだったのではないかと思います。こう手の話はこの前のジャズ喫茶「いーぐる」での『ジャズ耳の鍛え方』発刊イベントでもありました。

まっ、そういう事は考えずに、ムードに浸って聴くのがこのアルバムです。気持ちよくなれますよ!

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