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今日はマイナー・ピアノ・トリオ

これは最近聴いたピアノ・トリオの中では個人的にかなり好印象なのです。

P124 ケイト・ダントン『リアル&イマジンド』(2008年rec. Kait Dunton Music)です。メンバーは、ケイト・ダントン(p)、ダニエル・フォーセ(b)、ロス・ペデルソン(ds)です。自分の名前のレーベルなので自主制作盤なのかもしれません。女性ピアニスト。ベースもドラムも初めて聞く名前です。ディスクユニオンの新譜紹介コメントと試聴で聴いてみたくなりました。

全8曲ダントンが作曲。メカニカルなメロディーもあるのですが、不思議と無機的で冷たい響きにならず暖かいのが魅力的です。またESTやバッド・プラスのようなクラシックを基本にした尖がり系もあり、当然尖がったアプローチをしているのですが、それでも冷たい感じや人を拒むような感じがなくやっぱり暖かいのが魅力。ピアノの音は柔らかいけれど芯があり粒立ち良いもの。

リスム・アプローチは正に現代ピアノ・トリオ。変拍子をものともせずリズムチェンジも軽くこなし、畳みかけるように音を次から次へと繰り出す場面もあるのにそれが難解にならないところが面白いです。かなり知的なアプローチをしていると思えるのですが、あまり嫌みにならないんですよね~。情があるんです。う~ん、何なのだろうこのホンワカした包み込むようなテイストは?懐が広く深さもあるように感じます。

ベースとドラムも現代的なアプローチで積極的にピアノに絡んでサウンドを構築していきます。ベースはガッチリとリズムを支え、そこに小技を効かせたパーカッション的なドラミングが広がりを持たせるという展開。今のピアノ・トリオでは特にドラマーの役割が重要なのですが、見事にこなしてキレのあるヴィヴィットなリスムでトリオを推進させます。ベースもなかなか強靭ですよ。そんな2人を従えて悠々とピアノを奏でるダントン。これは意外と大物かもしれません?

全8曲約47分。収録時間と曲数は本当はこのくらいが良いのです。
ダントンの知的で暖かい世界に浸ってみませんか?
私的にかなりオススメのピアノ・トリオ

アルバム名:『REAL & IMAGINED』
メンバー:
KAIT DUNTON(p)
DANIEL FOOSE(b)
ROSS PEDERSON(ds)

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