とうとうスピーカーを改造してしまいました。
私のサブスピーカー:サーウィン・ヴェガD-1のウーファー・エッジが劣化してしまっていることは以前ブログに書きました。ついでにうっかりミスでエッジに穴を開けてしまいました(笑)。音はあまり変わらないと書いていたのですが、どうやらそうではなく、低音が緩んで”ボンボン”鳴るようになってしまったのです。どうも具合が悪い。で、色々考えていたら、面白そうなユニットがオークションに出ていたので、これで遊んでみようということになりました。ウーファーを別のユニットに乗せ換えてしまおうというわけです。
右がエッジがボロボロのウーファー。今回取り外し時に更に穴が増えてしまいました(涙)。左が今回乗せ換えるユニット。JBLのLE8T?いえいえそんな高価なユニットではありません(笑)。フォステクスのFX200(フルレンジ)です。大きさ的にはかなり近い感じです。入手したものはコーン紙が黄ばんでいました(多分タバコのヤニ)。センター・キャップは凹みを修正してあるものですが、細かいことは気にしないことにして落札しました。
マグネットも同じくらいのサイズです。フレームや端子はFX200のほうが高級。取り付け穴も同じくらいかと思ったら、FX200の方がほんの少し大きかったのです。おかげでボックスの取りつけ穴を広げるるのに1時間以上かかってしまいました。カッターとヤスリで少しずつ削って広げました。現状復帰できるように今回の変更は必要最小限にとどめました。
D-1を一旦全部バラしたら色々発見。ビックリしたのはビニタイがユニットのマグネットにくっ付いていたこと。きっと何かをまとめてあったビニタイを組み立て時にそのままボックスの中に入れておいたんでしょうね。両方のスピーカーから出てきたので、こういう作業なのでしょう。アメリカン・プロダクツはいい加減です(笑)。
背面のスピーカー端子はネットワークと一体化していました。スピーカー端子はボックスの穴にただ押し込んであるだけ。おかげで簡単に取り外せましたよ。
写真のとおりの安っぽいものです。スピーカー・ユニットへの配線も御覧のとおりの細さ。
更に2本のスピーカーのネットワーク基板が異なっていました。部品配列も違います。途中でマイナー・チェンジがあったのでしょうね。左の方は基板にシルク印刷があり、振動対策もされています。電解コンデンサーを使っているところがまた安っぽい。こういうパーツに凝らないところがいかにもアメリカンです(笑)。
というわけでパーツを全て取り外してウーファーの穴を少し広げました。写真は作業終了後のボックスです。
ボックス内部の吸音材はフェルトが軽く入っていました。バスレフダクトは細くて長いのであまり効果はないと思います。背面のスピーカー端子は持っていたものがピタリと嵌りました。こちらはねじ止め式。
ボックス内の配線はベルデンのスピーカー・ケーブルでよく知られている一般的なものを使いました。
そう言えば、ウーファーにはパッキンが入っていませんでした。今回は付属のパッキンをきちんと入れましたよ。元々のネジ穴の位置が今回取り付けに必要な穴と微妙にずれていたので、同じ位置にすると穴が広がって木ネジが緩々になってしまいそうでした。しょうがないので、45°ずらして取りつけることにしました。見た目はちょっと変ですがやむをえません。元に戻す時、木ネジが効かないと困りますからね。なお、今回のネジ穴は元のウーファーのフレームの下に隠れてしまいますので復帰時には特に問題にはなりません。
こんな具合に仕上がりました。ツイーターは配線してありません。単に穴をふさぐために取りつけてあります。なかなか良い感じではないでしょうか?このスピーカー・ボックスの容量は20ℓなので、FX200の推薦容量25ℓには足りないのですが、まあ細かいことには目をつぶりましょう(笑)。
セッティングして試聴したところ、それほど違和感はありませんでした。低音は少し不足気味なので、トーンコントロールの低音を以前より1目盛UP。こんなもんでいいところだと思います。ちょっと中高域が賑やかかな~。もっと大きいボックスでゆったり鳴らしたほうがいいのかもしれませんね。とりあえず当分様子見です。飽きたらFX200は取り外してオークション出品(笑)。
*
今日はいい天気だというのに外出せずにスピーカー改造。不健康です(笑)。
雲がきれいだったので写真を撮りました。
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コメント
いっきさん、こんばんは。
楽しいことをやっていますね。
フォステクスのFX200(フルレンジ)に入替えてしまうとは。
元気でいいユニットなんですが、エッジが取れるまでたいへんですよね(笑)。
投稿: tommy | 2010年10月12日 (火) 00時16分
tommyさん
こんばんは。
>楽しいことをやっていますね。
時々発症する”オーディオ病”ですね(笑)。
>エッジが取れるまでたいへんですよね(笑)。
FX200は中古なので、音のエッジはとれてしまっているとは思いますが、多分最近使われていなくて、調子を取り戻すまでにもう少し時間が必要な感じがします。ボックスに馴染むまでにも時間はかかるでしょう。少なくとも年内はこのままいくと思います。来年になればまた気が変わるかも(笑)。
投稿: いっき | 2010年10月12日 (火) 00時28分