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「KOFU JAZZ STREET 2010」を楽しむ!

昨日は「KOFU JAZZ STREET 2010」へ行ってきました。
毎年恒例「甲府ジャズストリート」です。

昨年はオープニング・セレモニーも観たのですが、今年はパス。
何しろ大雨だったので、1stセットから観ることにしたんです。
お酒を飲みたいので妹に送ってもらいました。サンキュー!

まずは「桜座」へ、う~ん、大雨で出足が鈍っているみたいでした。例年ならもうたくさんの人でごったがえしているはずの飲食スペースに人はそこそこ。下の写真のような具合です。奥の2つのテーブルで渋谷毅オーケストラの面々が寛いでいたのでビックリ。私はお腹が減ったので、もつ煮丼を食べビールを1杯。鳥もつ煮でなはなく普通の豚もつだけれどこれが結構美味なのでした。

P97腹も膨れたところでライブスペースに入ると、開演20分くらい前とは言え人はまばら。何か心配になってしまいました。いよいよ開演ですが入りは6~7割くらいかな。5管の素敵なハーモニーで幕開けです。なんたって松風 鉱一(Fl As Bs)、津上 研太(Ss As)、林 栄一(As)、峰 厚介(Ts)、松本 治(Tb)、という豪華メンバーですから悪いはずがありません。

最初はギターの石渡さんのコンテンポラリー風味の曲でした。現代的なギター・ソロから始まり、堅実な松本さんのトロンボーン、フリーキーな林さんのアルト、独特のメロディー感の津上さんのアルト、王道の峰さんのテナー、しなやかな松風さんのバリトンとソロを回して自己紹介も兼ねた感じの演奏ででした。渋谷さんはさりげなくサポートしつつ演奏をリード、グルービーなエレベと、自由なドラム(立ったまま叩いていたのは意外)が、渋谷毅オーケストラです。

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続いて松風さんの心地よくしなやかな曲。その後、渋谷さんと言えばエリントン、それも有名でない曲ということで2曲。それぞれメンバーの個性的なソロと5管アンサンブルが素敵でした。

ここでボーカルのDEKOさん登場、渋谷毅オーケストラとは時々共演しているとのことでした。曲の解説をしたうえで歌います。まずは《ガール・・トーク》。私はこの曲が好きなので嬉しかったです。続いて有名なエリントン曲《スイングしなけりゃ意味がない》。ラストはワルツの曲でメロディーが口ずさめるのにタイトルが思い出せません(涙)。いい曲なのに。DEKOさんのボーカルはオーソドックスで嫌みなく軽やかでいい味わいでした。

ラストはボーカルが抜け、2ndステージでやるつもりだったという松風さんの曲。このオーケストラ、メンバーのほとんどが自分のグループを持つ一国一城の主なので、どこをどう切っても演奏は良かったです。アレンジほどほどで自由度が高めなのもいいところです。サウンドのキーマンとしては石渡さんでしょうね。ギターでリズムの刻みからスペイシーな効果音、ラテン風味なパーカッション音までこなしていました。渋谷さんは曲によってキーボードでオルガン音を軽く混ぜたりして演奏していました。楽しいステージでした。

ステージのラスト頃、8時くらいになってお客さんも増え、演奏が終わる頃には満席状態になっていました。やっぱり最初の大雨が出足を鈍らせていたようです。

続いて場所を移動し「Alfie」へ。MAYA、松尾明トリオです。バーボンの水割りを注文。最初はピアノ・トリオで演奏が始まりました。ピアノの寺村容子さんは茶髪で派手になっていましたよ(笑)。2年くらい前に「十五夜」というグループを観た時はもっと素朴な感じだったのに。まっ、グループが変わればファッションも変わるということでしょうね。曲は《ホテル・カリフォルニア》から。松尾明トリオの新譜『ミート・ミー・イン・パリ』にも収録されているそうです。続けてもう1曲演奏。オーソドックスなピアノ・トリオです。

ここで松尾さんのMC。おやじギャグも交えつつ和やかに。メンバー紹介の時、ベーシストの嶌田さんがバークリーを出ているということで、「バークリーって知ってますか?大阪~にある音楽大学で・・・」なんてギャグを言ったけれどいまいち受けず、「バークリーはアメリカのボストンにあるんですけどね。」と再説明していました(笑)。バークリーを知らないお客さんが多かったのかどうか?

で、MAYAさんが紹介されました。MAYAさんは寺島靖国さんのラジオ番組「PCMジャズ喫茶」に何度かゲスト出演したのを聴いていたので、何となくイメージはあったのですが、見るのは今回が初めてでした。イメージしていたとおりのキュートな方でしたよ。何から歌ったっけ?曲の終わりや曲の始めに歌詞の意味を説明してから歌っていました。DEKOさんもそうだったけれど、最近はこういうお客さんに親切なステージが多いのかな~。

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ブレまくり写真ご容赦。1曲ブルースを歌ったけれど結構いい感じでした。私はラテンがそれほど好きではないので、こういう感じのほうがいいです。《DOS GARDENIAS (くちなしの花を君に)》を歌う前にはMAYAさん自身が日本語に訳した歌詞を朗読してから歌いました。歌詞を感じながら聴いてほしいとのことでした。この辺りで昨日書いたような場の雰囲気だったので、ちょっとこれはどうかなと思った次第。

情感を込めて聴かせてくれました。でもちょっと重い感じになってしまうので、ここをどう受け取るかでしょうね。ラジオ出演時にもMAYAさんが「同世代と比べると自分は”重い”。」と言っていましたから、そういうパーソナリティーがそのまま歌になっている感じでした。私はまじめで一途そうなMAYAさんが結構好きです(笑)。

その後、お客さんの中に誕生日の方がいるとのことで、その人に《バースデー・ソング》をプレゼント、お客さん皆でお祝いする一幕もありました。色々盛り上げようと大変ですな~。この手の演出は私が行くライブでは皆無だったので、ちょっと新鮮でもありましたが、それよりは歌を聴かせてほしい気もしました。

ラストは《ベサメ・ムーチョ》。ベースの嶌田さんが居る時でないと歌えないと言って歌い始めたので、「どうしてかな~。」と思ったら、ベース・ソロから始まりほとんどの部分がベースとMAYAさんのデュオでした。中々良い感じでラストに相応しいと思いました。MAYAさんはもう甲府に何度も来ているそうで、甲府に来るたびにライブやディナーショウに顔を出してくれるファンの方がいるんだとか。まっ色々ありましたが楽しかったです。

また場所を移動し「コットンクラブ」へ。矢野沙織 with Ken's Trioです。演奏までの時間にバーボン水割りとソーセージの盛り合わせを注文。こちらも最初の1曲はピアノ・トリオで演奏。スインギーなピアノ・トリオ演奏でした。矢野さん登場。背が高く体格も良いほうなので存在感があります。黒のシックなレトロ調レザードレスに頭には大きな青い花飾り。矢野さんって何を着ても似合いますよね。3月に渋谷で見て7か月ぶり、結婚を発表してからは初めて見たことになります。まっ、結婚したからといって何も変わっていませんが(笑)。

PAなし、生音のアルトです。体格からくるんでしょうね。結構広い会場なのに豪快にアルトを鳴らしていました。ちょっと擦れた感じのいい音でした。1曲目(曲名失念、だいぶ酔いが回ってます、笑)からアルト・ソロ全開。かなり長くアドリブをとりました。なかなかの迫力と貫録でした。大したものです。まだ24歳になるくらいでしょ。とは言え、14歳からライブ・ハウスで演奏を始めたというので早10年。若い女性アルト奏者として注目され続けてきたわけですから貫録には頷けます。

P100 MCはマッタリ(笑)。何か独特のヌケ具合(失礼)が彼女らしいと思いました。超個性的が昔風味のジャズ・ミュージシャン的。ビリー・ホリデイに感化されてプロの道に入ったとのこと。渋谷で観た時も同じトークをしてましたが、今回は更に自分に問いかけるような浸るような独特のトークでした。面白かったです。《レフト・アローン》。あんまり崩さない感じでストレートに吹いていました。

続いてMCで「チャーリー・パーカーが好きなんですよ。なんでだろう?なんでなんでしょうね~?そいうことってありますよね。皆さんも。ありますよね。うんうん。」という感じの語り口。お客さんに向かって言っているのか?自分に向かって言っているのか?矢野さんのキャラ面白すぎです。で、パーカーのブルース(タイトル失念)。豪快な音でアドリブもスラスラ。アドリブ・ラインがだいたい想像できちゃうところがこの人の良さであり悪さでもあると思います。型が出来上がってしまっています。「次はどうなるんだろう?」「何か変だけれど凄い!」みたいなワクワク感にちょっと乏しいというのが、マニアな私の感想。

あと1曲くらいやったかもしれませんが忘れちゃった。かなり酔ってました。m(_ _)m アンコールはお得意の《コンファメーション》。貫録の演奏なんですけれど、ちょっと新鮮味に欠けるんですよね~。良いパフォーマンスなんですけれど出来上がってしまっていいるんですよね~。難しい~っ(笑)。MCが入り、「今夜はまだ11時だからまだまだこれからお酒を飲みますよね。」と曲名は言わずに《ウイスキーがお好きでしょ》。最後に口笛披露(上手いです)。この展開、渋谷で観た時と同じでした(笑)。

矢野さんのステージは、ステージ進行、吹く時のポーズ、ファッション、MCなど全てが矢野さんの個性を生かすエンターテインメントとして出来上がっていると思いました。プロ活動10年、伊達にやってきたわけではないというのを今回改めて感じました。ピアノ・トリオはもう矢野さんの伴奏に徹していましたよ(笑)。

ブログを書いていたら、酔っ払って適当に観ていた割には、それぞれの個性が浮かび上がってきました。書いているうちに頭の中が整理されてくるから不思議ですね。そういう意味でもブログを書くのは楽しいです。

そして、「今回のKOFU JAZZ STREETはいまいちだったな~。」という気持ちから、「やっぱり面白かった。」という気分になりました。めでたし、めでたし(笑)!

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