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「シネ・ジャズ」を雰囲気聴きする。

今夜の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「シネ・ジャズ特集」

番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります(ない時もあります)。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。

今日のテーマは「シネ・ジャズ」=「シネマ・ジャズ」。

最初はリスナーからのお便り。全番組を録音されている方からです。
松本茜さんのピアノレッスンの回をひきあいに、ベースに関する話。
「ジャズがわかっている方ですね。」とtommyさん。

今回はtommyさんがやろうと言った企画。tommyさん主導で進めます。

まずはtommyさん選曲。
FM東京のラジオ番組FM25時シリーズの「男の心、女の心」のテーマ曲。
tommyさんはこのテーマ曲が凄く好きで、かけたかったそう。
CDが出ているが探しにくいので、聴いている人は是非録音してほしいそうです。
「最後の晩餐」というマルチェロ・マストロヤンニ出演の下品な映画?から。
tommyさんはこのアルバムを探すのに35年かかったとか。

映画「La Grande Bouffe(最後の晩餐)」のテーマ曲で《最後の晩餐》

う~む、これジャズなのかな~?
これは思い出がないと良さがわかりませんなー。(笑)
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)

精神科の女医さんが質問を受けるラジオ番組だったとか。
「深夜にアダルトな感じで良かった。ムンムン大人の色香が良かった。」
と雲さん。

次は雲さん選曲。
雲さんは、アダルトの逆。
映画「スイングガールズ」が好きなので、映画のサウンドトラックから
《ムーンライト・セレナーデ》

映画の一場面のセリフから入ります。
なるほど、アレンジが簡単になっているんですね。
一応高校生がやれそうにリアルに作ってあります。
雰囲気聴きです。短い演奏。

「音だけ聴くと若さの勢いに溢れ、まったりした感じが薄れ気味。
でもそれも良い感じ。」と雲さん。
tommyさんはこの曲だと「グレンミラー物語」に行っちゃうそう。
「この映画は出演者全員が本当に楽器を演奏しているのが凄くて、
ここまでできればいい。」と雲さん。

tommyさん選曲。
ここまで2曲がゆるかったので、もっとジャズっぽい曲。
サヒブ・シハブ『サヒブズ・ジャズ・パーティ』から《シャレード》

クラブ・ジャズ方面から脚光を浴びることになったアルバムですね。
シハブのアーシーなフルートとラテン・リズムがいい感じです。
なかなか躍動的で踊れる曲。

「これに入っていると思わなかった。リズムが気持ちいい。
ちょっとしょぼい感じがいい。」と雲さん。
「こういうしょぼさもいいかな。へたなハービー・マンみたい。」とtommyさん。

雲さん選曲。
これも映画のサウンドトラックから。
映画はかっこいいが、音だけ聴くとちょっと装飾過剰かな?という演奏。
映画「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」から。
内容もいい映画。オープニングにかかる曲《ジャックのテーマ》

トランペットのミュートがいい感じのフュージョン曲ですね。
テナーはアーニー・ワッツでしょうか?
ちょっと大甘なので、これだけ聴くとね。
デジタル・シンセの”チャラリン”音もチョロッとあります(笑)。
ストリングスはシンセで出しているのかな~。

「エコー過多、シンセ装飾過剰。」と雲さん。
実はデイヴ・グルーシン他錚々たるメンバー。
ハービー・メイソン、アーニー・ワッツ、ブライアン・ブロンバーグなどが参加。

tommyさん選曲。
映画「タクシー・ドライバー」から。
《タクシー・ドライバーのテーマ》
こちらもエコーがかかっているけれど、さっきよりは気にならない。
トム・スコットのアルト・サックス。

映画音楽にはフュージョンが似合います(笑)。
こちらにもミュート・トランペットが参加。
この手のサウンドは取り出して聴くとちょっとね~。
フュージョンとしては一流です。
そうか~、映画のサウンドトラックってB.G.M.ですよね。
”フュージョン=B.G.M.”
路線ってサウンドトラックから始まったのかも?

雲さんはこの辺リアルタイムではないそう。
tommyさんによるとめちゃくちゃ売れたそうです。
普通シングルでは買わないけれど、これはシングルも買ったとか。
そのシングル、tommyさんからプレゼントされて、私のところにあります。
「エコーのかかり方が映画。」と雲さん。

雲さん選曲。
映画「ラウンド・ミッドナイト」から。
ボビー・マクファーリンのボーカルがあるからこの映画の幕開けに相応しい。
《ラウンド・ミッドナイト》

ボニー・マクファーリンのトランペットを真似たボイス(スキャット)が面白いです。
この人は歌を超えたボイスで話題になった人。
新生ブルーノートで大々的に売り出したのに今はどうしているんだろう?
こちらは一流のジャズです。続くピアノ・ソロもいい感じでした。
このバスドラはトニー・ウィリアムスでしょうか?

「ピアノはtommyさんが好きなハンコック。凝ったピアノ・バッキングをしてる。」
と雲さん。
何の予備知識もなしに初めてこれを聴いた雲さんは
最初の声のような感じのトランペットの音が不思議に感じたそうです。
「音楽もいい映画。」とtommyさん。
ジャズの大物もたくさん出ているそうです。

tommyさん選曲。
新しいアルバムで去年出たアルバム。B級のやつ。
デヴィッド・ニューマン『ザ・ブレッシング』から《アズ・タイム・ゴーズ・バイ》

なるほどすすり系の渋いテナー。
こういう寛いだ演奏もいいですよね。
”ボーッ”とジャズの雰囲気に浸るには最高です。

「ムード・ミュージックですね。」と雲さん。
「BGMでした。」とtommyさん。

雲さん選曲。
わりと新しめの演奏。ミッシェル・ルグランの《シェルブールの雨傘》
守屋純子さんが弾くとどうなるか?アルバム『プレイグラウンド』から。

ピアノ・ソロですね。
色々工夫が凝らしてある演奏。
何か格調高くなっていますね。
こういう演奏は寺島靖国さんとかが嫌うのです(笑)。
そこを良しとするか悪とするか?
私は悪いとは思いませんが、良いかと言われるとちょっと微妙かな?

「ショパン風。」と雲さん。「クラシックでしたね。」とtommyさん。

ラストは雲さんのリクエストを最初にtommyさんがかけたアルバムから。
日本未公開映画。雲さんが聴きたいと言った曲。
《L'Histoire De Pierra(愛の遍歴)》
スタンゲッツとエディ・ルイスの組み合わせでやっています。

これは渋いな~。
枯れまくったゲッツのテナーにほのかにルイスのオルガンが被さります。
雰囲気ありまくりの演奏。

「これいいな~。切ない。締め付けられる。」と雲さん。

「シネ・ジャズは難しい。年代が違うと見た映画が違う。
自分の見た映画からなので、選曲範囲が狭められる。」とtommyさん。
今日、tommyさんは35年探した曲がかけられたからいいそう。
雲さんはスイングガールズをかけられたからいいそう。
お二人は男の本懐?を遂げられたそうですよ(笑)。

いや~っ、映画をほとんど見ない私は、
今日話題に上った映画を全て見たことがありません!
お二人の思い入れトークが一番楽しかったです(笑)。

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コメント

いっきさん

毎度のレポート、本当にありがとうございます!
残りあと2回ですwink

レビュー・コンプリート目指して頑張ってください(笑)。

ところで、
>今日話題に上った映画を全て見たことがありません!

なんですか!?
いや~、せめて「スウィング・ガールズ」だけでも観てくださいよ~!(涙)

楽しいですよ~、面白いですよ~、エリック・ドルフィーですよ(本当)。

あと『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』も、オープニングのテーマ、映像入りだと、グッとカッコよくなると思いますので、今度、無理やりDVD貸しますですよ。
本当、映像のアリorナシで、すごく音の聴こえ方って変わるんだなぁと改めて感じました。

投稿: | 2010年9月13日 (月) 00時37分

雲さん

こんばんは。

>毎度のレポート、本当にありがとうございます!

いえいえどういたしまして。
毎度レポートするのは楽しいですよ。

>レビュー・コンプリート目指して頑張ってください(笑)。

ハイッ、頑張ります。あと2回なので楽勝でしょう(笑)!

>今度、無理やりDVD貸しますですよ。

そこまで勧められたら観るしかないですね(笑)。
今度貸してください!

>本当、映像のアリorナシで、すごく音の聴こえ方って変わるんだなぁと改めて感じました。

そうなんでしょうね。

投稿: いっき | 2010年9月13日 (月) 01時03分

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