ということで超マイナーなこれ。
こんなのもありますということで、興味がある方はどうぞ。
マニュエル・メンジス・グルップ6の『ダルシト・クラッシュ』(2008年rec. hatOLOGY)です。メンバーは、マニュエル・メンジス(tp)、レト・スーナー(as,a-cl)、ローランド・フォン・フルー(ts,b-cl)、フロ・ストッフナー(el-g)、マーセル・スタルダー(el-b)、ライオネル・フリードゥリ(ds)です。カタカナ読みは参考程度。スイスのコンテンポラリー・ジャズ・グループです。このグループの3枚目のアルバム。
ハットロジー・レーベルのジャケットは白黒写真にオレンジ色の字で統一されていて、ジャケットを見ても内容が全くわからないのがポイント(笑)。中には難解系のフリー・ジャズが含まれていて、どうも近寄り難いものがあります。千数百枚CDを持っている私ですが、このレーベルのCDはたった3枚しか持っていないのです。このCDとこのグループのファースト・アルバムとジョン・ゾーンの『ニュース・フォー・ルル』の3枚だけ(笑)。
今回このCDを買ったのはファースト・アルバムを聴いて良かったからです。とはいうものの、実はいつものディスクユニオン通販特価セールで購入(笑)。サウンドとしては躍動的な8ビートを基調としたロック的な演奏。エレクトリック・ギターがチープな感じでガレージ・ロックの匂いを漂わせています。全曲リーダーのメンジスが作曲。トランペットが3管をリードする構成が多く、曲によってサックスやギターのソロが入ります。
単純なテーマでソロを回す演奏というよりは楽曲重視。バラードでは哀愁漂うメロディーをトランペットが切々と歌い上げつつ熱く展開していきます。中にはギターがかなりロックしつつ、3管がフリーな咆哮をするアグレッシブな曲もあります。メンジスのトランペットは音色・奏法ともにデイヴ・ダグラス似。サックス陣もテクニシャンでソロになれば熱くブローしています。今時の無機的な部分が少ないのも良いところです。
スイスのグループなのですが、何の予備知識もなければアメリカのグループに聴こえるはずです。ロック・テイスト濃厚なコンテンポラリー・ジャズとしてはなかなかの出来だと思います。
アルバム名:『Dulcet Crush』
メンバー:
Manuel Mengis(tp)
Reto Suhner (as, a-cl)
Roland von Flüe(ts, b-cl)
Flo Stoffner(el-g)
Marcel Stalder(el-b)
Lionel Friedli(ds)
*
またパソコンの調子が悪いよ~。
3か月前に起きた現象が再現。一体なんなんだろう。
またリカバリーしなきゃならないのか?憂鬱です(涙)。
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