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ミュージシャンへのリスペクト!

突然ですが!

皆さんはミュージシャン(音楽家)へのリスペクト(尊敬)ってありますか?

私の中には結構あります。

例えば私が、「マイルスの『パンゲア』はカッコイイ。」と言う時、
「カッコイイ」という言葉の中には
こんなカッコイイ音楽を作って聴かせてくれてありがとうという感謝や
こんなカッコイイ音楽を作ったあなたを尊敬するというのが含まれます。

さて、最近ふと気付いたのですが、

ミュージシャンへのリスペクトって、今どれほどの人が持っているのでしょうか?

ということです。

コンピレーション・アルバム(コンピCD)。

何か”お題”を決めてそれに沿った曲をセレクトして収録したアルバム。
ここにはミュージシャンへのリスペクトはありません。
あるのは漠然とした音楽のイメージのみ。
ある音楽へのとっかかかりには非常に便利なアルバムです。認めます。
でも、その先へ進むには、コンピCDの中に収録されたある曲に興味をもち、
それを作ったミュージシャンに触手を伸ばして広げていく必要があると思います。
リスペクトできるミュージシャンを見つけるのです。
それをやらないなら単にB.G.M.としての価値しかないのです。
コンピCD~B.G.M.それだけで済ましてしまう。
いいんでしょうか?

音楽を大衆に薦めるとしましょう。
今大衆が求めているものはB.G.M.なのではないかと思います。
B.G.M.おおいに結構です。否定はしません。
私はB.G.M.以外の聴き方で音楽を聴く人に呼び掛けているのです。
一般大衆に聴かれなくても良いとさえ思います。

クラブジャズ。

DJが選曲した曲で踊ろうというジャズです。
DJの皆さんは踊らせる曲を必死に発掘し、受けると”キラーチューン”となります。
”キラーチューン”、曲に対する評価です。
そこにはミュージシャンへのリスペクトはあるのでしょうか?
単にアルバムの中の曲しか見ていないのではないでしょうか?
やっているミュージシャンよりそれを探したDJがリスペクトされます。
いやっ、それが悪いとは言っていませんよ。それもアリです。

私が言いたいのはミュージシャンへのリスペクトが最近なくなりつつあり、

そのせいで弊害が出てきているんじゃないかという危惧です。

ミュージシャンの演奏は聴かず、曲(テーマ)のことばかり言うとか、
オーディオ的な音質のことばかり言うとか、
ミュージシャンはメロディーが分りやすいスタンダードをやれとか、
ミュージシャンへのリスペクトはそこにありますか?

楽器を演奏する人が増えているそうです。

私が若い頃、今から30年くらい前にはギター少年が圧倒的に多かったです。
フォーク好き、南こうせつ、小室等、吉田拓郎etc、リスペクトしてました。
ロック好き、リッチー・ブラックモア、ジェフ・ベックetc、リスペクトしてました。
フュージョン好き、高中正義、野呂一生、渡辺香津美etc、リスペクトしてました。
無理とは分っていても、なりきろうと皆必死にコピーしていました。

でも最近の楽器をやる人はCDを聴かないんだそうです。
コピーは楽譜でやる。
「誰々のようになりたい。」じゃなくて、皆で楽しく合奏したいようです。
”スイングガールズ”、ブラスバンドでしょ。
”のだめカンタービレ”、オーケストラでしょ。
”けいおん”、ガールズロックバンドでしょ。
ミュージシャンへのリスペクトってあるんですか?
いやっ、それが悪いとは言っていませんよ。それもアリです。

私が言いたいのはミュージシャンへのリスペクトが最近なくなりつつあり、

そのせいで弊害が出てきているんじゃないかという危惧です。

最近リスペクトするようなミュージシャンがいないというかもしれません。
でも本当にそうなんですか?
自分達にリスペクトする気がなければ始まりません。

そういう意味では”誰々ファン”というのはありがたいですよね。
基本は”リスペクト”ですから。

今、音楽ファンに足りないものは?

”ミュージシャンへのリスペクト”なんじゃないでしょうか?

私はリスペクトできるミュージシャンの曲を聴きたいです。

と、土曜の午後に戯言を並べてみました(笑)!

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音楽」カテゴリの記事

コメント

いっきさん、こんちわっ!!

今日は、昼間っから熱い(暑い?)ですね(笑)。

んとね。元々はコンピレーションアルバムって、ミュージシャンや楽曲、演奏のカタログ、見本盤のようなものだったと思います。
「聴いて気に入ったら、アルバム買ってね・・・」だった。

まぁ、それが売れるのだから不思議な世の中ですが、ダウンロード1曲買いから考えると、特別なことではなくフツーですね。
アルバムでリスペクトを思う、いっきさんと。楽曲でリスペクトを思うコンピファンと・・・音楽の聴き方が違うと思うんだよね。

投稿: tommy | 2010年8月28日 (土) 15時47分

tommyさん

こんばんは。

>んとね。元々はコンピレーションアルバムって、ミュージシャンや楽曲、演奏のカタログ、見本盤のようなものだったと思います。

そうだと思います。

>ダウンロード1曲買いから考えると、特別なことではなくフツーですね。

でしょうね。
書かなかったけれど、iPodの普及も”ミュージシャンへのリスペクト”を阻害した一因だと思います。

>アルバムでリスペクトを思う、いっきさんと。楽曲でリスペクトを思うコンピファンと・・・音楽の聴き方が違うと思うんだよね。

その違いが問題なのだと言っています。

そして、音楽の背後にミュージシャンを感じないのは、コンピューター・ミュージックのような打込み音楽の普及も要因としてあると思います。

ジャズは特にミュージシャンの個性を聴く部分が大きいですよね。

個性を聴いてよしとするのは、ミュージシャンへのリスペクト以外の何物でもないと思うのです。

投稿: いっき | 2010年8月28日 (土) 19時25分

iPodの話がコメントに出ましたので一言。

音楽がLP→CD→Data(一曲単位)になったからリスペクトがなくなるというのはちょっとどうかなぁと…。

私は今までできなかった買い方が可能になっただけ、と思っているんですが。

昔はLPやCDでいやな曲(いやな曲も作品の一部ですが)もまとめて買わされていたけど、今は選べるってことです。

リスペクトして一曲DLで買ってるかもしれないですよ(笑)。

ちなみに私の場合、CDで買って丸ごとiTunesに入れる派で、バラ買いのDLはしたことがありません。もちろん、リスペクトは人一倍(笑)。

投稿: じゃこのめ | 2010年8月29日 (日) 22時15分

じゃこのめさん

こんばんは。

本文にiPodのことを書かなかったのはじゃこのめさんを想定してのことです(笑)。
じゃこのめさんのように、リスペクトしている方がiPodを使うなら全く問題はないと思います。
私はじゃこのめさんのジャコへの愛は痛いほどよくわかりますよ(笑)。
もちろん、他のミュージシャンへの同様のリスペクトは了解しているつもりです。
LPもCDも使わずiPodからの世代にとっては“一因”だということです。

ちなみに私には”嫌な曲”というのはないです。
「まとめて買わされていた」と思ったことは一度もありません。
別テイクが何曲も並んでいるのは好きではないですけどね。

投稿: いっき | 2010年8月29日 (日) 23時52分

> 本文にiPodのことを書かなかったのはじゃこのめさんを想定してのことです(笑)。

想像はしていました(笑)。

私はショップでもNETでも試聴して一曲単位で買えるのは、どちらかというと「良いこと」だと思っています(それはミュージシャンにとっても)。

リスペクトの仕方はいろいろです。私たちの世代だってどんな入口から音楽に親しんだかを思い出せば、もっと昔の世代から「えっ!」て言われそうな気がします。

投稿: じゃこのめ | 2010年8月30日 (月) 00時17分

じゃこのめさん

私は1曲ずつだと=歌謡曲なんですよ。歌謡曲のアルバムはシングル曲を集めたものという感覚。
洋ロックを知るようになって、アルバムはコンセプトで作られていると知り、カッコいいと思ったのが大人の音楽への目覚めです。なので今更1曲づつという感覚は安っぽいイメージしかないんです(涙)。
今はもう歌謡曲感覚には戻れないです。

>リスペクトの仕方はいろいろです。

ミュージシャンへのリスペクト精神を持っていれば良いと思います。
リスペクトの仕方は色々あっていいのではないでしょうか?

投稿: いっき | 2010年8月30日 (月) 00時44分

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