日本で何人買ったかは知らないけれど(笑)。
日本で何人買ったは知らないけれど、私としては面白かったのです。
ディスクユニオン通販限定¥1,000均一セールで買いました。
トーマス・グリモーンプレツの『ブリュー』(2008年rec. ZIGZAG TERRITOIRES)です。メンバーは、トーマス・グリモーンプレツ(ds)、ジェレミー・テルノイ(fender rhodes)、クリストフ・ハッチ(b)です。全編エレピ(フェンダー・ローズ)のトリオです。フレンチ・ジャズです。8曲で40分弱ってのが今時にしては潔い!
フェンダー・ローズ好きは必聴?程よい尖がり演奏とローズの甘い音、デイヴ・ホランドのような強靭ベース、力強く切れ味も鋭いドラム。かなりカッコいいサウンドになっていると思います。ディスクユニオンの紹介文には「70年代マイルス参加当時のエレピを弾いていたチックの如し?」と書いてありました。確かに似たような感じもしますが、当時のチックはもっと尖がっていました。
これは尖がっていつつもソフィストケイトされています。そこにフランスのエスプリをまぶした感じ。私はこのサウンドがかなり好きです。こういう音って、理由はわからないけれどフランスの音だと思います。70年代マイルス周辺のエレクトリックな匂いを残しつつ、現代流にリファインしたジャズってかなりお洒落だと思いませんか?この中では《Sphere》はかなり尖がっていて、歪んだローズが気持ち良いです。
オーディオ的にはアコースティック・ベースの音が素晴らしいです。弦を強く意識させる張りのある音は聴いていて惚れ惚れします。私の経験なのですが、フランスのジャズ・ベースの録音は素晴らしいものがあると思います。この音を聴くと日本の某レーベルのベース・ブーストが恥ずかしくなります。あ~情けない(笑)。シンバルの金属的な響きも良く捉えられていますよ。芯がある音です。バスドラも重心低く腹にきます。
通販で入手できますね。興味がある方はいかかですか?
今のところ私独りで悦に入るしかないのが悲しい(涙)。
こんなマイナーなアルバムを輸入するディスクユニオンは凄い(笑)!
アルバム名:『Blue』
メンバー:
Thomas Grimmonprez(ds)
Jeremy Ternoy(fender rhodes)
Christophe Hache(b)
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