今回はお気楽レポートで~す。
今日の「高野雲の快楽ジャズ通信」は「おすすめピアノトリオ特集」。
番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。
1時間の特集を組めないピアノトリオをオムニバス的に交互にかける特集。
雲さん先行。大好きなドド・マーマローサ。
この曲は色々なところでかけたそうで、その日の気分を測る曲なのだとか。
海外に行った時、朝の散歩のB.G.M.だそうです。
『ドドズ・バック!』から《メロウ・ムード》。
メロウなメロディーお雰囲気がいいですね~。
ジャジーな美メロとして気楽に聴ける良い演奏。
(以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。
「歩くテンポにちょうど合っている。」とお二人。
次はtommyさん。反則技。
マイルスのアルバムで好きなのは?という時にこの曲をあげることがあるとか。
『マイルストーンズ』から《ビリー・ボーイ》。
ピアノトリオなんでマイルスは吹いていません。
小粋なピアノトリオ。最高にスインギーですよね。
ガーランドらしい音はそこかしこに散りばめられています。
チェンバースの歌うベースとアルコ弾き、フィリーの爆ぜるドラム。
定番ピアノトリオでしょう。
「これいいね。」とお二人。
雲さんは譜面を持っているそううですが、この曲は難しいそうです。
「マイルスが『俺が雇っているリズムセクションは最高だぜ。』ということを
示したくて自分のアルバムに敢えて入れたんではないか?」と雲さん。
次は雲さん。乱暴なピアノトリオでメランコリックな感じもある演奏。
雲さんはっこういうピアノトリオを結成したいそう。
ザ・バッド・プラスの『ギヴ』から《ストリート・ウーマン》。
現代先端ジャズの特徴。
複雑な変拍子とリズムの抑揚。メランコリックなメロディー。
私、最初聴いた時は馴染めませんでした。でも今は問題なし(笑)。
「ガタピシしたピアノをたまに聴くのもいい。」と雲さん。
次はtommyさん。亡くなったハンク・ジョーンズに敬意を表して。
『ウェスト・オブ・フィフス』から《コンファメーション》。
比較的まったりの余裕の演奏。
この辺りの感じがハンクらしさですよね。
ちょっと退屈な感じがするのも否めないかな?
エコーが特殊だと思ったら協会での録音だそう。
ちょっとハンクさん衰えたかな?という感じ。
次は雲さん。大好きで時々聴いて”ニヒヒヒ”としたアルバムだとか(笑)。
「いーぐる」でバイトしていた時によくかけたらしいです。
ルーマニアのピアニスト、ヤンシー・キョロシー。
『アイデンティフィケーション』からタイトル曲。
これはメロディーからルーマニアの匂いが漂います。
ヨーロッパのピアニストはいるんですよね。こういうちょっと変わった人(笑)。
パーカッブな弾き方が確かに個性的。
名前は知っていましたが初めて聴きました。
”ニヒヒヒ”なピアノ(笑)。
「これ楽しいでしょう。面白いですね。」とお二人。
次はtommyさん。ビリー・ハーパーのグループで弾いていた女性ピアニスト。
フランチェスカ・タンクスレイの『ジャーニー』から《イン・グレイス》。
節回しからなんとなく女性だとわかるピアノ。
あまり特徴はないです。可もなく不可もなく。曲は美メロ。
今時のマイナー・ピアノ・トリオ・ファン向けだと思います。失礼!
「ビリー・ハーパーのバックでやっていたとは思えないエレガンス。」と雲さん。
tommyさんによれば、ハーパーとやっている時はもろにマッコイだそう。
「自分のアルバムではマッコイ色をできるだけなくそうとしたんじゃないか?」
とtommyさん。
次は雲さん。エレピでのピアノ・トリオ。結構好きです。
ドラマーのマーク・アイザの『オファリング』から《Juanito's Groove》。
エレピはロジャー・マス。
雲さんがこのアルバムからかけるのはもう何度目?
たしか「いーぐる」でも「メグ」でもかけましたよね(笑)。
最初はラップが入ります。
渋谷タワレコのバイヤーさんがジャジー・ヒップホップ系と言っていたはず。
なんとなく気だるい蒸し暑さがいい感じの演奏です。私も好きです。
「ベースの音が大好き。」と雲さん。
「今聴いてほしいという音楽。ここからジャズに入ってもいい。」とお二人。
「やくざな演奏。」とtommyさん。
次はtommyさん。デューク・エリントン。
マーク・アイザの次にかけるとどうなるか?
『ピアノ・イン・ザ・フォーグラウンド』から《コン-ゴ》。
エリントンね~。シンプルだけどジャズの深さに溢れたピアノ。
さすがですな~。色々言うのは野暮ってもんでしょう。
このアルバム。恐怖の《サマー・タイム》が入っています。
林建紀さんが「いーぐる」でかけたのを聴いて、私はビビりました。
アルバムももちろん買いましたよ(笑)。
「これはいつ聴いても凄い。」とお二人。
最後は雲さん。ノリノリな曲で終了。
ベーシストの藤原清登の『ジ・イン・クラウド』から《シスター・セディ》。
ピアノはピーター・マドセン。
なるほどオーソドックスなピアノトリオ。
藤原のベースがかなりの気持ち良さですよ。
私、マドセンのピアノは結構好きです。
それほど特徴があるわけではないけれど芯はあると思います。
この手の企画はあまり考えずに気軽に聴きけるのでいいです。
”サクッ”とルーチン・ワーク終了!
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コメント
いっきさん
ルーチンワークお疲れさまです。
マーク・アイザの『オファリング』は、本当に自分でも好きだよな~と思います。
そういえば、いーぐるでもメグでもかけていましたね(笑)。
でもかける曲は、その場の空気に応じて違う曲。色々選べるので便利です(笑)。
《マーヴィン・ゲイ》という曲が好きなのですが、まだどこでもかけていません。今度はどこで、どういう理由でかけようかな~と、虎視眈眈状態です。
投稿: 雲 | 2010年7月18日 (日) 23時29分
いっきさん、サンキュ〜。
こういう企画なら、いっきさんも楽そうだな!ヨカッタ!
しばらく続くと思います(笑)。
フランチェスカ・タンクスレイは、ちょっと外したなぁ〜、
きっと誰も聴いていないと思ったので、紹介しました。
投稿: tommy | 2010年7月18日 (日) 23時44分
雲さん
お疲れ様です。
>でもかける曲は、その場の空気に応じて違う曲。
そうでした。曲は違っていまたね。
本文を修正しておきます。
「このアルバムからかける・・・」と。
>《マーヴィン・ゲイ》という曲が好きなのですが、
まったりしたやつですね。う~んこれもいいです。
>今度はどこで、どういう理由でかけようかな~と、虎視眈眈状態です。
是非、バトルDJ大会?でお願いいます(笑)。
tommyさん
>こういう企画なら、いっきさんも楽そうだな!ヨカッタ!
トーク少なめで曲が多いほうが楽ですね(笑)。
>フランチェスカ・タンクスレイは、ちょっと外したなぁ〜、
私がマニアックなだけです(笑)。
お洒落でいい感じの演奏でしたよ。
投稿: いっき | 2010年7月19日 (月) 00時19分