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サウンドとしてはクールだと思います。

今日は「TransitE(トランサイト)」のライブを観ました。
観たと言っても荻窪ベルベットサンのUSTREAMですが(涙)。
「TransitE」はフルート大使 Miya さんとフリー・ジャズ番長 スガダイロー さんの
新感覚インプロ・デュオ。
非常に息の合ったいいデュオでした。
大地から湧き上がるスガさんのリズムとメロディーの上で、
Miyaさんが舞い踊るが如きサウンドは非常にビューティフルでしたよ。
《サクラダ・リフレクション》、泣けました。

今週に入って暑さは少し和らいできましたがまだまだ暑い。
ということで、今日はクールなサウンドを紹介。

P31 フレドリク・ノルドストローム・クインテット『ライブ・イン・コインブラ』(2005年rec. clean feed)です。メンバーは、フレドリク・ノルドストローム(ts)、マッツ・アレクリント(tb)、マティアス・スタール(vib)、トルビヨルン・セッテベリ(b)、フレドリク・ルンドクヴィスト(ds)です。クリーン・フィード・レーベルから2008年に発売された1枚。チェックしていたものをやっと買いました。タイトルどおりライブ録音です。

ノルドストロームはスウェーデンのフリー/ポスト・バップのテナー奏者です。ここでやっているのはフリー・ジャズではなくポスト・バップ。リズムがフリーな曲もありますが難解なものではありません。熱いソロもあるのですが、サウンド全体から感じる印象はは60年代新主流派のクールネス。そのサウンドのポイントはヴァイブラフォンで、ボビー・ハッチャーソン的なクールネスが漂います。ヴァイブの音そのものはハッチャーソンよりまろやか。

トロンボーンの参加もサウンドのポイント。トロンボーンは暑苦しい傾向の音なのでヴァイブのクールネスと好対照をなしています。リーダーであるノルドストロームのテナーも熱いし、ベーシストのセッテベリも強靭なベースを弾いているのでホットになりそうですが、クールな楽曲と冷めた視線を感じる演奏いうことで、全体の印象としてはクールが勝ります。

リズムは最近の特徴である変拍子系。ルンドクヴィストの俊敏なドラミングが冴えます。北欧にもニューヨーク・ダウンタウン系と通ずるジャズをやっている人達が多いのはなかなか興味深いところです。フリー系の人達がやっている新主流派的な演奏は、同じようなジャズをやっているクラブ・ジャズ系の人達のものとはだいぶ肌触りが異なります。どっちが良い/悪いということではないのですが、私はフリー系の人達の硬質なサウンドにより惹かれます。

メンバーの中で私のお気に入りはベーシストのセッテベリ。この人はガッツがあるベースを弾いくところがいいですね。惚れ惚れします。

アルバム名:『Live In Coimbra』
メンバー:
FREDRIK NORDSTROM(ts),
MATS ALEKLINT(tb),
MATTIAS STAHL(vib),
TORBJORN ZETTERBERG(b),
FREDRIK RUNDQVIST(ds)

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コメント

ダブルべースのTorbjoern Zetterberg 4月に来日します。http://www.bigstream.co.jp/artist/1104_core/index.html

投稿: invs | 2011年3月 3日 (木) 22時23分

invsさん

はじめまして。
来日情報ありがとうございます。
「ザ・コア」と一緒に来日するんですね。
「ザ・コア」も好きなんで、見たいです。
でも、平日(涙)。

投稿: いっき | 2011年3月 3日 (木) 23時47分

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