「夏ジャズ5分縛り特集」なかなか楽しかったです。
昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」は「さわやか?夏ジャス5分縛り特集」。
番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。
選曲はジャズには限らないそう。無責任に持ってきたとか(笑)。
tommyさん先発。フュージョン系の恥ずかしいやつ(笑)。
ロニー・リストンスミスの『エクスパンションズ』から《サマーデイズ》。
これは軽いです。トロピカル・フュージョン。
リストンスミスってこんな軽いのもやっていたんですね。
つかみの1曲目にはいいです。
私はこういうのも好きですよ。
(以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。)
ベースがセシル・マクビーだとか。
「でもよく聴こえませんね。」と雲さん。
雲さん選曲。夏はシビアな感じもいい。雲さんにとっては電気マイルス。
tommyさんは暑苦しい部屋でハード・ロックだとか。
マイルス・デイビスの『ビッチェズ・ブリュー』から《ジョン・マクラフリン》。
これね~っ、雲さんらしい選曲。暑苦しい(笑)。
このオルガンとマクラフリンのギターの絡みが最高。
で、ホランドのベースがまたいいんですよ。
不穏なベニー・モウピンのバスクラも絶妙。
今はこのアルバムの良さがヒシヒシとわかる私です。
「湯気が立つ感じがいいでしょ。」と雲さん。
tommyさんもそういうのは好きだそう。
次はtommyさん。大好きなシダー・ウォルトン。
番組ではあまりかからないからということで。
シダー・ウォルトン/ハンク・モブレーの『ブレイク・スルー』から《サビア》。
これはいかにもB級です。
ウォルトンが弾くエレピが気だるくて夏の倦怠感(笑)。
サックスがまた肌にひっつく感じ?
これはレコードのほうがいいんです。私、オリジナル盤持っています。
ジャケ裏のメンバーを確認しました。
チャールス・デイビスがバリトン・サックスを吹いていますよ。
「ジョビンの曲が下品になっている。」
「サックスはモブレーじゃないバリトンの音。」と雲さん。
「ウォルトンのエレピがいい。」とtommyさんと雲さん。
「考えていることがわからない。」とtommyさん。
CDはジャケットがひどいんだそうです。
次は雲さん選曲でピアノ・トリオ。
ヒンヤリとした《セント・トーマス》。冷房の部屋で聴くと良いそう。
サイモン・ナバトフの『スリー・ストーリーズ・ワン・エンド』から《セント・トーマス》。
サウンドは確かにクール。
リズムの変な崩し方が面白いです。
リズムがコロコロ変わってかなり捻った演奏。
ピアノの音はスッキリ系。
これはこれでトリッキーな演奏として個性的でいいです。
「捻りのある演奏もいいでしょう。」と雲さん。
「新しい切り口で面白い。」とtommyさん。
tommyさん選曲。夏はボサノバ/サンバでギター。こじつけ(笑)?
トッキーニョの《トリステーザ》。
これはいかにも夏らしいボサノバ・ギター。
こういうのは夏のドライブのB.G.M.に最高です。
気持ちいいですね。
「ボーカル入りバージョンも是非聴いていただきたい。」とtommyさん。
「上手いギターの見本。」と雲さん。雲さんはこういうギターはダメみたい(笑)。
「こういうギターを弾きたい。」とtommy雲さん。
雲さん選曲。ギターで対抗。こういうギターが弾きたい。
ブルースです。粘っこくて下品。猥雑な感じ。
ライトニン・ホプキンスの『モジョ・ハンド』から《モジョ・ハンド》。
なるほどね~っ、アメリカ南部の田舎町に流れていそう。
こういうのが、ビル・フリゼールに影響を与えているんですね~。
私はブルースは聴かないので、新鮮。
「これはずるいよっ。これかけられたら何もかけられない。」
「この後何をかけても負けちゃう。」とtommyさん。
tommyさん選曲。今の曲を吹き飛ばしてもらいましょう。
このくらなじゃないと耳残りは吹っ飛ばない。
ソニー・ロリンズの『テナー・マッドネス』から
《ザ・モスト・ガール・イン・ザ・ワールド》。
これは久しぶりに聴きました。
フィリー・ジョーのドラムの刻みが気持ちいい。
ロリンズはいつでもロリンズ。漢(オトコ)のテナー。
この曲、こうして聴くと何か夏な感じに聴こえてきました(笑)。
「ロリンズの音って何かよくわからないけど夏って感じがする。」と雲さん。
次は雲さん。4ビートに戻って、オーネットの曲も夏な感じがする。
アルド・ロマーノがオーネットの曲をやっているアルバムから。
かけだしのパオロ・フレズが瑞々しい。
アルド・ロマーノの『トゥ・ビー・オーネット・トゥ・ビー』から《ザ・ブレッシング》。
フレズのミュートが気持ちいいです。
これは結構マニアックなアルバム。私も持っていますよ。
フレズはなかなかいいトランペッターだと思います。
これもこうして聴くと何か夏っぽい(笑)。
「トランペットがめちゃくちゃ上手いですね。」とtommyさん。
tommyさん選曲。気分を変えて。
tommyさんが好きなチャーリー・ヘイデン。
『ノクターン』から《ノーチェ・デ・ロンダ》です。
これは一言。郷愁、哀愁サウンド。
いかにもアメリカの田舎町って感じです。
それもメキシコに近い南部の町の雰囲気ですね。
ボサノバっぽくも聴こえます。
気だるい感じが夏の暑さかも。
「tommyと雲のB級オーディオグルメ」(チューナー表示が修正されました。)
今回はアンプ編。
オークションではスピーカーの次にアンプが多く取引されているそうです。
往年のアンプもたくさん取引されています。
70年代頃のジャンクアンプなどの話。
そういうのを70、80年代の元メーカー技術者が修理改造してくれたりするそう。
tommyさんの実体験。
オークションで入手したLUXのアンプを改造してもらった話。
ちなみに私はオークションでサブスピーカー遍歴を繰り返したと
ブログに書きましたが、
アンプもそれに負けず劣らず落札しては自分で修理や改造をしました。
そのうちブログに公開するかも(笑)?
しめっぽく終わりたくないので、
雲さん選曲で明るいのをかけようと思ったけれど時間切れだそうです。
「またやりましょう。面白い。」と雲さんとtommyさん。
今回はなかなか面白かったです。
この手の企画として、”お題”を決めて対決DJをやるのも面白いかも?
”売り”はお2人の軽妙な”かけあい”(笑)。
ジャズ・バトルDJユニットを組むんですよ。
そいて銀座アップルストアーでお披露目をやるんです(笑)?
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コメント
いっきさん
今回もレポートありがとうございます。
ジャズ・バトルDJユニット、面白そうですね。
もちろん、いっきさんもメンバーですからね!(笑)
アップルストアが無理だったとしても、どこか場所を借りて、お題目を決めてみんなで持ち寄ってかけ合うのも楽しいかもしれないですね。
夏ジャズ以外にも、春ジャズ、冬ジャズ、秋ジャズ、LOVEジャズ、空ジャズ、街ジャズ、海ジャズ、山ジャズ、飯ジャズ、寿司ジャズ、蕎麦ジャズ、猫ジャズ、昼ジャズ、朝ジャズ、緩ジャズ、ザクジャズ(?)、グフジャズ(?)などなど、色々なお題目が考えられそうですね。
とくに、グフジャズの場合は、スガダイローさんも召喚すべきでしょうな~(笑)。
投稿: 雲 | 2010年7月13日 (火) 01時17分
いっきさん、こんばんは。
今回もありがとうございました。
シダー・ウォルトン/ハンク・モブレーの『ブレイク・スルー』は、
あまりにもCDジャケットがひどいデザインなので,
ブログでさらし物にしておきました。コンクリートブロックです。
意味不明ですよね・・・(笑)。
投稿: tommy | 2010年7月13日 (火) 02時37分
雲さん
>今回もレポートありがとうございます。
いえいえどういたしまして、面白かったです。
>もちろん、いっきさんもメンバーですからね!(笑)
ゲッ、そうなってしまいますか?(笑)
>どこか場所を借りて、お題目を決めてみんなで持ち寄ってかけ合うのも楽しいかもしれないですね。
お題を決めてのバトルは「メグ」でもたまにやっているみたいですが、もっと気楽なお題がいいですね。
「飯ジャズ、寿司ジャズ、蕎麦ジャズ」など素敵!(笑)
>とくに、グフジャズの場合は、スガダイローさんも召喚すべきでしょうな~(笑)。
確かに、それは特に面白そうです。
tommyさん
>今回もありがとうございました。
いえいえどういたしまして、面白かったです。
>ブログでさらし物にしておきました。コンクリートブロックです。
見ました。ひどすぎます(笑)。
コンクリートブロックをブレイクスルー?
しかもブレイクしてない。
ヒビが入っただけって??
一体何なんでしょうね。
投稿: いっき | 2010年7月13日 (火) 20時59分