小川隆夫さんのジャズ番組を聴きました。
Inter FM で「ジャズ・カンバセーション」という番組をやています。
パーソナリティーはJAZZジャーナリストの 小川隆夫 さんです。
今、スカパー加入半年ということで、全チャンネルが無料視聴できる期間。
普段は見られないチャンネルが見られます。
で、音声のみのチャンネルがあって、その中にInter FMもあるんですよ。
だから「ジャズ・カンバセーション」も聴けるというわけ。
TVで聴いてます。
前から一度聴いてみたかった番組なんですよね。
この番組が聴ける人は少ないと思いますので貴重なレポートです(笑)。
でも、聴いたまま適当に書きますんでヨロシク!
そうか~、番組の途中でCMが入るんですね~。
いつもミュージックバードを聴いているんでCMはないんですよ。
それに慣れているので、番組途中のCMは何か新鮮(笑)。
CMがこれまたローカルなCMなんですよ。
ハイ・クオリティー・カーペットのデッソ!
最初はオープニング・トークとお便り紹介から。
続いて特集「ジャズ・ロックでGO!」。
小川さんは「ジャズ・ロックの真実」という本を書こうと思っているらしいです。
ドナルド・バードとリー・モーガンをかけました。
《サイド・ワインダー》は時間の都合でかけられなかったので、別の曲ですよ。
ブルーノートの頃のジャズ・ロックって妙にレトロなんですよね~。
そして”トホホ感”が滲み出ちゃってる。
どうしてこんな風に感じるのか不思議です?
今日は初級編だそうです。
時間が短いのでほんのさわりだけって感じですね。
次のコーナーは「マイルス・デイビスの真実」。
マイルスの歴史に沿って逸話や曲を紹介するコーナーです。
今回は1953年、マイルスが麻薬を断つ頃の話でした。
マイルスが麻薬を断つきっかけとなったその頃のクリフォード・ブラウンの演奏。
ブラウンの『メモリアル・アルバム』から《チェロキー》をかけます。
いや~っ。素晴らしい演奏です。
そのしばらく前の麻薬におかされていた頃のマイルスの演奏。
悪い演奏ではないとの前置きで、
『マイルス・デイビスVol.1』から《レイズ・アイディア》をかけます。
マイルスもいいですよね~。
CMがたくさん入りますね~。
このコーナーも今日からCMが入ることになったんだとか。
基本は15分おきにCMが入るようです。
麻薬と手を切るきっかけになるもう一人のトランペッターがクラーク・テリー。
このコーナーでの話はほとんど小川さんの著書のインタビュー記事のようですね。
麻薬から手を切った後の1954年はいい録音をのこしています。
その中からブルーノートの3回目のセッション。
ワン・ホーン・カルテット。マイルスの自信のほどがうかがえます。マイルス27歳。
『マイルス・デイビスVol.2』から《テイク・オフ》をかけます。
素晴らしいですね。このマイルスは。
実は私、去年このアルバムを初めて聴いて驚きました。
ブログにもレビューを書いています。
細かいフレーズの集積に新しさを感じるとのこと。
この後はプレスティッジのマラソン・セッションになります。
残念ながら今日はここまで。
ここでリスナーからのお便り紹介が入ります。
次はジャズ・ミュージシャンへのインタビュー・コーナー「ミート・ザ・スター」。
マイク・スターンとリチャード・ボナ。
まずはお互いをどう思うか?
お互いベタ褒めですね。社交辞令(笑)。
小川さんのあっさり目の翻訳があります。
次は出会いについて?
何か寛ぎトークが続きます。
22年前に合ったそうです。
ボナのことをマイケル・ブレッカーが”素晴らしい”と吹聴しまくったとか。
初共演はスターンの『ヴォイセス』。そこから《レニズ・スマイル》をかけました。
いつものスターン&ボナですな。
それぞれの新作についての話。
ますはスターンの『ビッグ・ネイバー・フッド』。
音楽的、個人的に近しい人達とのレコーディングなんだとか。
スターンが一番出来がいいという曲が《リーチ》。ボナも参加しています。
スターンらしい躍動的なこの曲をかけます。
リズムはザビヌルっぽい瞬間が多発していますね(笑)。
ボナと言えばザビヌルのところでのプレーが素晴らしいですから。
ギターはいつものドライブ感に溢れるもの。
”チャラリラリラリラ、テケテケテケテケ”と気持ちいいです(笑)。
サックス・ソロまでフレージングがもろスターン。
次はボナの『ザ・テン・シェイズ・オブ・ブルース』。
今回のテーマはブルース。
色々な国でやられているブルースにテーマを求めたとのこと。
《ヤラズ・ブルース》をかけます。R&Bで、ボナのこういうボーカルは珍しい。
ハモニカとオルガンが効果的に使われています。
なるほどR&Bですね。ボナらしい演奏と歌です。
最後はスターンの挨拶でこのコーナーは終了。
アーチスト特集「セロニアス・モンクのリバーサイド編」。
モンクは不協和音とパーカッシブな弾き方が特徴。
小川さんはブルーノートもいいがリバーサイドに拘りがあるそう。
モンクの最高傑作と思っている『ブリリアント・コーナーズ』からタイトル曲。
今更この曲については説明不要。素晴らしい。
独特の叩きつけるスタイルでメロディーも独特。
「白いキャンバスに絵の具をぶっかけたモダンアートに感じる。」と小川さん。
奇妙なメロディーの曲《ルビー・マイ・ディア》。
伝説的なコルトレーンが入りモンク・カルテットの
「ファイブ・スポット」でのライブの直前の演奏。
『セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン』から。
う~ん、いい演奏ですよね~。染みます。
独特のメロディー・センスです。
《ルビー・マイ・ディア》はモンクの代表的な曲。
最後は《ラウンド・ミッドナイト》。
作曲家としての偉大さを示す曲にしてモンクの一番有名な曲。
モンクの独特のノリやアクセントなどは共演者にとって難しいと言われます。
そんな独特な音楽性はソロ・ピアノで聴くのが一番。
『セロニアス・ヒムセルフ』から。
この独特の感じ、ジャズっていいな~と思います。
モンクって深みと味わいがあります。
奔放、思うがままなすがままに弾いた人。
気まぐれなところもあるが、聴いていると自由になるとのことでした。
小川さんがやっているジャズ・ゼミナールの宣伝。
来週の内容を紹介して終了。
午後4時から午後6時までの2時間。
30分ずつに区切っての4コーナーでした。
途中CMやテーマが入るので実質の番組時間はちょっと短めに感じます。
ミュージックバードはCMがないので「PCMジャズ喫茶」の2時間は長い長い。
で、結構ダラダラトークなので聴いていて疲れますよ(笑)。
私としてはあっさり目の番組構成が小川さんらしいと思いました。
| 固定リンク
「ラジオ」カテゴリの記事
- 寺久保エレナカルテットのライブを聴く。(2011.07.18)
- 今日の「プロファウンドリー・ブルー」は凄かった。(2010.10.30)
- 今日は一日フュージョン三昧!(2010.08.15)
- 小川隆夫さんのジャズ番組を聴きました。(2010.07.04)
コメント