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MCカートリッジもなかなか良いですね。

昨日はサッカーを見ていたのでブログが更新できませんでした。
今大会、日本はよくやったと思います。
サッカー日本代表の皆さんお疲れ様!
昨日は結局ゴールできませんでしたね。残念!
個人の技術はやっぱりパラグアイの方が高いと思いました。
ベスト8以上を目指すには、チーム力と改めて個人の力を痛感。4年後に期待。
昨日のPK戦、駒野が出てきた時、やっちゃいそうな気がしました。
不思議ですね。見ていて何となく流れを察することができます。
で、やっちゃった。駒野を責める気は全くありません。
これが日本の結果なのです。
準々決勝のアルゼンチン×ドイツとオランダ×ブラジルは必見です。
南米vs欧州、ワクワクします。凄い試合になりそう。

今日はオーディオ話。

P197 サブのレコードプレーヤーが御覧のような状況になっています。
レコード中央のディスクスタビライザーとカートリッジに注目。
両方とも結構懐かしいものです。
今では珍しいものなのでちょっと紹介します。

P198 ディスクスタビライザーはこれ。名前は”レコード・パック”。”パック”の由来はアイスホッケーの”パック”に似ているからでしょう。レコードを押えて安定させるものですね。普通は重量で押えるんですが、これはちょっと違います。ゴムでできていて軽いんです。真ん中の穴がプレーヤーのセンタースピンドルより細めなので、その摩擦力を使ってレコードを押さえるんです。

DP-3000はレーベル部分がゴムシートより窪んでいるので、重いスタビライザーを乗せるとレコードが凹状になってしまいます。だからこのスタビライザーがいいのです。押え具合を加減できます。昔”東志”という輸入業者が販売していました。スウェーデン製。さらに見てのとおりストロボ・スコープ(縞模様)が印刷されています。蛍光灯の光で見て、この縞模様が止まって見えれば回転が正常かどうか確認できる便利グッズです。

P199カートリッジは久々にMC型。これまでMM型を使っていたのですが、今持っている唯一のMC型の登場。たまには使ってやらないと腐ってしまいます(笑)。オーディオテクニカのAT33LTD(リミテッド・エディション)。この後、ヴィンテージ(VTG)、プレスティッジ(PTG)と似たようなモデルが出ます。

このカートリッジは色が気に入っています。チャコール・メタリック色がシックです。このモデルの元になったAT33Eは金ピカだったのでちょっと趣味が悪い(笑)。でも当時は金ピカカートリッジって結構流行りました。音はやっぱりMC型のほうが高域がしっかり出ますね。 シンバルとかが煌めく感じで、80年代以降の録音にはこれの方がいい感じです。ただ50、60年代の熱いジャズにはミス・マッチな感じですね。

P200 MC型カートリッジには良いMCトランスが必要です。最近のものはとにかく値段が高くて参ります。私が使っているのはFR(フィディリティー・リサーチ)のXG-5。これの売りはパーマロイのリング・コア(トロイダル・コア)を使っているところです。シールドも厳重に行ってあります。

インピーダンス切替があるので便利です。LOW、MID、HIGHの3種類に対応しています。PASSもありますからMM型を使うときにいちいちトランスを外す必要がないのも良いところです。このトランス。一般的に見かけるのは金色のなんですが、これはなぜか黒色です。私は金ピカよりはこの黒色のほうが好きです。

とまあこんな具合で、レコードスタビライザー、カートリッジ、MCトランス、それぞれ語り始めると切りがなくなってしまいます(笑)。

ついでにレコードも紹介。ダイレクト・カット・ディスクです。

P1 デイヴ・グルーシン『ディスカバリー・アゲイン!』(1976年rec. Sheffeld lab)です。メンバーは。デイヴ・グルーシン(p,el-p)、ロン・カーター(b)、リー・リトナー(g)、ハービー・メイスン(ds)、ラリー・バンカー(vib,per)です。出た当時高音質ということで話題になったレコードです。

このレコードを作ったシェフィールド・ラボは高音質のダイレクト・カット・ディスクを作るレーベルとして、オーディオ・ファンの間では有名な存在でした。レーベル・マークの朝顔がとても印象的でした。ダイレクト・カットがなぜ高音質かというと、演奏しているのをマイクで拾い、ミキサーでミキシングしてそのままマスター・ディスクをカットしてしまうからです。間に入る機材や工程が圧倒的に少ないので、ロスが少なく鮮度が高いのです。

普通はテープに録音した後、ミキシングやマスタリングしてからマスター・テープを作り、それでマスター・ディスクをカットするので、工程が多くその間にロスされるものが多いのです。でもやり直しはできます。一方、ダイレクト・カットはミュージシャンやカッティング・エンジニアにとっては大変ですよ。やり直しがきかない一発勝負ですから。こういう理由でダイレクト・カット・ディスクをやるミュージシャンは少なく、レコードも少数です。

日本ではビクター音楽産業やCBSソニーからいくつか出ていますよね。後は当時のオーディオメーカー系のレーベル。オーディオ・ラボやロブスター企画なんかはその手のレーベルです。

さて、このレコードの音質はというと、実は凄く自然な感じなんです。デジタル録音のように音のエッジが立っていません。音の輪郭はソフトです。でも音の芯が非常にしっかりしていて薄くなりません。濃厚な音だと思います。アナログ的なメリハリがあります。特筆すべきはヴァイブラフォンの音。金属を木のマレットで叩く質感が恐ろしくリアルに捉えられていると思います。耳に突き刺さらないけれどインパクトは大きいです。それと時々”チリン、チリン”となる鈴やトライアングルも実にしっかり鳴ります。

音質ばかりの話になってしまうのですが、実は演奏も捨てたものではありません。実に落ち着いたアダルト・フュージョンです。テクニックばかりが目立つフュージョンとは一銭を画しています。グルーシンのしっとりとしたピアノ&エレピを中心に、リトナー、ロン、メイソンといった腕達者な面々がしっかりサポートして音楽を形作っています。

今やiPod全盛。メディアまでなくなろうとしていますが、そんな時代だからこそ、昔あった良いもので今や忘れ去られたものを紹介することも重要だと思います。決して懐古趣味ではありません。良いものを後世に伝えることも重要だと思うのです。

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