« 昨日は「快楽ジャズ通信」の公開収録を見に行ってきました。 | トップページ | こんなアルバムでゆったりジャズに浸るのもいい。 »

西山瞳さん作曲コンペでの受賞おめでとうございます!

今回の「高野雲の快楽ジャズ通信」西山瞳さん おめでとう特集」
「インターナショナル・ソングライティング・コンペティション2009」ジャズ部門
3位に入賞されたそうです!凄いですね。

番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。

冒頭「おめでとうございま~す。」と拍手!楽しそうです。
審査員の中にはジョン・スコフィールドもいたそうですよ。
西山さんは「ジョンスコに聴いてもらえただけでもうれしい。」と言ってました(笑)。
1万5千程の応募があったそうです。
その中の堂々3位!おめでとうございます。

受賞曲《アンフォールディング・ユニバース》
まだCDには入っていないそうです。
奔放初公開!

ピアノ・トリオでの演奏。
最初のメカニカルなメロディーが何となく上原ひろみの曲のようでもありました。
いつも上原ひろみを出してしまうイメージの貧困さ。m(_ _)m
さすがにコンペで賞をとるだけあって、一筋縄ではいかないメロディー。
ベタな美メロではありませんね。
盛り上がった後、クール・ダウンしてから突然終了。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)

「メカニカルな感じから世界がひろがってそれで終わり。
テーマにもどらないんですか?」と雲さん。
「そこがいいところです。」と西山さん。
コンペティションには音源を送るんだそうです。
ここで音楽用語で雲さんから説明があります。
ベーシスト泣かせの曲とのことです。
「皆である山まで持っていく。6/8と3/4を混ぜている。
演奏する皆が戦闘力を刺激するような曲。」などの説明が西山さんから。
「最初固いのがほぐれて広がっていくところがツボ。」と雲さん。
「何か刺激するような曲を作りたい。」と西山さん。
西山さんはマインド的にはコンポーザーのほうが強くなっちゃうそう。

「何がもらえるんですか?」と雲さん。
1000ドル相当の景品をもらったそうですが、
西山さんとしてはあまり有用ではないものだったみたいです(笑)。
1位だけは25000ドルの”キャッシュ”なんだそうです。
受賞曲は全世界に1年間配信してくれるそうです。

西山さんのホームページ からリンクされている先で聴けるそうです。

アルバム『イン・ストックホルム』の話へ。
「店の雰囲気が良いですね。」と雲さん。私も同感です。
でも西山さんのオススメはボーナス・トラック《ユー・アー・ノット・アロン》
グレン・ミラー・カフェではなくストックホルム・ジャズ・フェスでの演奏。
メンバーが前から録音してきた人達なのでいい雰囲気で演奏できたそうです。

ピアノがとてもきれいな音です。
日本的な情緒に溢れた曲。クラシカルな雰囲気も漂います。
結構ピアニスティックな演奏ですね。
西山さんの包み込む優しさに溢れた感じがいいです。
ベース・ソロにおける優しいバッキングも素敵です。
いい曲ですよね。聴いていてうっとりします。
ドラムのブラシも繊細です。

「屋外ライブ録音だけれどとてもきれいな音。」とtommyさんと雲さん。
ピアノはスタインウェイだそうです。
日本にもこういうジャズ・フェスがあればいいのになんて話も。

作曲コンペの話に戻ります。
1位はドラマーのジェフ・ワッツ。
「もういいやろ。審査員になってもいい人なのに。」と西山さん(笑)。
ジェフ・ワッツ『ワッツ』から《デビルズ・リング・トーン》

これも結構抽象的なテーマです。
これはテレレンス・ブランチャードのトランペットと
ブランフォード・マルサリスのテナーが熱いソロ&掛け合いを繰り広げる曲。
ベースのクリスチャン・マクブライドの強靭なベースもいです。
バックではワッツが自在に演奏を煽りドライブさせていきます。
これは硬派の熱い演奏。この手の演奏として私は好きです。
後半セカンド・ラインになってからテーマに戻って終了。
セカンド・ライン部ではブランフォードのソプラノ・サックスがクラリネット的。

「演奏は素晴らしい。メンツも錚々たるもの。演奏は盛り上がって楽しい。」
「でもこれが作曲賞の1位というのがわからない。」と雲さん(笑)。
「演奏はカッコいいけど、もっと若い人に譲ってほしい。」と西山さん。

音源での審査なので、テーマだけでなく演奏の展開なども評価している
のではないかと私は思いました。
セカンド・ラインを取り入れているところなんかはきっと高評価なのでしょう?

tommyさんが雲さんにこのアルバムを貸したのに、忘れていたらしいです(笑)。
どうやら雲さんには受けが良くなかったみたいです。

また西山さんのアルバムに戻ります。
アルバム『メニー・シーズンズ』から。
いい曲はたくさんあるんですが、西山さんオススメ曲で
《メニー・シーズンズ,メニ―・シーンズ,メニー・ソロウズ》

これも美メロ曲ですね。そして情緒に溢れています。
転調だと思う?がアクセントになっている曲。
ベタに甘くなくビターな成分が含まれているのが大人です。
西山さんのピアノはしっかり落ち着いたトーンで鳴っていますね。
曲調とピアニズムがピッタリ嵌っている世界だと思いました。
ベースとドラムもその世界を壊さず。
俗にいうヨーロッパ美メロ耽美系ピアノ・トリオ。いいです。

アルバム2曲目に収録されていますが、1曲目に持ってきたかったそうです。
評論家3人からそれを言い当てられたらしいです。
「自分の音色。テイストがはっきりわかる。」とtommyさん。雲さんも同意。
「西山ワールドがある。」と雲さん。tommyさんも同意。

次は西山さんオススメのピアニスト。フランスのバティスト・トロティニョン。
去年初来日時に西山さんは個人的に連絡をとっていたそうです。
今年来日するかもしれないそうです。

「東京ジャズサーキット2009」に出ていましたね。
この人を世に広めたのはディスクユニオンと寺島さん?
この人の『FLUIDE』はユーロ・ピアノ・トリオ・ファンには外せません。
「なんで上原ひろみが”東京ジャズ”のメインで、トロティニョンが
”東京ジャズサーキット”なのか?」という怒りの声をブログで読みました(笑)。
上原ひろみが”東京ジャズ2009”のメインでいいんです(笑)!
東京ジャズサーキットについては個人的にちょっとしたことがあったのですが、
ここには書きません。ねっ雲さん。

バティスト・トロティニョンの新譜『スイート...』
日本盤のライナーノーツは西山さんが書いているそうです。
雲さんは”ニョン様”なんて言ってます(笑)。
《スイート....》《パート1》

これは一応要チェック盤なので私も購入済みです。
最初は落ち着いていて「これから物語が始まるぞ」的な感じ。
そこから盛り上がって今時NY的メロディーになり4ビートへ。
ジェレミー・ペルトの熱くストレートなソロ。途中でリズム・チェンジも交えます。
続いてトロティニョンのソロ。結構重厚で左右バラバラ弾きもかまします。
これがかなりラフに聴こえます。ライブでの熱くエキサイティングな演奏。
いい演奏だというのはわかります。でも・・・私的には何かがしっくりこない。
で、アルバム評もあげられずにいます。う~ん、悩ましい!

「ライブで50分間(《スイート...》のトータル演奏時間)以上は凄い。
こういうテンションで続くと聴いているお客さんも大変。」と西山さんと雲さん。
「クオリティーが高いだけに聴いていて疲れる。」と雲さん。

ラストはまた西山さんの曲。
作曲コンペでセミファイナルまでいった曲。
西山さんは個人的にはこっちのほうに力を入れて作曲したそうです。
《ソウル・トラベル》
雲さんによると分数コードが多いそうです。これもベーシスト泣かせな曲。

これも一筋縄ではいかない曲です。
変拍子が炸裂(笑)。今時のジャズです。
これも従来の西山さんのイメージとは違う感じがします。
ベース・ソロから、バックは優しくも”ビシビシ”とバッキング。
ピアノ・ソロも複雑ですね。優しく流れそうで流れないところがイイ。
これは確かに力を入れた曲だというのがわかります。
従来路線にこういうのを織り込んでいくと
西山さんの新たな世界が広がっていくんでしょうね。

「これ、素晴らしい。広がりあるし、エキサイティングでいい。」と雲さん。
「いい曲ですよね。」とtommyさん。
「ベースは大変。」と雲さん。
「難しいことをしているのにお客さんには難しく聴こえないのがちょっと。」
と西山さん。私には複雑な曲に聴こえましたよ。

「受賞記念ライブ」があるそうです。
西山さんのホームページ の”Live”をクリックしてチェック!

今日は西山さんの曲だけでなく人柄のキュートな魅力もたっぷりでした。
受賞本当におめでとうございます!

|

« 昨日は「快楽ジャズ通信」の公開収録を見に行ってきました。 | トップページ | こんなアルバムでゆったりジャズに浸るのもいい。 »

ラジオ快楽ジャズ通信3」カテゴリの記事

コメント

いっきさん

昨日はありがとうございました。
本日はレポートありがとうございます。

えーと、西山さんから聞いたんですが、西山さんは、いっきさんのブログをチェックされているとのこと。

なので、きっと読むことを期待して、
西山瞳さんにメッセージ。

>西山さん

先日の収録時のメガネ姿は、萌え~でした(笑)。
ライブの時は、是非メガネ、着用してくださーい!(笑)

投稿: | 2010年6月14日 (月) 00時50分

雲さん。

昨日はお疲れ様でした。
とても楽しいイベントでした。
次回の島田奈央子さんも楽しみにしています。

>えーと、西山さんから聞いたんですが、西山さんは、いっきさんのブログをチェックされているとのこと。

それはとても嬉しいです。
う~ん、やばいことを書いてないといいのですが・・・。

>先日の収録時のメガネ姿は、萌え~でした(笑)。

雲さんのブログを見て私も同じ気持ちでした(笑)。

投稿: いっき | 2010年6月14日 (月) 01時15分

いっきさん

コメントは、はじめてです。
いつもブログ楽しく読ませてもらってます。

快楽ジャズ通信は放送エリアではないので
雲さんのブログ、いっきさんのブログ、tommyさんのブログと
ポッドキャストでイメージ膨らませてたのしんでます。

ただ今回は雲さんの番組に西山瞳さん出演ということもあり、
放送エリアまで車で遠征して聞きました。

「ソウル・トラベル」エキサイティングですよね。
車で音量を上げてしまいました。
確か西山さんの作曲100曲目の曲と言われてた曲。

やっぱり放送を聞くとより緑文字の部分をたのしめますね。
これからも記事期待してます。


>先日の収録時のメガネ姿は、萌え~でした(笑)。
同じく一票(笑)

投稿: とんぐりや | 2010年6月14日 (月) 05時50分

とんぐりやさん。

こんばんは。はじめまして。

>いつもブログ楽しく読ませてもらってます。

どうもありがとうございます。励みになります。

>ただ今回は雲さんの番組に西山瞳さん出演ということもあり、
>放送エリアまで車で遠征して聞きました。

なるほど、それは上手い方法ですね。

>「ソウル・トラベル」エキサイティングですよね。

そうですね。なかなか聴き応えがある演奏でした。

>確か西山さんの作曲100曲目の曲と言われてた曲。

そんなにたくさん作曲しているなんて凄い!
100曲目という節目なので、作曲に力が入ったんでしょうね。
こちらが受賞できなかったのは残念です。

>やっぱり放送を聞くとより緑文字の部分をたのしめますね。

ありがとうございます。
ほとんど直感で書いているので、的外れな場合もあるとは思いますが・・・。

>これからも記事期待してます。

がんばります。

>同じく一票(笑)

ですよね(笑)。

投稿: いっき | 2010年6月14日 (月) 20時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 西山瞳さん作曲コンペでの受賞おめでとうございます!:

« 昨日は「快楽ジャズ通信」の公開収録を見に行ってきました。 | トップページ | こんなアルバムでゆったりジャズに浸るのもいい。 »