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妹尾美里さんは美人だなぁ~、パート・ツー(笑)。

本日の「高野雲の快楽ジャズ通信」「妹尾美里さんを迎えて」
ジャズ・ピアニスト 妹尾美里 さんがゲストです。
リンク先の妹尾さんのブログには今日の放送の感想もあります。
妹尾さん真面目な方ですね~。

番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。

まず最初にお礼から。
前回この番組出演時レポのブログタイトルが 妹尾美里さんは美人だなぁ~。
おかげさまでGoogle検索で常に上位、検索して来てくれる人多数なのです。
妹尾さんには大変お世話になっております。感謝(笑)!

番組最初、きれいな妹尾さんがゲストで、異様なテンション(笑)?

妹尾さんのアルバムを聴いた雲さんの感想は、
「1枚目はコロンで言うと動物系で2枚目は柑橘系。」
2枚目『ラヴィ』は切り口も色々でバリエーション豊かな内容。

ますはその『ラヴィ』から《黒猫》
この曲にした理由は
「妹尾さんの雰囲気が猫系だから。それも海外の猫。」と雲さん。
「猫が大好きなので似るんですかね~。」と妹尾さん。

今、この手のピアノ・トリオはファンが多いのです。
躍動的なリズムと哀愁のメロディーはお約束。
私も結構好きです。
ラストの繰り返しとドラム・ソロがなかなか面白いです。
妹尾さんのイメージとちょっと違うのです。結構コテコテ(笑)。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)

妹尾さんはミシェル・ペトルチアーニが好きということで
前回この番組にゲスト出演。
ペトルチアーニと同じくらいミシェル・カミロも好き。
ということで、今回アルバムを持ってきていただいたそう。

前回の番組で、雲さんはダークなペトルチアーニを選曲。
一方、妹尾さんは明るく陽気でブライトなタッチのものを選曲。
雲さんは、そんな妹尾さんなのでカミロも好きなんだと繋がったそう。

「パフォーマンス的に凄くて引き付けられる部分もあるけれど、
その前に凄く感動して、ライブを観て涙が出たこともあるんです。」と妹尾さん。
凄くゴリゴリいくんだけれど、きれいで繊細な部分もあって好きとのことでした。

妹尾さんのおすすめ曲。
哀愁漂う感じとラテンの感じが合わさったのがお好きだそう。
ミシェル・カミロ『ランデブー』から《フロム・ウィズィン》

なんとなくチック・コリアのスペインに通じる曲。
松岡直也っぽいところもあります。
アンソニー・ジャクソンのエレクトリック・ベースが重くてイイ感じ。
対するカミロとドラムのデイブ・ウェックルは軽快に。
私的には、上手さは認めつつもカミロの軽さが今一なところではあります。
”哀愁のラテン”寺島さんが好きなパターンです(笑)。
昨日の「PCMジャズ喫茶」ではこのパターンを2曲もかけました。
もちろん寺島さんはカミロのような弾きまくるピアノは嫌いですけどね(笑)。

「弾きまくりで気持ちいい。アンソニー・ジャクソンの小技も効いてる。」と雲さん。
「アンソニー・ジャクソンが気持ちいい。」とtommyさん。
「アンソニーのようなエレクトリック・ベースと共演したいですか?」と雲さん。
「エレベの方としばらくやったことがあるけれど、今の自分の音楽には
ウッド・ベースが合います。」と妹尾さん。

雲さんのミシェル・カミロのおすすめ曲。
以前ペトルチアーニ特集の帰りの打ち上げで、パエリアを食べに行ったそう。
そこの店では雲さんの顔を見ると《スペイン》と思うらしく、かけてくれたとか。
昔はリクエストしたのに、今は行けばかけてくれるとのこと。
ミシェル・カミロ&トメティート『スペイン』からタイトル曲。

私、これ新宿のタワーレコードの試聴機で聴いて、
一時期買おうと思っていたのですが買わずじまい。
こういう曲調はカミロの得意とするところなんでしょうね。
トメティートのギターとのマッチングはなかなかいいです。
ギターとのデュオなので、カミロは幾分控えめに弾いている感じ?
聴いていて気分が爽やかになるので私はこの演奏がいいと思います。
まっ、《スペイン》という曲が単に好きなだけかもしれません(笑)?

これは妹尾さんも大好きだそう。
「ギターとやりたいと思いませんか?」と雲さんが質問。
「なかなか敷居が高そう。」と妹尾さん。
ここでちょっと雲さんがプロデューサーする妹尾さんとギターの共演話。

次はメロディアスなピアノということでブラッド・メルドー。
「妹尾さんのツボに響くんじゃないかと思い感想をききたかった。」と雲さん。
ブラッド・メルドーの『エルゲイア・サイクル』から《レジグネイション(放棄)》

P138_2 

私はメルドーの新譜『ハイウエイ・ライダー』を聴いて、
メルドー探求心が湧きあがり、最近このアルバムを買いました。
クラシックのピアノ曲を聴いているような感じです。
メルドーのほの暗い美意識の曲ですね。
ちょっと心が沈んでいく感じですが、こういう”美”も悪くないです。
さすがはメルドー、ピアノが上手いです。

「妹尾さんはクラシックを勉強してきたので、これはどうでしたか。」と雲さん。
「このアルバムは聴いたことはないです。抑えていてクールな感じがします。
きれいで素敵。バッハを思わせます。カミロとは対照的。知的な感じ。」
と妹尾さん。
「妹尾さんはこういう曲を弾きそうですよね。
それとも弾いていくとどんどん熱くなったりしますか?」と雲さん。
妹尾さんはどちらっとも言えなそうな返事でした。
最近はソロを中心にライブ活動をしているとのことです。

「ピアノ・ソロはジャズっぽくするのが難しいんじゃないですか?」とtommyさん。
「ソロは楽しいです。弾きながら次の展開を考えるのが楽しい。
弾きながら作っていくところがジャズ?即興部分が強くなって面白いです。
自分としてはジャスを意識していません。」とのお答えでした。
即興部分が強くなるのがジャズ。私はその通りだと思いました。

妹尾さんと同じ神戸出身ということで、橋本一子のピアノ・ソロ。
『ヴィバン』から《遊園地の恋》

P13

この曲、私が持っているレコードには収録されていません(涙)。
私はこういう遊園地を思わせる懐かしい曲が好きです。
映画に出てきそうな懐かしくロマンティックな曲。
これはまたまた出ましたの雲さんと私の”胸キュン”メロディー(笑)?
この曲を聴いていると私は”ウルウル”になります。
もちろんジャズではありません。
余談ですが、カシオペアの25周年記念アルバム『マーブル』の中の
《ブレッシング》が似た曲調。ウルウルものです。私的名曲だー(笑)!

「こういうピアノが嫌い。これならクラシックを聴いた方がいい。」とtommyさん。
「そういうところでなく、一子さんのピアノは生で聴くと音がフワッと広がる。
空気感、広がり感を感じてほしいかったです。それが一子さんの本領。
表現力が凄いんです。」と雲さん。
「そこまでいけない。これはジャズのエリアに入れられない。
こういうのを聴くのは嫌いではない。一子さんは激しいのがいい。」とtommyさん。

「次にかける妹尾さんの曲もtommyさんは嫌いと言うかもしれない。」と雲さん。
妹尾さんの『ラヴィ』から《マロングラッセ》

ピアノ・ソロです。
これもクラシック的ですね。
曲調はJ-POPだと思います。TVドラマの主題歌になりそう。
こういうのはジャズとして聴いてもしょうがないです。
これはこれで妹尾さんの曲としていいと思います。

「旋律がかわいくて好き。」と雲さん。
これは1枚目の『ローズ・バット』にも収録されている曲です。
「2枚のアルバムにアレンジを変えて入れるのは思い入れがあるからですか?」
と雲さん。
「メロディーがかわいく親しみやすい。デザートみたいな感じで入れている。」
と妹尾さん。
「インストゥルメンタルとして気持ちいい。カテゴリーはジャズではなく新しい
カテゴリー。」とtommyさん。
「この曲はジャズじゃなくラヴです。」と雲さん(笑)。
「これはジャズというカテゴリーじゃない。新しいカテゴリーが出来るといい。」
とtommyさん。
「『ジャズじゃない』という表現には、『これはジャスじゃないから認めない。』
という蔑視の視線があるから嫌い。」と雲さん。
「昔はそうだったけど最近はそうでもない。」とtommyさん。
微妙に噛み合っていないかも?

ここのtommyさんのご意見は以下の私の記事へのコメントも参照願います。
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-4e04.html
こういう曲をジャズにカテゴライズしちゃうと、今の保守的なジャズ・ファンには
受けないだろうと。
それならジャズ以外にカテゴライズして、広く音楽ファンに聴いてもらったほうが
良いのではないか?
という意味のことを言おうとされていたのではないかと思います。

妹尾さんおすすめのカミロの曲。
『ミッシェル・カミロ』から《スイート・サンドル・パート1》

これは軽快なテクニカル・フュージョン(笑)。
これはこれでいいとは思います。
この曲も《スペイン》の匂いがする曲ですね。
妹尾さんは意外とラテン系がお好き?
カミロのピアノは良くも悪くも軽いんですよね~。
まあ、これは重く暑苦しいのをたくさん聴いちゃったジャズ・マニアの戯言(笑)。
tommyさんはこの辺りを熱く語っています(笑)。

「ピチピチ元気ですね。元気なカミロが好きなんですか?」と雲さん。
妹尾さんは最初にカミロを聴いて、この曲がカッコイイと思ったそう。
tommyさんは「いや~っ、ちょっとって感じ。僕はペトルチアーニが大好き。
こういうラテン・アプローチはペトルチアーニもしていて、
ラテンとしてはカミロが上手いが、ラテン・ジャズとしてはペトルチアーニに
”グッ”とくる。僕的にはちょっとしたフレーズの回し方にジャズ濃度が薄い。
ペトルチアーニは腰の座り方、こぶしの回し方、フレージングの仕方が
昔から聴いているジャズに触れるところがある。対してカミロはそれが少ない。」
との感想。
「尻が軽いと?」と雲さん。
「極端にそういうことではないがちょっと軽いかな~というところがある。」
とtommyさん。
tommyさんの感想。よ~くわかりますよ(笑)。

今日は面白かったです。
tommyさんも色々思うところがあったようです。
私は何でもありだから今日かけた曲は特に否定すべきものはないですが、
正直に言えばやっぱりカミロは軽い(笑)!
言い回しに注意して書いたらかなり時間がかかりました。
表現に誤りがあればメール下さい。tommyさん。雲さん。
疲れた。ふぅ~。

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コメント

いっきさん、おはようございます。

レポートありがとうございました。
この内容はディレクターOさんの手腕によるところですね。
オイラは、もっとあっち方向を向いていたと思います(笑)。

>「『ジャズじゃない』という表現には、『これはジャスじゃない
>から認めない。』
>という蔑視の視線があるから嫌い。」と雲さん。

多くのジャズマニアの中には、そういう意識はまだあると思いますよ。
でも、そういう時代状況でもないんですよね。
逆にジャズコーナーには行かない音楽ファンの方が多い訳で、
「聴かれてこそ音楽」なのですから。
地方ではジャズコーナーは撤去している店も多く、あっても品揃えが悪い。
ブルーノート1100円シリーズで完結しているのが殆ど。
多く人に聴かれる正しい座標は、あってもいいと考えます。

妹尾さんのブログも読みました。
真摯な姿勢と正しい認識だと思います。
「ジャズじゃないじゃん!」は、いつも本人を悩ますテーマだったことは伺い知れますね。
妹尾さんはジャズピアニストではないという認識は、本人のためにも大切かも?。

オイラはジャズピアニストと思って、話しているから面倒くさい(笑)。

投稿: tommy | 2010年4月26日 (月) 12時04分

tommyさん。こんばんは。

>レポートありがとうございました。

いえいえ、どういたしまして。

>この内容はディレクターOさんの手腕によるところですね。
>オイラは、もっとあっち方向を向いていたと思います(笑)。

編集前のやつを聴いてみたいです(笑)。

>多くのジャズマニアの中には、そういう意識はまだあると思いますよ。
>でも、そういう時代状況でもないんですよね。

おっしゃるとおりだと思います。

>多く人に聴かれる正しい座標は、あってもいいと考えます。

確かにそうですが、座標を決めないと多くの人に聴いてもらえないということ自体が、本当は問題なんですよね。

>妹尾さんはジャズピアニストではないという認識は、本人のためにも大切かも?。

《マロングラッセ》はジャズ度は薄かったかもしれませんが、あれはご本人もデザートという認識で、メインディッシュのほうは、私はジャズだと思います。
一応私は今時のマイナー・ピアノ・トリオもそこそこ聴いていますから、tommyさんとはちょっと認識が異なります。

投稿: いっき | 2010年4月26日 (月) 23時19分

>一応私は今時のマイナー・ピアノ・トリオもそこそこ聴いていますから、
>tommyさんとはちょっと認識が異なります。

うわっ、世の中そういうことになっているんですか?
オイラ、体で自然にやっているジャズが好きだからなぁ〜。
面倒くさいことになっていますね〜(笑)。

基本、渋谷系シカゴ派としては、黒くないものにはフタをする(笑)。

投稿: tommy | 2010年4月27日 (火) 01時18分

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